夜な夜なシネマ

映画と本と音楽と、猫が好き。駄作にも愛を。

『劇場版 艦これ』(TOHOシネマズ1ヶ月フリーパスにて鑑賞の17本目@梅田)

2017年01月30日 | 映画(か行)
『劇場版 艦これ』
監督:草川啓造
声の出演:上坂すみれ,藤田咲,井口裕香,佐倉綾音,竹達彩奈,東山奈央,野水伊織,
     日高里菜,タニベユミ,大坪由佳,中島愛,洲崎綾,堀江由衣,川澄綾子他

TOHOシネマズ梅田で3本ハシゴの3本目。
『傷物語 III 冷血篇』『本能寺ホテル』→これ。

「艦これ」は「艦隊これくしょん」の略で、
ブラウザゲームとして配信されている育成シミュレーションゲーム
第二次世界大戦時の大日本帝国海軍の軍艦を中心とする艦艇を女性キャラクターに擬人化。
擬人化されたキャラクターを「艦娘(かんむす)」と呼び、
ゲーム中では彼女たちを集めて強化、敵と戦闘して勝利を目指すのだそうです。

てなぐあいに説明されても、知らない人は何それという感じかと。
私もなんとなくイメージはしていましたが、観てなるほど。
キャラクターの女の子たちが戦艦さながらに編隊し、海上を滑ってゆきます。
彼女たちの名前は実在した艦艇そのまま。
「正規空母 蒼龍」とか「駆逐艦 吹雪」とか「戦艦 大和」とか。

誰がどのようにしてこんなもんを思いつくのか。
面白いなぁとは思いますが、TVアニメ版を観ていないものだから、
わんさか出てくる女の子に、誰が誰やらさっぱりわからん。
途中から疲れた目を休めるべく瞑ったら、アニメ声がツラくなり。(^^;

敵となるのは深海棲艦と呼ばれるこれまた女性の形態。
艦娘は撃沈されると徐々に深海棲艦と化するのですと。
一応ストーリーもあって、ずっと観ている人にはたまらんのだと思います。
が、ゲームオタクでもアニメオタクでも艦艇オタクでもない私にはムリッ!

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『本能寺ホテル』(TOHOシネマズ1ヶ月フリーパスにて鑑賞の16本目@梅田)

2017年01月29日 | 映画(は行)
『本能寺ホテル』
監督:鈴木雅之
出演:綾瀬はるか,堤真一,濱田岳,平山浩行,田口浩正,高嶋政宏,近藤正臣,風間杜夫他

3本ハシゴの2本目、前述の『傷物語 III 冷血篇』の次に。

『プリンセス トヨトミ』(2011)と同じ、鈴木雅之監督、
キャストも同じ顔ぶれで、綾瀬はるか堤真一
『プリンセストヨトミ』の原作者は万城目学だったわけですが、
本作も最初は万城目ちゃんによるオリジナル脚本が書かれていた模様。
それを製作のフジテレビがなかったことにしたとかで、盗作疑惑が出ているそうですね。
本作は万城目ちゃん原作と言われても違和感のない作品ですが、
まさに彼のアイデアを盗んでつくられた作品だったとすれば許しがたい。
万城目ファンの間では映画不視聴運動が起きているとか。

……なんてことは知らずに観に行きました。
面白かったから、盗作が事実だとすれば余計に残念だなぁ。

東京に暮らす倉本繭子(綾瀬はるか)。
勤務先の会社が倒産、転職活動も上手くいかずに困っていた折り、
交際中の恋人・吉岡恭一(平山浩行)からプロポーズされる。
このうえないチャンスと友人たちから言われ、結婚することに。
恭一の父親・征次郎(近藤正臣)は、京都の老舗料亭の経営者。
征次郎に挨拶するため、繭子は京都へ向かう。

京都に到着後、恭一と落ち合うはずだったが、
ホテルの予約日を繭子が間違えてしまった様子。
観光シーズンで付近のホテルはどこも満室。
途方に暮れて歩く路地裏で、レトロなたたずまいの“本能寺ホテル”を発見。
ダメモトで問い合わせてみたところ、空室があるという。

