マネジャーの休日余暇(ブログ版)

奈良の伝統行事や民俗、風習を採訪し紹介してます。
すべての写真、文は著作権がありますので無断転載はお断りします。

魚介直送目利きの銀次住之江公園駅前店の日替わり定食と鮪三種丼

2020年06月20日 10時06分48秒 | 食事が主な周辺をお散歩
1カ月半ぶりの眼医者通い。

目薬があと1日しかないというから車を走らせた。

これまで大阪・市内中央部まで行っていた眼医者を断って住まい近くに移したから時間的にも余裕がでた。

診察は眼の検査から始まる御崎町の松嶋眼科。

待ち時間それほどなく診察も手際のいい回答でわかりやすい眼科医師。

左目が赤くなる原因はアレルギー性結膜炎。

処方する目薬をしておけば不安は取り除かれる。

眼球は綺麗で視力も問題ない。

イライラする逆さ睫毛は3本も抜いてすっきりした。

会計を済まして医院を出るまでにかかった時間はたったの30分。

如何に早いか、である。

終わった時間がキンコンカンの鳴るお昼休み、ではないが、気持ちはすっきり、余裕はたっぷり。

美味しいもん食べに連れたろかと、誘った食事処。

海鮮、魚介がいっぱいのお店が近場にある。

雰囲気的には仕事帰り、通勤帰りに一杯という来客が多いと思われる直送鮮魚を提供する居酒屋。

店名からして如何にも美味そうに思ってしまいそうな目利きの銀次は大阪地下鉄でなく「大阪メトロ」。

最寄り駅は住之江公園駅。

地上に出たところにあるが、ただ一つ心配していたのは駐車場である。

我が家の車は軽バン。

歩道を乗り越えた店の前に少しばかりの空間がある。

ここは停めてもいいのかどうか。

とりあえず先に確認した駐車はOKだった。

目と鼻の先のお店に介護のおふくろを連れていく。

一歩、二歩・・・・10歩足らずの極近距離に助かる。

入店したすべての席が・・・・空っぽ。



時間帯は正午10分。

昼休み時間帯なのに誰一人もいない。

貸し切りですわ、と笑っている店主の笑顔が実にいい。

さて、メニューである。

店主は700円の日帰り定食を推奨する。

本日の定食は牛肉のスタラー定食。

「スタラー」とは何ぞえ、である。

ピンときたのが「スタ」。

これって「スタミナ」やな。

じゃ、「ラー」は何。

ラーメンでもないというから謎。

「ラー油」の「ラー」かな。

こってりした料理が美味そうに思えたからそれにした。

ちなみに本日の定食はもう一つある。

豚カツ定食である。

お店の定食は11種類もあるが、日によってその11種から選ばれし定食。

どれもこれもできるが、すべての定食をお客さんの注文に応じて提供したら・・コストがかかる。

仕入、在庫、手間を考えたら、絞り込んだほうが経営的に得策である。

たぶんそういうことであろう。

ちなみに先に紹介した2品以外のメニュー一覧にある定食は、生姜焼き定食、とりテキ定食、鯖味噌定食、チキン南蛮、鶏の唐揚げ定食、マーボー定食、牛鍋定食、チキンステーキ定食、豚皿定食、とり天定食、カツとじ定食に本日の海鮮丼である。

