夜な夜なシネマ

映画と本と音楽と、猫が好き。駄作にも愛を。

今年観た映画50音順〈わ行〉

2020年12月31日 | 映画(わ行)
《わ》
『私のちいさなお葬式』(原題:Thawed Carp)
2017年のロシア作品。
ロシアの寒村にひとりで暮らす73歳のエレーナ。
心臓に疾患があることがわかり、「いつ死んでもおかしくない」と医師から言われる。
都会に暮らす息子オレクは仕事で忙しいらしく、もう長く実家に帰って来ない。
そんな息子に迷惑をかけたくなくて、自分の葬式の準備を始めるのだが……。
葬式の準備って、遺言を書くとかそういうレベルではないんです。
自分の死亡確認書を取り付けて、埋葬の手続きを進める。
もちろんまだ死んでもいないのに死亡確認書なんて発行されるわけがないけれど、
教師だったエレーナは、教え子があちこちにいて協力してくれる。
ドタバタしつつものどかで、なんだか平和な作品でした。

《を》《ん》
なし。

これにて終了。
2020年は一度たりとも休まずにブログを更新できました。
これも毎日覗いてくださる人がいるからのこと。
励みになります。ありがとうございました。
皆様、どうぞ良い年をお迎えください。
今からあと1本観に行くか悩み中です(笑)。

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今年観た映画50音順〈ら行〉

2020年12月31日 | 映画(ら行)
《ら》
『嵐電』
2019年の日本作品。
京都造形芸術大学映画学科のプロジェクト“北白川派映画芸術運動”により製作。
このプロジェクトのテーマは、「プロと学生が共同で映画を企画・製作していく」だそうです。
京都を走る市街電車“嵐電(らんでん)”をモチーフにした3組の男女の恋模様。
1組目は夫婦。嵐電にまつわる物語の取材に訪れた平岡(井浦新)が、
かつて妻(安部聡子)と京都を訪れたときのことを回想。
2組目は太秦の映画撮影所で出会った男女。
カフェでバイトする嘉子(大西礼芳)は撮影所に弁当を配達したさい、
俳優の譜雨(金井浩人)に京都弁の指導をしてほしいと頼まれる。
3組目はもっと若い男女。
地元の鉄ヲタ高校生(石田健太)は学校を休んで嵐電の撮影に必死。
青森から修学旅行に来ていた女子高生(窪瀬環)がそんな彼を好きになる。
監督は鈴木卓爾が務め、不思議感いっぱい。
嵐電を懐かしむには良い作品でしたが、ファンタジーの度合いが高すぎる。

《り》
『リトル・モンスターズ』(原題:Little Monsters)
2019年のイギリス/オーストラリア/アメリカ作品。
“未体験ゾーンの映画たち 2020”で上映。
デスメタルバンドの冴えないギタリスト、デイヴは、
恋人と破局後、シングルマザーの姉の家に転がり込む。
甥のフェリックスを幼稚園まで送ったさい、キャロライン先生に一目惚れ。
下心満載でお手伝いの名目で遠足について行くが、
目的地の牧場に軍の研究施設から逃げ出したゾンビが押し寄せて……。
牧場には子ども番組の人気者テディも来ているのですが、
こいつが腹立たしいほど自己チューのどうしようもない奴。
ゾンビに噛みつかれたときは万々歳。
走らないゾンビだから安心。歌っている間は襲われないのもワラける。

《る》
『LE CHOCOLAT DE H ル ショコラ ドゥ アッシュ』
2018年の日本作品。Amazonプライムビデオにて有料鑑賞。
世界で評価されている日本人ショコラティエ、辻口博啓氏を追ったドキュメンタリー。
石川県の和菓子屋の息子として生まれた彼が洋菓子職人を目指したのは、
小学生の頃に参加した友人の誕生会でショートケーキを食べたのがきっかけだそうです。
当時はケーキといえばまだバタークリームが主流のなか、
そのショートケーキはとびっきり美味しかったのだそうな。
味噌、味醂、日本茶、上新粉、塩といった和の素材を
チョコレートといかに融合させるかを模索する辻口氏。
1個千円のチョコレートなんて要らんわと思わんこともないけれど(笑)、
その美しい数々のチョコレートと洋菓子に魅了されました。
エクアドルのカカオ農園の人たちがチョコレートを口にしたときの表情がとてもいい。