本能寺といえば、1582(天正10)年6月2日に起きた「本能寺の変」の舞台。
織田信長(堤真一)に仕えていた明智光秀(高嶋政宏)が謀反を起こし、
本能寺に宿泊中の信長の寝込みを突いて襲撃。
光秀ら謀反組に包囲されたのを悟った信長は、森蘭丸(濱田岳)と共に自害。
えらく不吉な名前をホテルに付けたものだと繭子は訝る。

ホテル支配人(風間杜夫)からルームキーを受け取った繭子は、
宿泊階でエレベーターを降りようとしてビックリ。
そこはなんと1582年の本能寺で……。

繭子が本能寺で最初に会うのが蘭丸。
それが蘭丸だとはわからないから、蘭丸が「親方」と呼ぶのが誰なのかもわからない。
まさか織田信長だとは思いもよらず、
家臣なら恐ろしくて誰も言えないことを繭子は言う言う。

濱田岳が演じれば楽しいのは当たり前、蘭丸が可笑しい。
信長役の堤真一との掛け合いにふきだすこと数回。
時代考証をきちんとしたい人にはおよそ不向きな作品なのでしょうが、
細かいことは放っておいて楽しむには良い作品だと思います。

皇室御用達で高円宮典子様の結婚披露宴の引き菓子にも使われた、緑寿庵清水の金平糖。
見た目もすごく可愛くて、お店に行くと心が躍ります。
本作を観たら久しぶりに行ってみたくなりました。
京都が好きな人はさまざまなシーンで嬉しくなることでしょう。

織田信長豊臣秀吉徳川家康で人気投票をすれば、圧倒的人気を誇る信長。
この世に和平が訪れるのならば、誰が天下人になったってかまわない。
彼は心底そう思っていたと信じたい。

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『傷物語 III 冷血篇』(TOHOシネマズ1ヶ月フリーパスにて鑑賞の15本目@梅田)

2017年01月28日 | 映画(か行)
『傷物語 III 冷血篇』
総監督:新房昭之
監督:尾石達也
声の出演:神谷浩史,坂本真綾,堀江由衣,櫻井孝宏

おそおその時間から北新地で韓国料理を食べる約束あり。
午後休を取って、そのお店に比較的近いタイムズに駐車。
TOHOシネマズ梅田までテクテク歩き、フリーパスで3本ハシゴ。

しかし、この日は両眼に違和感。
久々に「めばちこ」かと思ったら、どうも結膜炎らしい。
前週なかばには風邪で発熱した日もあったので、体が相当弱っています。
それでも行くのかよ、映画に。(--;
ドラッグストアで目薬を購入し、点眼してから鑑賞。

そういえば、風邪薬を飲もうとしたおかげでわかったことひとつ。
鑑賞前にコンビニで昼食と水を購入ししようと思ったら、
お昼休み時とあってコンビニのレジに長蛇の列。
あきらめてTOHOシネマズでフォカッチャサンドとアイスティーを購入し、
「ミネラルウォーターって販売されていますか」と尋ねたら、
「お薬を飲まれる場合に限り、お水をお渡ししています」とのこと。
ドリンクと同じ大きめのカップに半分ほど水を入れてくださいました。
なんと、そんなサービスがあったのか。スバラシイ。

西尾維新原作のTVアニメ、3部作の第3部。
確かほかに観るものがなくて観た『傷物語 I 鉄血篇』(2016)。
そうしたらこれがえらい面白さで、『傷物語 II 熱血篇』(2016)も劇場で。
ここまで来たらもちろん第3部も観たいです。やっぱり面白い。

瀕死の吸血鬼キスショット・アセロラオリオン・ハートアンダーブレードを助け、
助けたせいで自分も吸血鬼にされてしまった男子高校生・阿良々木暦(あららぎこよみ)。
四肢を失ったキスショットの従僕として務める。

暦は人間に戻してもらうため、キスショットの四肢を取り戻そうと、
彼女の四肢を奪った吸血鬼ハンターと対決。
そして見事にハンターたちを倒し、四肢を奪還する。
これが第2部までのあらすじ。

第3部の冒頭は、暦とハンターのために戦う場を設けた交渉人・忍野メメが暦と語るシーン。
キスショットは四肢を奪われただけだと暦は思っていたが、
実はメメがひそかにキスショットの心臓を抜き取っていた。
暦が四肢と心臓をキスショットに返すと、彼女は完全復活する。