おまけにご飯、味噌汁はおかわり自由。

若い人にはうってつけのおかわりサービスである。

さて、おふくろには何を提供できるのか。

実はこの日に来るまでに何度か来ていたが、来店はせずに表に立ててある立て看板メニューを見るだけ。

美味そうな料理がいっぱいあることは知っていたが、おふくろが食べられそうなメニューがあるのか、ないのかを調べるために、である。

目に留まったのは720円の鮪三種丼。

620円の鮪たたき&鮪丼・鮪漬け二種丼に780円の鮪山かけ丼がどうだろうかと思っていた。

なんせ鮪が大好きなおふくろであるが、立て看板には鮪のにぎりは見られない。

入店して希望の品がなけりゃ、戻るしかない。

気にはなっていたが、行先の食事処は初めてだけど、美味そうに見えるいろんな鮪丼があると伝えたら、行ってみようと、いうことになった。

結局、それにしたのであるが、落とし穴があった。

なんと、鮪のたたきがあかんという。



鮪の身を潰してしまうような、ぐちゃぐちゃなたたきは無用と云って配膳された鮪三種丼から取り出した。

お前が食べな、といったおふくろは、いつもの通りに小皿に落とした山葵醤油に鮪ネタを漬ける。

漬けが嫌いだというおふくろのしている行為はまさに漬けである。

一般的に漬けは醤油漬けであるが、おふくろの場合は山葵醤油漬け。

漬けた鮪を丼に戻してぱらぱらと落とした海苔をともに口に。

この鮪は色が悪いとぶつぶついいながら食べたおふくろ。

味の感想は美味しいである。

そう、このときの盛りはビンチョウにカジキマグロであろう。

赤みがない鮪は好きにならんらしいが、いざ口に入れて食べたら美味しいという。

美味しい、美味しいといいながら食べた鮪丼。

実は鮪が乗ってある上っ面のご飯とともに食べたものだから、半分以上もご飯が残っている。

ところが、なんと。

このご飯がむちゃ美味しいという。

何もつけんでも美味しいご飯も完食。

尤も牛肉のスタラー定食についていたコウコをあげたら、バリバリ食べていた。

丼には味噌汁がついている。

このお味噌汁。

味噌味噌していなからとても美味しい。

出汁が利いている味噌汁の具材は海藻ワカメ、テングサに刻みネギ。

この旨さは海藻から出る味ではなく、出汁であろう。

あまりの旨さに牛肉のスタラー定食を完食したのちに、もう一杯。

いやらしさもなくクセもない海藻味噌汁は何杯もいけそうだと思った。

さて、本日食べた牛肉のスタラー定食。



油が浮いていそうに見えた牛肉のスタラー。

牛肉、玉ねぎにダイコンサラダに刻みネギ。

これら纏めて箸で摘まんで口に。

うわぁーと唸ったほどの旨さはインパクトあり過ぎ。

旨みもコクも油も・・・。

汁がなんせ旨い。

これをご飯にかけて食べたいと思ったくらいだが、実際、牛肉のスタラーを口にほうばってご飯を・・。

むちゃ美味い。

ご飯も美味い。

おふくろのいう通りにご飯自身も美味い。

米も良いと思うが、炊き方だろうな。

ご飯がなんせ、甘みを感じるほくほくさに感動である。

こんなに美味しいとは予想外。

実はご飯を半分盛りにしてもらった。

何年か前から少食になったものだから、お腹にくるご飯の量は極力落とすようにしている。

が、目利きの銀次のご飯は食べても良いと思った次第。

ところで本日の定食に小皿が付いていた。

見た目だけでは何の料理なのかさっぱりわからない。

食べてみれば何かの肉。

コリコリしつつも柔らかく煮た肉はなんだろうか。

帰宅してからわかった・・。

たぶん豚の軟骨であろう。

美味さ抜群の味付けに刺身のツマにも盛られるダイコンの千切りであろう。

三つ葉の茎もあってとても美味しい料理はサラダでもない。

料理方法を知りたいものだ。

ところで目利きの銀次にもうどんがある。

一杯が180円の漁師節うどん。

食べてみると尋ねたおふくろは是非ともの表情。

美味そうなうどんが配膳された。

先にちょっと食べてみなと味わった漁師節うどん。



未だ買って味わったことのないうどんである。

漁師節うどんの漁師節とは何ぞえ、である。

よくよく見れば、アカメに昆布とかつお節。

これが味の決め手。

味付けはしていないと思う海藻がかつお節と交わって美味いのである。

うどん麺はつるつる。

滑らかな讃岐うどん麺が口に吸い込まれていく。

少しだけよばれてあとはおふくろに。

あれだけの量のご飯を食べたおふくろ。

漁師節うどんも完食したおふくろ曰く、丼の鮪が厚みもあって美味しかったと。

くるくる回転寿司のネタの3倍もあるという。

ペラペラのネタでは旨みがまったくなかったけど、これは良いという。

ところでおふくろが嫌がって食べなかった鮪のたたき。

これがむちゃ美味いのである。

先だって、あきんどスシローで食べた復活メニューのまぐろのおはぎ。

こりゃもう味無しメニューにあきれ返ったが、目利きの銀次のたたきは美味すぎる。

山葵をちょいとのせて醤油付け。

美味いねぁ。

たまらんなぁ。

こんなに美味しい料理を提供している目利きの銀次は、なんと株式会社モンテローザが経営母体だったとは・・・。

サラリーマン時代の若いときに作ったモンテローザのオリコクレジットカードは、今でも立派に役立っている。

たしか初めて入店した難波かそれとも出張中の東京であったか記憶にないが、お店は「白木屋」だったと思う。

モンテーローザ・オリコクレジットカードは、当然ながら、同店舗でも利用したが、レジしていた若い女店員は、積極利用はしていないという。

1年間でどっぷり貯まるモンテローザのオリコポイント。

毎年のポイント締めにJCBクレジットカードに交換してもらっている。

公共料金なども一括集約的に利用しているから交換効果が高くなる。

借金しているように思えて仕方ないから利用するときは、目利きの銀次でしか、という女店員。

そんなに効果があるなら、もっと利用してみるわと笑顔でレジしてくれた。

しかるに目利きの銀次の正式な商標登録店舗名は「魚介直送目利きの銀次」のようである。

ややこしいことに名称が似ている沖縄・琉仁の「目利きの銀次」店もあるだけに 商標登録は必須だろうな。

(H30.11.15 SB932SH撮影)
(H30.11.27 SB932SH撮影)