《れ》
『RECCE レキ:最強特殊部隊』(原題:The Recce)
2018年の南アフリカ作品。
南西アフリカとアンゴラの国境地帯で繰り広げられている戦闘。
世界最強といわれる南アフリカ軍特殊部隊“RECCE(レキ)”の隊員ヘンクは、
偵察と暗殺の任務を果たすため、単身でアンゴラ国境を越えて敵地に潜入。
任務を終えて帰還しようとしたところ、敵陣からの襲撃に遭う。
本部は連絡の途絶えたヘンクを死亡したとみなすが、
ヘンクはなんとか家族のもとへ帰ろうと、敵を倒しつづけ……。
オープニングはテレンス・マリックかと思うような芸術的雰囲気を醸し出すも、
これはつまらないかもという予感が漂い、それが当たりました(笑)。
ようやく戦闘シーンになったかと思いきや、スピード感ゼロ。
ほんとに世界最強の特殊部隊なのかしらん。つまらん!

《ろ》
『ロボット2.0』(原題:2.0)
2018年のインド作品。
ラジニカーント主演の『ロボット』(2012)の続編。
ある日、使用中のスマホが突然空に浮き上がり、どこかへ飛んで行く。
インド中がこのような現象に見舞われ、
通信業者や通信大臣がスマホに殺されるという怪事件が発生。
スマホの行方を追うバシー博士が美人助手ニラーと共に調査を進めたところ、
無数のスマホが合体して意思を持つ凶暴な巨大怪鳥に変身していることが判明。
バシー博士は伝説のロボット“チッティ”を復活させ、対抗するのだが……。
インド映画は大好きだけど、ラジニカーントがタイプじゃない(笑)。
スマホおばけも気持ち悪くて、私はあまり乗れなかったボリウッド

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今年観た映画50音順〈や行〉

2020年12月30日 | 映画(や行)
《や》
『やっぱり契約破棄していいですか!?』(原題:Dead in a Week: Or Your Money Back)
2018年のイギリス作品。
作家志望の青年ウィリアムは、芽が出ぬ自分に嫌気が差し、
7回も自殺を試みたのに毎回失敗。
首を吊ろうとすれば紐が切れたり、河に飛び込めば遊覧船に拾われたり。
そんなとき、プロの殺し屋である老紳士レスリーと出会う。
1週間以内にレスリーに殺してもらえるように契約を結ぶが、
実はレスリーは暗殺組合をクビになる寸前。
あと1人殺せばノルマ達成だから、とにかくとっととウィリアムを殺したい。
そこへ、ウィリアムの小説を出版したいという女性編集者エリーが現れる。
死にたい気持ちが消え失せたウィリアムは、レスリーに契約破棄を申し出るのだが……。
巻き添えを食らって死ぬ人もバンバン出てくるブラックコメディ。
殺し屋役のトム・ウィルキンソンが可笑しい。
夫の職業をちゃんと知っている妻ペニー役のマリオン・ベイリーも○。
主役クラスの3人はもちろん死なないハッピーエンドなのでご安心を。

《ゆ》
『赦しのちから』(原題:Overcomer)
2019年のアメリカ作品。
高校教諭ジョンは、バスケットボール部のコーチを務めている。
強豪校だというのに、住民の大半が勤務する大工場が閉鎖されたせいで、
多くの生徒が町で仕事を失った親と共に出て行ってしまう。
ジョンが新たに任されたのはクロスカントリー部のコーチ。
クロスカントリーには何に興味もないうえに、入部希望者はたったひとり。
それは祖母と暮らす喘息持ちで盗み癖まである女子生徒ハンナで……。
『祈りのちから』(2015)のアレックス・ケンドリック監督自らジョンを演じています。
バリバリの宗教映画で、その手の作品に慣れていない日本人は呆気にとられる。
「君は何者か」と聞かれたら、教師だとかバスケ部のコーチだとか、
夫であり父親であるとかではなく、クリスチャンだと答えるのが正解らしい。
私は神の子ですなんて言えない。

