まつや清の日記 マツキヨ通信

静岡市議会議員 まつや清の日常を毎日更新!

肥田舜太郎さんが喝破する放射能汚染時代の生き方

2012年01月29日 | ニュース・関心事
94歳で90分立ちっぱなしの講演は聞きしに優るパワフルな肥田舜太郎さんそのもでした。福島原発震災情報連絡センターの設立総会にお呼びしたかった方ですので非核の政府を求める静岡の会の総会には初めてでしたが参加しました。

90名の会場に150名程の方々で50名ほどが立ったまま。「自分は、こうした集会に呼ばれて話すのは嫌だった。何故なら内部被ばくへの対策の確信がなかったからだ。今免疫を強くする、昔ながらの食事と生活をすることだ、といえる。
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生まれてくる10万人に二人は自然放射能の影響を受けて生まれるが、それ以外は自然の太陽の下で免疫力をつけることが出来るようになった。夜中にテレビや仕事、まるで自殺をするようなもので免疫力を壊している。早寝、早起き。

下痢や鼻字を出すような症状も出始めている。日本中が放射能に汚染されてしまった。こういう中でこれからどうやって生きるか。日本の医者は放射能による健康被害を知らない、相談に乗れない。経験のない医師に力はない。

広島や長崎の被ばく者の実情をもっとみんなで伝えなければならなかった。ところが日本人は放射能のことを一番知らなければならないのに被爆者を差別してきた。まず反省しなければならない。呑気に生きれば幸せになるなんて嘘。

原発は事故さえなければ安全か。日常的に放射能を出している。働いている人は被ばくしている。安全許容値なんていうものは経済の立場で運転する側の言い分だ。アメリカに行って内部被ばくの資料を入手して実情を知った。

これから早くて1年、遅い人手10年、放射能汚染が起こるだろうと推測している。頑張ってきた被曝者の生き方を学ぶしかない。タバコはすぐにやめる。母親は子供を厳しく躾ける。もう、放射能の影響なく生きることはできない。

脅かして嫌な思いをさせるのが目的ではない。全部の原発を止めるしかない。これは大人の責任だ。」実は、この話の途中に広島での原爆投下後の3日間のむごたらしい被害の実情が語られているのですが割愛させてもらいました。

1000年に一度の地震災害、10万年に及ぶ原発廃棄物の管理、私達のあらゆるものの考え方の捉え直しと新しい政治が求められています。肥田さんの話で味わった感動、明日の福島原発震災情報連絡センターで伝えたいと思います。