室生下笠間・F家お接待の行事食に精進料理

2020年06月19日 09時58分52秒 | 大和の郷土料理
植え初めのあり方を再現してくださった室生下笠間のF家。

どうぞ、フキダワラの豆ごはんを味わってくださいと、お接待をしてくださる。

話題は、植え初めに供えた貴重なフキダワラである。

フキダワラに包んでいたご飯は豆ごはん。

F家は黒豆であるが、姉のお家では白大豆だ、という。

蕗の葉を浮かべて供える米は洗米。

そして白大豆もそこに供える。

フキダワラの形態でなく、田に浮かべる形式である。

その話を聞いて思い出した地域がある。

山添村北野に住むI夫妻がその様相をしてくださった。

取材日は平成23年5月7日

最初に田植えをする一角におました植え初めのあり方。

自生する蕗の葉を田植えのすぐ傍。

それころ田植え機が入る場(畝)に広げる。



その枚数は12葉。

先に施したのがカヤ挿し。

下笠間のF家と同じように12本のカヤを泥田に挿す。

広げた蕗の葉にのせる御供は、「オセンマイ(洗米)」だったから、Fさんの姉さん家と同じように思えた。

村内は同じであっても家によってさまざまなあり方。

ある家では黒豆でもなく白大豆でもない青豆だとFさんは云う。

また、同村のOさんも同じように植え初めしているようだと云われたので、いつかは機会を設けて紹介してもらおうと思った。

行事食はもう一つある。

「現在は3月3日に行われることが一般的であるが、地区では旧暦に従い、菜の花や桃の花が咲き始めるころの4月3日に実施される桃の節句である。雛人形は、七段の雛飾り。よもぎ団子とひし形の団子餅を作る。よもぎは、家の傍の畑や裏山の土手から採取してくる。よもぎ団子は、手作りの餡子を包み、表に桜の塩漬けを飾ってご先祖さまや家中の神々さま、お雛さまにお供えをする。ひし形の団子餅も同様によもぎの葉で作ってお供えする」。

続いて『奈良県東部の伝統行事と暮らし(※下笠間)』に書いてあった「桃の節句が終わり、種もみを撒く時期になると、水戸祀り(※ミトマツリ)というものがある。オコナイで祈願したウルシの木にお札を付けて水戸口(※みとくち・田の水を引く入口)に立て、ユキヤナギやツバキを添えて飾る。このようにして豊作を祈り、育苗を始める」と、孫さんが執筆していた論文に、である。