《よ》
『よこがお』
2019年の日本作品。
訪問看護師の白石市子(筒井真理子)はその仕事ぶりを高く評価され、人望も厚い。
訪問先の大石家の娘・基子(市川実日子)は市子に憧れて介護福祉士を目指し、
そんな基子に頼られて市子はしばしば勉強を見てやっている。
ある日、基子の妹・サキ(小川未祐)が行方不明になる事件が起き、
無事に保護されたものの、連れ去り犯は市子の甥・鈴木辰男(須藤蓮)だと判明。
聖母のような市子こそが辰男の人格を歪めたとの記事が週刊誌に載って、
市子はマスコミにつけ回された挙げ句、あることないこと書かれる。
さらには市子を慕う基子が、市子につれなくされた腹いせにマスコミを煽ったものだから、
市子は職場での信頼をも失ってしまい、人生はずたぼろに。
ほとぼりが冷めた頃、基子への復讐を心に誓う市子が、
基子の恋人で美容師の米田和道(池松壮亮)に近づくのだが……。
筒井真理子が脱いでいるということで、劇場公開時はオッサン客が多めだったと聞きました。
それ目当てで観に行ったら、えっ、こんなもん!?だったでしょう(笑)。
鬱々とした気分にさせられる、なんとも救いのない作品です。
深田晃司監督は筒井真理子がお気に入りのようで。確かに良い女優さん。

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今年観た映画50音順〈ま行〉

2020年12月30日 | 映画(ま行)
《ま》
『マザーレス・ブルックリン』(原題:Motherless Brooklyn)
2019年のアメリカ作品。
原作はジョナサン・レセムの同名ハードボイルド小説。
監督・脚本・製作・主演を務めるのはエドワード・ノートン
1957年のニューヨーク。
孤児院で育ったライオネルは、探偵事務所を経営するフランクに拾われ、
同様にフランクに拾われた孤児院育ちの3人の男と共に探偵として働いている。
ある日、フランクが何者かに殺されてしまう。
フランクはいったい何を掴んでいたのか。ライオネルは事件の解明に乗り出すのだが……。
ライオネルはチックの一種であるトゥレット症候群の患者なのですが、
人並み外れた記憶力の持ち主でもあります。
それをフルに活かして大がかりな陰謀を暴くべく奮闘する姿がめちゃめちゃ面白かった。
フランク役のブルース・ウィリス、いい人
黒幕のモーゼス役のアレック・ボールドウィン、超わるい人(笑)。
ウィレム・デフォーも出演していて、キャストも最高。渋い。

《み》
『見栄を張る』
2016年の日本作品。
大阪を拠点に、映画のリテラシーの活性化を目的に2004年よりスタートした組織、
シネアスト・オーガニゼーション大阪、通称“CO2”。
そのCO2の第12回助成作品が本作で、藤村明世監督の長編デビュー作。
絵梨子(久保陽香)は28歳の売れない女優。代表作といえばビールのCMの脇役のみ。
東京のカフェでバイトしながら、これまた売れない芸人と同棲中。
ある日、和歌山の実家で暮らすシングルマザーの姉が急逝したとの連絡があり、帰郷する。
しっかり者の姉とちがって、これまで実家に寄りつきもせず、
頼りないわりには女優としてのプライドが高い絵梨子に対して叔母たちは辛辣。
とりあえず、ひとり遺された姉の息子・和馬(岡田篤哉)をしばらく託される。
姉の仕事を知りもしなかった絵梨子は、姉の雇い主・花恵(似鳥美貴)から、
彼女の仕事が他人の葬儀で泣く人を演じる“泣き屋”だったと教えられ……。
泣く演技なんて簡単と豪語しても、実際は涙すら流せない絵梨子が次第に変わってゆく。
和馬と手をつないで歩く後ろ姿にじわ~ん。意外に心に沁みた1本でした。
序盤の舞台は東京だけど、絵梨子がバイトするカフェは中崎町の“太陽の塔”です。