しかし、復活したキスショットは食欲も戻り、人間の肉体を欲するように。
瀕死だったキスショットを暦が助けたがために、
人間を食い散らかすキスショットを復活させてしまった。
落ち込む暦に同学年の巨乳優等生・羽川翼(はねかわつばさ)が言う、
「仕方がないよ。彼女が人間を食べるのは、私たちが牛や豚を食べるのと同じ」。
そして、「彼女を殺せるのは阿良々木くんしかいないのでは」と。

こうして暦はキスショットと対決することに。
キスショットを殺せば、人間は吸血鬼に怯えることもなくなるし、
暦自身も人間に戻ることができるのだが……。

3部作通して非常に面白かったです。エログロのバランスも相変わらずイイ。
西尾維新か監督か、はたまたどちらも巨乳好きなのか、
キスショットと翼の乳はスゴイです(笑)。
暦がキスショットと対決するさいに巨乳に気を取られぬよう、
翼の乳を揉ませてくださいと頼むシーンは爆笑。
その妄想シーンは堂々たるエロアニメと言ってもいいぐらいです。

それはさておき、ストーリーがわかりやすく、絵も綺麗。
登場人物がとても少ないから、相関図がややこしくなることもない。
西尾維新独特の漢字の見せ方や音楽の使い方も好きです。

タダじゃなくても絶対に観たいアニメです。

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『好きになるその瞬間を。~告白実行委員会~』(TOHOシネマズ1ヶ月フリーパスにて鑑賞の14本目@西宮)

2017年01月27日 | 映画(さ行)
『好きになるその瞬間を。~告白実行委員会~』
監督:柳沢テツヤ
声の出演:麻倉もも,花江夏樹,代永翼,細谷佳正,松岡禎丞,東山奈央,
     神谷浩史,戸松遥,梶裕貴,阿澄佳奈,鈴村健一,豊崎愛生他

雪の日に『劇場版 動物戦隊ジュウオウジャーVSニンニンジャー 未来からのメッセージ from スーパー戦隊』とハシゴ。

これもおそらくフリーパスがなければ劇場では観ないだろう作品。
クリエイターユニット“HoneyWorks”の楽曲を中心に展開するシリーズ・プロジェクト、
“告白実行委員会~恋愛シリーズ~”を基にした劇場版アニメーションの第2弾。

第1弾の『ずっと前から好きでした。~告白実行委員会~』(2016)はDVDで観ました。
そっちの主人公は桜丘高校3年生の女子、榎本夏樹。
彼女は隣家に住む幼なじみで同い年の瀬戸口優のことが大好き。
ついに告白するものの、気まずさからつい「なんちゃって」と言い足し、
いまのは告白の予行練習だと嘘をついてしまいます。
そんな夏樹に想いを寄せるのが同級生の綾瀬恋雪で……というお話でした。

この第2弾はその続編かと思ったら、第1弾と時期がかぶります。
こっちの主人公は優の妹で中学1年生の瀬戸口雛。
彼女はひょんなことから3年生の恋雪を知り、恋するように。
恋雪と同じ高校へ行きたい一心で猛勉強、桜丘高校へ入学します。
ところが恋雪は夏樹のことが好きだと判明。第1弾へとつながるわけ。

夏樹の弟の榎本虎太朗と雛は憎まれ口ばかり叩きあっているけれど、
虎太朗はずっと前から雛のことが好き。
雛が恋雪に恋していると知って「あんな奴のどこがいいんだ」と悶々。

その頃、もともとはメガネ男子で存在感の薄かった恋雪が、
夏樹を振り向かせるためなのかイメチェン。
いきなり全校女子の眼中に入り、モテはじめます。
「私のほうが前から恋雪先輩のことを好きだったのに」と雛も悶々。

いろんな想いが錯綜して胸キュンキュンします(笑)。
これだけ電話やメールが普及している時代なのに、
ラブレターはやっぱり手書きなんだと嬉しくなりました。

まわりはほとんどが女子中高生。
そんななかに時折まじる、私のような年齢の女ひとり客。
しかしそれよりもオッサンのひとり客が多いのはなぜだぁ!?