この日は5月12日。

節句の日から1カ月以上も離れている。

今回のF家の再現ウエゾメ取材に誘ってくださった写真家Kさんとともに味わう行事食は、郷土食でもある。



そういうことだから口にした蓬のひし餅は雛段に供えたものではなく、味の体験にわざわざこの時期に作ってくださった大切な食。

たぶんに蓬の葉は冷蔵庫で保管していたのであろう。

話題は節句の粽に移った。

粽は粳米と餅米を混ぜて作る。

ほくほく炊きあがった粽は、ホオの葉(※高木の朴の木の葉)で包んで、カヤ(萱)の葉で結ぶ。

昔ながらの粽は、一般的に笹の葉に包んでイグサで縛って作るが、ここ下笠間では材料が異なる。

材がなければその土地、地域に根付く材を用いる地域性特徴をもつ郷土食である。

行事食も郷土食もそれくらいにして、家の精進料理も食べてや、と云われて聞き取りはちょっと小休止。

テーブルに置かれた精進料理に目を落とす。

長い目の皿に盛った料理もあれば、数々の小鉢にも。

盛り、盛りの料理はT家のもてなし。

これほど多い盛りを直に見るのは初めて。

まるで一流の料亭に寄せてもらったような感覚に陥る。

わが家の中庭にも植生している木の芽の葉を添えた採れたて筍。

薄味で煮た人参に煮しめの高野豆腐。

春に相応しい萌黄色の蕗の茎に揚げさんと煮込んだ蕨煮。

間に寄せた蒟蒻もまた煮しめ。

盛り付けの素晴らしい私の最も好物な春の味。

これだけの料理が一堂に並んで見ること滅多に接することもないので撮らせてもらった。



お味は、これもまた大好きな味。

京都に見られるような粋な小料理であればいくらになるだろうか、とひらめく下種(げす)な心の思い・・。

奥に列する小鉢。

三つ葉を浮かべた玉子とじ、でなく茶碗蒸し。

白大豆の煮豆。

ほうれん草のおひたし。

冷やっこ豆腐。

牛蒡と人参の金平煮。

胡瓜に塩昆布のあしらえ。

どれもこれもがとても美味しい心のこもった料理に舌鼓。

これだけの精進料理だけでも満足。

穀物系のご飯に餅。

黒豆の豆ごはんに蓬のひし餅。

お腹はパンパンの大満足状態になった。

食事をしながらもまた伝統的な民俗食。

話題はサシサバである。

サシサバはお盆の時季にしか登場しない加工品である。

奈良県中央卸売市場から仕入れて村の人らに提供しているお店が山添村北野にある。

平成23年8月13日に取材させてもらった大矢商店の棚にあったサシサバには驚いたものだ。

これって何なの、と思ったくらいの初めて見るサシサバの姿であった。

その後に出合った旧都祁村の白石で商売をされている辻村商店である。

店番してはった店主の奥さんが見せてくださった売り物のサシサバ

なんと店主が毎年に作っている、ときいてこれもまた驚いたものだった。

尤も、白石にあるショッピングセンター。

なんでもそろう♪のコマーシャルで有名な「ショッピングプラザたけよし」のスーパーたけよしも、時期がくれば販売している。

実際、F家でサシサバの作法をしていたのはおよそ30年前までのこと。

当時、サシサバの購入先は、在地下笠間の宮崎商店であった。

そのころサシサバを作って売っていたことが伺えるカケダイを拝見したことがある宮崎商店。

夏場と冬場。

鯖と鯛に塩漬け有無の違いはあるものの、魚の扱いは手慣れているからたぶんに売っていたのだろう。

お盆の8月13日。

先祖さんを迎える晩にしていたサシサバは両親が揃っている家であれば2尾だったという。

お供えをするときは、正月のイタダキと同じように作法をするが、正月は歳神さん。

お盆のときのサシサバは生き神さんの両親。

息子たち夫婦がする作法。

逆にその息子夫婦に子ども、Fさんから見れば孫であるが、その孫は息子ら夫婦が生神さん。

どちらかが片親になれば作法はしない。

このような習俗は、山添村辺りのごく一部の東山間地域くらいなものか、といえばそうでもない。

つい、先日に取材した箕輪の田植え中に聞いた隣県の三重県青山にもあったサシサバも。

私が聞き取りした範囲内では、奈良市の旧五ケ谷村辺りに大和郡山市の旧村一帯に天理も入っている。

ここ下笠間では30年前に途絶えているが、大和郡山調査地では、もっと前。

80歳以上の高齢女性が子どものころだったいうくらいだから、戦後の間もないころに途絶えたようだ。

途絶えたワケは販売していたお店がやめたとか、地区に売りに来ていた行商が、いつしか来なくなったことによる。

需要がなければ販売はない、ということだが前述したように、ごくごく一部の販売店があるだけだ。

ちなみにF家の正月のイタダキは、朝に三カ月の餅などを盛った膳を頭の上に掲げてイダダキの作法をしている、という。

また、ご近所さんのI家と同様にイノコのクルミモチもしているそうだ。

I家手作りのイノコ餅

美味しいと伝えたら、わざわざ作ってくれたこともあった。

今も継続している行事食・郷土食もあれば、粽、サシサバ、カケダイにとんど火に焼け残った竹炭を樽の上にのせて作るお味噌は中断。

時代の変遷とともに暮らしの文化も変化してきた現代。

今後も移り変わっていくことだろう。

(H30. 5.12 EOS7D撮影)