《む》
『無垢なる証人』(英題:Innocent Witness)
2019年の韓国作品。
人権派弁護士のスノは、ある大手弁護士事務所からパートナーになる話を打診され、
まずはその弁護士事務所のイメージアップのために一役買ってほしいと言われる。
国選弁護人を務めることになったのは、富裕な老人が死亡した事件。
当初は自殺と思われたが、向かいの家に暮らす少女ジウの証言から、
老人の家の家政婦が容疑者として捕らえられる。
ジウは自閉症であることから、彼女の証言に信憑性があるかどうかが焦点となり……。
スノは被告人の弁護士ですから、ジウの証言を無効にしたい立場。
それでも一応話を聴くべしとジウに面会を求めます。
最初はスノを遠ざけていたジウがスノを次第に信頼するようになる。
彼女はいわゆるサヴァン症候群で、一度見たもの聴いたものを正確に再現する能力を持っています。
弁護士になりたいけれど自閉症だからなれない。でも証人にはなりたい。
ラストシーンには泣きました。

《め》
『メアリーの総て』(原題:Mary Shelley)
2017年のアイルランド/ルクセンブルク/アメリカ作品。
19世紀初頭、18歳のときに『フランケンシュタイン』を生み出した女性小説家、
メアリー・シェリーの波乱に満ちた人生を描いています。
著名な小説家の娘メアリーは、自身も小説家になることを夢見ている。
父親の再婚相手と折り合いが悪かったため、
見かねた父親はメアリーを友人の家に預けることに。
そこでメアリーが出会ったのは、異端の天才詩人と噂されるパーシー・ビッシュで……。
『ボ・ラプ』のベン・ハーディが出演しているというのでそれ見たさに。
でもやっぱりロジャー役の彼のほうがよかった。

《も》
『燃えよ!失敗女子』
2019年の日本作品。
2018年10月に“チームしゃちほこ”から改名したガールズ・ユニット“TEAM SHACHI”のメンバー、
秋本帆華、坂本遥奈、大黒柚姫、咲良菜緒の4人が主演。
女優、ミュージシャン、漫画家、ダンサーを目指す4人は、
それぞれに夢に向かって頑張るのだが……。
てっきりドキュメンタリーだと思って観はじめました。
やたらわざとらしくて演技しすぎやろとゲンナリしていたら、
それ自体が演技で、ドキュメンタリーじゃなかった(笑)。
ちょっと『カメラを止めるな!』(2018)みたいな構成なのですけれど、
そもそも“TEAM SHACHI”を知らない私にとってはこのテンションがキツイ。

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今年観た映画50音順〈は行〉

2020年12月29日 | 映画(は行)
《は》
『8番目の男』(英題:Juror 8)
2018年の韓国作品。
韓国で2008年に導入された陪審員制度“国民参与裁判”の最初のケースがモチーフ。
全国民の注目が集まるなか、陪審員に選ばれた一般市民8名。
審議するのは息子による母親殺しで、息子が自白しているため、有罪は確実。
刑期のみを審議することになると陪審員らは言われる。
しかし、8番陪審員となった青年ナムが素朴な疑問を口にする。
早く帰りたい他の陪審員は、なんとかナムに有罪と言わせようと説得にかかるが、
ナムはどうしても納得しない。
そのうち、母親がマンションのベランダから転落したのは事実だが、
本当にこれは殺人なのかという疑問が次第に皆に生じるようになり……。
たどり着いた真実は、真実かどうかわからないけれど、涙ほろり。
ナム役のパク・ヒョンシクは思わず応援したくなる純朴さ。
国民参与裁判の初の判事役ムン・ソリも毅然としていて良かった。

