まつや清の日記 マツキヨ通信

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「みのもんたの朝ズバッ」で「ゲリラ雪」の解説

2012年01月24日 | ニュース・関心事
<「みのもんたの朝ズバッ」で「ゲリラ雪」の解説>

本当に寒い朝でバイクの座席シートはがちがちに凍っていました。「みのもんたの朝ズバッ」で人気高い井上貴博さんが「ゲリラ豪雨」をなぞらえた「ゲリラ雪」なる新語で東京での今シーズン初の積雪を解説していました。

ゲリラ雪とは、エルニーニョ現象と逆の海水温が下がり急激に寒気をもたらすラニーニャ現象の影響であること、1日の降る量は大したことなく短時間に集中に降る、急激に気温が下がるので体にも注意であることなのだそうです。

それにしても、ゲリラという言葉、日常語と化しました。といっても私たちの青年期、今から40年以上も前ですがキューバ革命を成し遂げたチェ・ゲバラの『ゲリラ戦争』(中公新書)は若者の必読書みたいな感じで日常語。

中国革命においても毛沢東の『遊激戦論』(中公新書)も多くの若者の人気本。日本では、明治維新において長州藩の高杉晋作がフランス語のゲリラを奇兵隊と翻訳。菅前首相は山口県出身で自らを「奇兵隊内閣」と表現しています。

この「ゲリラ」という言葉は、もともとは軍事用語で正規軍と非正規軍の非正規軍を指すものです。毛沢東のように都市労働者の蜂起に対して農民の根拠地論と結び合わせて使うなど、いずれにしても戦争戦略の中の言葉。

「ゲリラ豪雨」「ゲリラ雪」と今は、天候、自然現象、「人間―自然」関係の中の日常用語となっていますが、ゲリラの意味をじっくりと考えてみなければならなのかもしれませんね。