室生下笠間・F家の再現ウエゾメ

2020年06月18日 10時00分31秒 | 宇陀市(旧室生村)へ
知人の写真家Kさんがメールで連絡してくださったウエゾメ(植え初め)。

田植え初めに行う農家さんが願う豊作の儀式。

儀式といっても神社のような儀式ではなく、その年の田植えを始めるにあたって、田んぼの一角にあるものを立てるだけのこと。

そのあるものは、地区、地域によってさまざま。

立てるだけでなく、その場に供物も置くこともある。

それこそ農家さんによってはされる家もあればされない家も。

かつてはしていたが、今はもう、という農家さんもある。

時の流れによって農家さんのあり方は、これもまたさまざまである。

Kさんが連絡してくださった地域は奈良県・旧室生村の一村。

下笠間に住まいするF家のご厚意によって、今では行われていない、かつてのF家のウエゾメ(植え初め)のあり方を、再現記録を撮らせていただく。

伺っていた時間より少し前。

F家を紹介してくださった写真家Kさんは早くも到着されていた。

揃ったところでしましょうか、とご主人が動いた田んぼはお家の真ん前。

谷から流れる水を引いた田んぼに入った。



早速に始める作業は稲苗植えでなく、カヤ挿しである。

田植えを最初にする棚田は、天理の山田に近いところ。

そこから順に、下へ、下へと下って田植えをする。

今ではJA・広陵センターからコシヒカリ苗を購入するようになったが、かつては直播だった。

そのころの田植えはナエトリサンに来てもらっていた。

ナエトリサンは女性の仕事だった。

ナエトリサンの他に植え子さんもきてもらっていた。

田んぼが多い家はそうしていた。



また、最初に田植えするところはカシラと呼んでいた。

田植えの間に摂るケンズイ(間食)食は、おましたパン、おやつに家で作った弁当だった。

嫁の家とゆい(結)し合っていた。

断片的に語ってくださるかつての様相である。

続いて話す田植え終いのこと。

田植えのすべてを終えたら、平たん部の地域に出かけて、朝から晩までずっと田植え。

当時は人力の田植えだから何人もの人の手が要る。

行先は大和郡山に安堵町。田原本町なら薬王寺。

広範囲に亘る地域、地区だった。



田植え初めに何をするかといえば、まずその畔に供えておくフキダワラ(※蕗俵)である。

予め、というか直前に自生する蕗の葉を採取しておく。

蕗の葉は軸を付けたまま。

根を取った蕗の葉を広げて、炊いていた大豆入りのご飯をのせる。

葉を折りたたんで俵型に包む。

広がらないように稲わらで括ったフキダワラ。

俵型にするのは豊作の願い。

一俵、二俵・・・・何十、何百ものの米俵になるほどに稔ってほしいという願いの形であろう。



Fさんは、そのフキダワラの中身がどのようなものなのか、包まずに広げたままにしてくださった。

記録に残すフキダワラの中身もまた民俗。

いわば豆ごはんであるが、食の文化の一例としても記録しておく。

さて、そのフキダワラの数である。

数えてみれば12個。

一年の月数である。

旧暦の閏年であれば13個にするフキダワラである。

さて、カヤ挿しである。

付近に自生するカヤススキを採取し、根は切っておく。

手に数本のカヤススキ。

1本のカヤススキを手にとって田んぼに挿す。

少し離れた位置にまた1本。

また離れて1本。

続けて1本、1本を挿したその列に6本。

田植えをするような感じで挿していく。

一段下がって、同じように1本、1本・・・。

数えてみれば12本のカヤススキ。

一年の月数になる12本を挿したこともまた豊作を願いあり方。

旧暦の閏年の年であれば、これが13本になる。

カヤススキは、茎の部分にある油分によって水を弾き、耐久性は高い。

なんせ強いからあやかっている、という。

右手に見える農具がある。



畔下、田んぼの端っこ挿して立てた道具。

リール式でなく、昔の凧揚げの糸巻きの同じような形状に見える道具は、タウエナワ(※田植え縄、または田植え綱もあるらしいが・・)。



田植えをするにあたり、苗の列が同じ間隔に空けて植え付けられるように目印に用いた縄を張る道具

手植えをすることのない現在は、まず見ることのない道具である。

12本挿し終えたら畝にも6本挿した。



豊作願いに挿すカヤススキは、その茎の硬さからとんどの残り火で炊く小豆粥にも関連する。

下笠間のとんどは成人の日に行われる。

前日に組んだ大きなとんど。

設営地は笠間川の平たん部。

火付けは朝の6時。

燃え尽きるころのとんどの残り火は炭。

持ち帰っておくどさんの種火にして小豆粥を炊く。

その小豆粥を食べる箸がカヤススキの茎である。

とんどの燃えカスは灰。

その灰を田んぼに振り撒く、という。

これもまた豊作を願うあり方である。

実際にされた灰撒きを撮らせてもらった地域に山添村の切幡がある。

灰撒き事例は明日香村の八釣にもあった。

トンド焼きの翌日に灰を「豊年、豊年」と云いながら畑に撒く。

同村の川原や小山田では灰撒きをしたら田に虫がつかない、と、飛鳥民俗調査会が昭和62年3月に発刊した『飛鳥の民俗 調査研究報告第一輯』に載っている。

Fさんが続けて話すとんどの話題。

とんどに焼けた竹も持ち帰る。

火の中にくべて、形を残しつつ持ち帰る。

それを味噌樽の蓋の上に置いたら味噌が美味くなると云われていた。

くべる竹は中太のアキダケ。

節を中心に伐り倒したアキダケは1月4日に割るのが習慣だった、とか・・。

田植えを終えてからナエサンを供えた。

3把から5束くらいに取った苗さん。

束になtったナエサンの葉を広げたそこにおにぎり飯をのせた。

きな粉を塗して作ったおにぎり飯は五つ。

田植えは無事を終わった、とクドサン(おくどさん、つまり竈)の蓋に供えた、というさなぶり(※充てる漢字は早苗饗)のあり方である。

JAの苗を購入する前は、籾落としをして苗代つくりをしていた。

苗代作業を終えたら豊作を願うミトマツリをしていた。

正月初めに行われる下笠間の村行事。

氏神さんを祭る九頭神社で行われているオコナイ行事であるが、神官でなく春覚寺に努めるS住職が、咒願文「願わくば融通念仏の功徳を以って祈祷し奉る・・・」を詠みあげ祈祷される。



拝見していた平成24年1月7日のオコナイ行事。

宮守さんが墨書した「牛玉 徳ケ峯 宝印」の書に3カ所。



かつてあった神宮寺を推される山号であろう。

宝印を捺して祈祷する護符にウルシの木は、苗代の水口に立てると聞いたが、今はどうされているのだろうか。

そのことを尋ねるのは、すっかり忘れていた。

また、村の田植えのすべてを終えたら、氏神さんに無事に田植え(※植え付け)を終えたと奉る植え付け報告祭を行う。

今では報告祭を充てているが、かつては植え付け籠りであった。

Fさんの孫さんが中学3年生のときに纏めた論文、『奈良県東部の伝統行事と暮らし(※下笠間)』がある。

写真家Kさんも撮影協力した執筆した章立ての文がある。

知り合いの学芸員に一読してもらった論文。

「これは大学生レベルを超えている」と絶賛する村の史料に匹敵されるくらいのデキである。

その論文に書かれた植え付け籠りが詳しい。

「午前10時、各家で作った手作り料理を携えた村の人が三々五々、氏神さんに参る。参籠所に席を移して、行事はじめを待つ。かつては孫を連れて参詣者が多かった。小さいころの私も祖父とともに参列した記憶がある。午前11時、自治会長の挨拶がある。植え付けを無事に終えたことを氏神さんに報告し、順調な成長と豊作をお祈りする。各々は、持参したご飯をそれぞれの席の前に少しずつ取り分け、お供えをする。稲作に関する話題など、豊かな交流、歓談が続く。九頭神社からの振る舞い酒もあり、最後に全員に配られるとお開きになる。このような籠りは年間5回もされている(※若干補正した)」

続いて書いてあった文が「その日の夕方には、田の虫送りという行事が行われる。村の人たちは、それぞれ2m余りの枯れた竹で松明を作って集まる・・・」。

下笠間では、毎年が夏至の日に行われている田の虫送りである。

育苗した稲苗を田んぼに植え付け。

虫がつかんように願う松明の火送り

出発前に法要した祈祷札をもつ僧侶を先頭に村から虫を追い出す。

稲を食い荒らす害虫駆除の行為であるが、出発前の法要は、殺生した害虫を弔う祈祷法要である。

夏場を経て稔った秋には収穫を感謝する行事が行われる。

(H24. 1. 7 EOS40D撮影)
(H30. 5.12 EOS7D撮影)