《ひ》
『ヒキタさん!ご懐妊ですよ』
2019年の日本作品。
オッサンオバハンの妄想が大の苦手な私は、本作の予告編を観てゲンナリしました。
こんなに劇場で映画を観ているにもかかわらず、これはパスしたぐらい。
それでもDVD化されたら一応観ておこうと思ってレンタル。
アラフィフの作家ヒキタクニオ(松重豊)は、妻サチ(北川景子)と年の差婚。
子どもは持たないつもりだったが、気持ちの変わったサチから子どもがほしいと言われ、
その日から始まる夫婦の妊活模様。
予告編でいちばん嫌だったのが、「ヒキタさんの子どもに会いたい」という台詞でした。
何その言い回しと思い、本作を楽しむのは無理だろうと思っていましたが、
ハードルが下がっていたせいか、よかった。笑いました、泣きました。
笑ったのは、ヒキタさん担当の編集者役の濱田岳とのやりとり。
泣かされたのはサチの父親役を演じる伊東四朗の態度。
いやいや、妊活って大変。円満だったはずの夫婦が妊活を機におかしくなることにも納得。

《ふ》
『フィードバック』(原題:Feedback)
2019年のスペイン/アメリカ作品。
“未体験ゾーンの映画たち 2020”にて上映。
社会派のDJジャービスは、ロンドンの深夜ラジオ番組“残酷な現実”のメインパーソナリティ。
その過激な発言で人気を集める一方、脅迫されることも頻繁。
ある日、いつもどおりに放送を始めるはずが、
マスクを被って武装した2人組の男に番組が占拠される
犯人の要求は、2011年11月にベルファストで起こったことを放送で話せというもので……。
ジャウマ・コレット=セラがプロデュースを務めたとあって、ハラハラドキドキ。
ドランは善人だと信じていましたが、終わってみれば黒い(笑)。
後味は良くない。主演エディ・マーサンなのに。

《へ》
『ヘル・フライト 乗客消失』(原題:Mayday)
2019年のアメリカ作品。劇場未公開。
ロサンゼルスからロンドン行きの飛行機で乗客1名が忽然と姿を消す。
同機に偶然乗り合わせていた航空保安官アダムは原因を突き止めようと機内を捜索。
しかしその後もひとり、またひとりと次々に乗客が消えてゆく。
ついには機長まで消えてしまい、残された乗務員や乗客は恐怖に怯える。
捜索を続けるうち、消えた乗客のうちのひとりが携えていたブリーフケースに、
悪魔を召喚する魔術書が入っていたことがわかり……。
いちばん落ち着いていた女性客が悪魔の化身でしたというトンデモ映画(笑)。
アダム役はかつての人気俳優マイケル・パレ。こんな映画で何しとるねん。
『ストリート・オブ・ファイヤー』(1984)の頃が懐かしい。嗚呼、悲惨。

《ほ》
『HOT SUMMER NIGHTS/ホット・サマー・ナイツ』(原題:Hot Summer Nights)
2017年のアメリカ作品。
舞台は1991年のアメリカ。
高校を卒業したばかりのダニエルは、父を失ったショックから立ち直れない。
そんな息子を心配した母親は、彼を海辺のリゾート地ケープコッドに住む叔母に預ける。
気分転換のためにこの地に来たはずが、誰とも馴染めずにいたダニエルは、
地元で札付きのワルとして有名なハンターと出会って意気投合。
大麻の売人をしていたハンターの仕事を手伝い始める。
その一方で、ハンターの妹で町一番の美人マッケイラに一目惚れし、
ハンターから妹に近づくなと釘を刺されていたにもかかわらずアタックして……。
いっぱしの売人になれば好きな女性と釣り合うとでも勘違いしているのか、
大麻で止めておけばいいものをコカインまで手がけようとする。
しかも儲けたいがために間をすっ飛ばそうとしたものだから大変なことに。
ひと夏の淡い恋の物語ですが、阿呆だなぁ。ハンターの最期が悲哀を誘う。
ティモシー・シャラメって不思議な俳優だと思います。
美少年なのにイケてないというのかダサい役が似合う。

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