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『劇場版 動物戦隊ジュウオウジャーVSニンニンジャー 未来からのメッセージ from スーパー戦隊』(TOHOシネマズ1ヶ月フリーパスにて鑑賞の13本目@西宮)

2017年01月26日 | 映画(さ行)
『劇場版 動物戦隊ジュウオウジャーVSニンニンジャー 未来からのメッセージ from スーパー戦隊』
監督:竹本昇
出演:中尾暢樹,柳美稀,南羽翔平,渡邉剣,立石晴香,國島直希,
   西川俊介,松本岳,中村嘉惟人,矢野優花,山谷花純,多和田秀弥他
声の出演:嶋大輔,中田譲治,岩田光央,寿美菜子,福原遥,佐々木望他

雪に見舞われた日、サッカーの練習があるはずのダンナを起こしたけれど、
グラウンドコンディション悪く、練習は中止に。
ということは車は空いている。でもこの雪ではきっと渋滞。
おとなしく箕面駅まで歩くことにしました。滑らないように恐る恐る。
箕面は豪雪(笑)だったのに、神戸線の車窓から見える景色はピーカン。
やっぱり私の住んでいるところって「北摂」なんだわぁと実感しました。

なんぼ観るものがないからって、こんなんまで観に行くのは変なんじゃなかろうか。
そう思いつつも、観てみなければわからんというポリシーのもと、本作を。
“仮面ライダー”シリーズでしばしば睡魔に襲われているように、
これも盛大に寝てしまうんじゃなかろうかと思ったら、お、面白い!
ストーリーはわかりやすく、出てくる男の子みんなカワイイ。
どうしよう、今後“スーパー戦隊”シリーズまでお金を出して観るようになったら。(^^;

名前から察せられるとおり、ジュウオウジャーは動物をモチーフとした戦隊。
詳しいことはまったくわかりませんが、人間の顔と姿をしているときと、
獣の顔をしているときと、いわゆるヒーローの姿をしているときがあるようです。
ニンニンジャーはもちろん忍者。ヒーローの姿になるとどちらも似ているから、
私には一気に見分けがつきにくくなります(笑)。どちらも6人構成らしい。

風切大和(中尾暢樹)らジュウオウジャーの5人は、河原でキャンプ。
あとの1人、門藤操(國島直希)は、仲間のために弁当づくりに精を出し、集合時間に遅れてしまう。

そこへ伊賀崎天晴(西川俊介)らニンニンジャーの5人が襲いかかる。
彼らはなぜかジュウオウジャーを悪者と思い込んでいる様子で、
大和らが話をしようにも聞く耳を持たないから応戦するしかない。

互角の戦いに追いつ追われつ、大和と天晴は皆から離れた場所まで来てしまう。
ふたりがにらみ合うなか、どこからともなく出現した少年忍者。
彼は未来からきた天晴の息子・快晴(石川樹)で、
スーパー戦隊の危機を知らせるために忍法でタイムスリップしてきたのだ。

快晴によれば、天晴は宇宙生物ルンルンに騙されているのだと言う。
確かに天晴らは、ルンルンからジュウオウジャーが悪者だと吹き込まれていた。
ルンルンの目的は、両者を戦わせて、スーパー戦隊を自滅させること。
その目論見に嵌まってしまったため、快晴のいる時代にはスーパー戦隊はいないのだと。
そうと知った天晴と大和は仲直り、慌てて仲間のもとへと向かう。

一方、そんな事情をまだ知らない残りのニンニンジャーは、操を発見して拉致。
ところがあとの1人のニンニンジャー・キンジ・タキガワ(多和田秀弥)も
偶然残りのジュウオウジャーと遭遇、拉致されてしまう。
こうしてお互い人質を用意して再び会った彼らは、死闘を繰り広げるのだが……

最初のスーパー戦隊は、私が子どもだったころの“ゴレンジャー”。
40年以上経ってCGの技術が飛躍的に上がっているから、
昔に比べればそりゃ派手だけど、基本路線は同じなのが嬉しい。
ギャグは50年前より断然多い。笑えるところがないとアカンということか。

ギャグじゃないけど可笑しいものいろいろ。
手裏剣UFOって、忍者がUFOかい!
攻撃のさいのかけ声(とは言わんか(^^;)が「パオーッ」だったり、
「野性解放!」とかいうのもいちいちワラける。

ジュウオウジャーとニンニンジャーがもう駄目かと思ったときには、
スーパー戦隊OBがズラーッと出てきて宇宙から応援。
ここは不覚にもウルッときてしまいました(笑)。

想定外の楽しさだったのよ。また行こう。
ほいであの、カエルのかぶりものを被ってゲロゲロ言うてる寺島進は何!?

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