海神への供物Ⅱ~厳島神社と天王寺楽所~in中之島フェスティバルタワーホール

2020年06月17日 11時14分49秒 | 民俗を観る
前回に鑑賞した舞楽は「海神への供物Ⅰ~住吉大社」だった。

今回は場も替わって厳島神社。

とは言っても、場は正真正銘の広島県にある厳島神社ではなく大阪・中之島フェスティバルタワーホール。

前回の「海神への供物Ⅰに続く、天王寺楽所(がくそ)が演舞を披露するシリーズ2回目になる海神への供物Ⅱ~厳島神社である。

素晴らしい演奏鑑賞券を贈ってくださったのは天王寺楽所(がくそ)(以和貴会)に属されるMさん。



第二部の奉納舞楽に演奏される鳳笙演奏者である。

前回に受けた感動をまた一人だけではもったいない。

そう思って写真家のKさんを誘った。

舞楽を舞台で鑑賞するのは滅多にないこと。

また、私の好きな管弦舞楽の「蘇利古(そりこ)」を是非見てほしいとと伝えたら、速攻で承知してくださった。

前回の鑑賞で反省した遠眼鏡がある。

ある、のではなく持っていったらどれほど良かったかと反省する点である。

干渉波オペラグラスが良いのだが持ち合わせている遠眼鏡は自然観察会で活用していた双眼鏡。

8倍ズームしかないので鮮明に見えるかどうか心配だが。

その反省点はKさんに伝えていたら同じような双眼鏡を持って来られた。

さて、本日の演目である。

厳島神社の高舞台(※国宝)は大阪・四天王寺の石舞台(※重文)、住吉大社の石舞台も重文。

これを日本三舞台と云われている重要な奉納場。

特に厳島神社の高舞台は、海に張り出した独特な景観を浮かび上がらせる場である。

この三舞台すべてにおいて古来より天王寺楽所が舞楽を奉納してきた。

第一部の演目は、和琴が加わる管弦祭から始まる。

曲目は平調音取(ひょうじょうのねとり)、「早甘州(はやかんしゅう)」、「太食調音取」に管弦「抜頭(ばとう)」、夜多羅拍子(やたらびょうし)の演奏、祭式行事作法を経て、厳島神社の古様の装束で舞う「蘇利古」。

五人舞で演じる管弦舞楽である。

15分の休憩を挟んだ第二部は奉納舞楽。

修祓より始まって舞楽は2曲。

振鉾(えんぶ)に萬歳楽である。

続いて、楽曲の十天楽(じゅってんらく)を奏されて祭式行事作法が行われる。

そして舞楽の「蘭陵王」である。

届けてくださった鑑賞券を指定席券に引き換えてもらって指定席を探す。

探すといっても座席がどこにあるやら調べているうちに時間が・・。

迫ってきた時間に大慌て。

ホールにおられる職員さんに指定席券を提示して誘導してもらう。

案内された席に座った途端にホールの照明が落とされて緞帳があがってきた。

間一髪間に合った公演が今まさに始まった。

騒めいていた会場は一瞬に静寂を奏でる。

舞台に照明があがって目が慣れてきた。

腕時計をみれば午後6時半ジャスト。

間に合ってほっとする中、演奏が聞こえてくる。

和琴、鳳笙、太鼓、篳篥、龍笛に楽琵琶などの音色で幕開き。

矛を左右に剣を立てて、中央に鳳凰を配した舞台が美しい。

双眼鏡で覗いてみれば、その周りいっぱいに天から降り注いでいるかのように見える榊、シデ。

忘れずに双眼鏡を持ってきたことに感謝する。

6時ジャスト、緞帳があがって演目が始まる。

第一部は厳島神社の管絃祭。

日本三大船祭とされる管絃祭仕立てを天王寺楽所(てんのうじがくそ)が奏そうする。

和琴、太鼓、鉦鼓に龍笛、篳篥、鳳笙、楽琵琶の音色で幕開き。

鉾を左右に剣を立て、中央に配置した鳳凰。

周りいっばい榊とシデ(紙垂れ)シデを設えた舞台。

腕を組んだ眠りに、神官が献饌をしたら、いったんは退室する一幕。

1曲目に平調音取(ひょうじょうのねとり)。

そして2曲目の管絃・早甘州(はやかんしゅう)、太食調音取(たいしきちょうのねとり)から3曲目の管絃・抜頭(ばとう)を夜多羅拍子(やたらひょうし)で演奏される。

厳島神社からは斎主を務める宮司に権禰宜が管絃祭における祭式行事作法を執り行う。

そして、第一部の幕締めに管絃舞楽・蘇利古(そりこ)を演奏披露される。

安芸の宮島、厳島神社で行われる本来の管絃祭に登場する舞楽・蘇利古の姿を観たいが、今回は演奏のみ。

不思議、としか言いようのない雑面(ぞうめん)を被り、白楚(※ずわえ・ずばえ)」という棒をもつ舞うその姿を拝見するには広島へ行くしかないが、この年の4月22日に行われた大阪・四天王寺で行われた聖霊会舞楽大法要の場で拝見できたから、良しとしよう。

午後7時15分にもよおすそれに、ソロリと音を立てずに退出する。

第二部の楽奏は太鼓に鞨鼓、鉦鼓の管方。

鳳笙、篳篥、龍笛はそれぞれ15名程度が奏でる奉納舞楽。

振鉾(えんぶ)、萬歳楽(まんざいらく)・・・しっかり見て、聴こうとするのだが、どうしてもうとうとしてしまう。

時間帯も、演目に演奏の夢見心地。

ここで一眠りしてしまった。

・・なんらかの神事(※祭式行事作法の付楽十天楽“じゅってんらく”)があったのかのように思えるが、それは夢の中。

蘭陵王の舞が終わるときの拍手で目が覚めた。

退出音声(まかでおんじょう)の長慶子(ちょうげいし)を耳にしながら、会場を後にした大都会の灯り。



ご招待してくださった高野山に修行され得度されたMさんに感謝するとともに、この夜の宴にまでご縁を繋げてくださった。

この場を借りて厚く御礼申し上げる次第である。

(H30.11.26 SB932SH撮影)

フェスティバ-ル&ビアホールにほろ酔い

2020年06月16日 09時20分09秒 | 食事が主な周辺をお散歩
待ち合せ場所はわかりやすいと思った大阪メトロ」四つ橋線肥後橋駅下車の改札口4番出口。

この日の夜公演に天王寺楽所(以和貴会)が披露される「海神への供物Ⅱ~厳島神社と天王寺楽所(がくそ)~」を拝見する場は、大阪市北区中之島にあるフェスティバルタワーホールだ。

駅改札口から降りてすぐ近く。

ホール行きに迷うことはないだろうと思って指定した。

ところが、その場はわかってもどこをどう行くかわからない。

それ以上に、改札口そのものがどこにあるのかわからないとメールで伝えてきた写真家のKさん。

滋賀県や京都府の行事を度々取材してきたKさんは不慣れな大都会の道に迷って彷徨っているらしい。

地下の通路は方角がわからなくなる。

指標は「大阪メトロ」駅の内外構内や地下通路にある。

右や左やの指示を表示してあっても目指す施設名がなかなか見つからない。

まして改札出口が何番と書いてあっても、だいたいが何番から何番まで表記。

例えば4番なら1番から8番までの範囲にある。

ほんまにその指示通りで到着するのだろうか。

大都会の地下道は迷路。

そのことを知った時代は高校生だった。

通学する天王寺は認識できた。

野球観戦に来ていた難波も知っていたが、梅田に出ることはなかった。

難波から御堂筋線に乗って梅田。

目的地は地上にあるレコードショップだった。

通行する何人もの人たちに尋ねて着いたもの。

不安でしかたなく、帰り道の駅に着くまで難儀したことを覚えている。

そのころよりかはもっと複雑になっている大都会。

高校の同窓会に出かけた数年前も、写真展を拝見しに出かけたときも迷ったことがある。

スマホを持ち合わせていない私は路頭に迷うこと度々である。

とにかく地上に出ないことにはどうにもこうにも・・。

改札口を出たところに駅構内売店がある。

店員さんに尋ねた4番出口なら、あそこにある階段を登って・・と。

階段を登るのが苦になる身体状況。

地上に出たらほっとするが、そこはフェスティバルタワーホールの南側。

土佐堀川を挟んで睨み合い、ではなく、地上に出た位置は肥後橋信号がある西側。

四ツ橋筋の西向かいに建つ高層ビルが中之島フェスティバルタワーホール。

その1階辺りに居るのではと思って歩いてみるが見当たらない。

電話を架けてここどこ。

目印があってもどこを目印にしていいやら・・。

2017年に建った中之島フェスティバルタワー・ウエストと伝えても、そこがどこだかわからないという返答・・。

そのうち手を振る人がこっちに向かってくる。

普段に見かける姿と違ってお洒落な服装にどぎまぎ。

それはともかく1階にキャノンショールームの「キャノンデジタルハウス大阪」に写真展をしているという。

時間的に余裕がある時間枠は有意義にということで拝見する写真展は「大門美奈写真展 浜」。

モノクロ映像で表現する茅ヶ崎海岸の情景。

一面は黒光りの顔で生活する海の男たち

渋い表情で視線をなげかける海に生きる漁師たちである。

もう一面は新しい環境を作り出したサーファーたち。

生活面を感じない遊びの世界の両面をとらえた写真展。

茅ヶ崎海岸の新旧を日常にある生活感で謳いあげる写真展。

中央に配した一枚がある。

真夏にもくもくと浮かぶ夏雲の向こうにそびえたつ富士山の姿が実に神々しい。

ひと通り拝見してご本人さんに聞けば、その通りですと。

うわべはそうだが、それだけではないですょ、と、言いたげなお顔。

何かを秘めたる視線を感じる。

写真展拝見などおよそ30分も滞在していたキャノンデジタルハウス大阪を離れて、さてどこへ行く。

今夜の舞台は午後5時半に開場される。

「海神への供物Ⅱ~厳島神社と天王寺楽所」鑑賞券と引き換えに座席指定券に交換する時間までを過ごす少し早めの夕食。

さて、食事処をどこにするか。

もちろん近場が一番いい。

大阪メトロ四つ橋線肥後橋駅付近にも食事処はあるが、移動に若干の時間を要する。

なら、中之島フェスティバルタワーホールの2階に・・。



引き換え場のフロアーだからすぐに行ける。

その判断と生ビールに釣られて入店したフェスティバ-ル&ビアホール



案内されたフロアーは広々。

開放感溢れるビアホールである。

数々ある食事メニューの中から選ぶ一品は・・1人前が750円のビアホールの肉オードブル盛り。

盛りは6種類。

パテドカンパーニュにスモークチキン、プロシュットデイパルマ(生ハム)、モルタデッラ(豚)、イタリア産生サラミ、コッパデイテスタ(豚ゼリー寄せ。

こんだけ盛って750円とはおそれいりやの・・鬼子母神。

メニューは2人前からの注文受付だけに丁度いい量。

お腹が膨れ過ぎたら鑑賞中に眠気を催す。

小食の私にとっては丁度いい。

酒の肴が決まればドリンクである。

カラカラ喉を潤すドリンクはもちろん生ビール。

それも780円の限定樽生クラフトビール。

まずは乾杯だ。

ごくごくごくごく・・あぁーうまい。

至福の味わい樽生クラフトビールに酔いしれる。

こりゃ何杯でもいけそうだ。

生ビールの肴はビアホールらしく旨さをぎっしり詰め込んでいる豚系、鶏系の料理。



生ハムのプロシュットデイパルマもイタリア産生サラミもぐっと濃い味。

料理の名前は頭になかなかインプットできないカタカナ文字であるが、実に美味い。

豚肉のモルタデッラも豚肉ゼリー寄せコッパデイテスタもむちゃ美味い。

ぐいぐい飲んで2杯目のビールは630円のエビス・ザ・ブラック。

コクのあるエビスビールが黒。

いわゆる黒ビール。

喉の奥で決めてくれる。

脂っこい料理ばかりでは飽きもくるからサラダで味工夫。



680円のトマトと赤玉ねぎの山菜サラダに、同じく680円のボッタルガと蕪のサラダアオサ海苔のヴィネグレット。



会話の話題は伝統的民俗行事。

Kさんが取材した行事に興味津々。

行ってみたいが地理的に遠方地。

行事が行われる時間帯に到着できそうにもない地域の内容が濃い。

ここ数か月に取材した民俗行事のあれこれを情報交換する場に賑わいの料理やビールも伴って花が咲く。

時間の経緯は・・と思いつつ、追加した料理は920円の魚タコ季節野菜のビールフリットミョウガのタルタル添え。



その間にもまたも追加のアルコール。

趣向を替えて今度はチューハイ系。

久しぶりに飲みたくなったハイボールは550円。

続いて飲んだレモンサワーも550円。

美味しい料理にアルコール。

口も弾んで時間は午後5時。

そろそろ開場と思いつつ会話も弾んでいけば外の夕景もあっとう間に変化する。

鑑賞券の引き換え時間が気になりだした。

店を飛び出したKさんが戻ってきた。

なんでもすごい人の波。

ごったがえす会場に大行列に諦めて戻ってきた。

ならば、開演時間の午後6時半までにでも、と待つことに。

その間に支払いを済まそうとしたKさん。

またもや戻ってきて鑑賞券をレジに提示したら、なんと10%割引が適用されるという。



ありがたい鑑賞券である。

支払は大岩行事に支援してくれたのだから、私の奢りと思っていたのに・・。

つい甘えてしまうのが申しわけない。

この場を借りて心より感謝申し上げます。

結局、ビアホールに滞在していた時間は午後3時半から午後6時20分まで。

あっという間の夕宴に乾杯が4杯。

これ以上のアルコール量では鑑賞に支障をきたす。



丁度いい量に、ほど酔い気分。

料理は思った以上に美味い

(H30.11.26 SB932SH撮影)

サンデイ住之江御崎店買いの2品は今夜のご馳走

2020年06月15日 10時04分46秒 | だんらん
魚輝で昼食したお昼時間。

ゆっくりとした時間をたっぷり寛いでお店を出たら買物である。

お外に出れば少しでも歩いてほしい。

身体を動かすことが大事な介護の身。

介護認定は要支援になったこそ、自力で歩く練習をと思って、出かけた近くにあるスーパーサンデイ住之江御崎店。

毎週一度は買物ヘルパーさんにもお願いしているお店である。

そんなおふくろの買いたいものとは別に我が家のおかずに、と思って商品棚を見て廻る。

えっ、これまで見たことのない自家製総菜は魚介類。

焼きに煮物の魚介惣菜に目が動いた。

なんと、298円の値札シールを貼っていたモーリタリア産自家製煮たこがあった。

煮たこと云えば、兵庫県の魚の棚である。

魚の棚商店街に数店舗で売っている煮たこの美味しいこと。

魚の棚の煮たこはやわらか煮。

甘くて美味しい煮たこはしょっちゅう買いに行けるところではない。

味はとてもじゃないが叶わないと思えるスーパーサンデイ住之江御崎店自家製煮たこに2割引シールも。

賞味期限は当日であるが、翌日でも充分にいただける煮たこである。

これは買いやといってかーさんに見せたら、こんなのもあるといった商品棚。

なんと珍しい売りである姿作りのやりいかお造り。

これもまた賞味期限が本日記載。

姿作りなのにお値段はたったの398円。

これもまた買いである。

結果的にいえば、今夜のおかずになった2品。

皿に盛って食卓テーブルに並んだ。

コリコリいただく新鮮やりいか。

胴体もゲソもエンペラーもすべてがコリコリ食感。

買って正解のご馳走である。

もう1品がどんな味付けなのか、口に入れるまで予断を許さないモーリタリア産自家製煮たこ。

ガツンとくる噛み応えたっぷりの煮たこ。

噛みきるのがとても難儀な煮たこ。



実はこの日に上顎の左奥歯に被せていた金属製の嵌め歯がポロリと取れた。

何故に取れたのか。

昼食に食べたかき揚げうどん。

そこまでは大丈夫だった。

口に入れてもぐもぐしていた、そのときにかーさんが発した言葉は、「モチはくっつくから、歯が・・・」。

云った瞬間に嵌め歯が取れた。

まぁ、なんとも、である。

嵌め歯が取れても痛くはないが、困ったことが起きる。

その嵌め歯がなければ口内の皮膚を噛んでしまうのだ。

何度も何度も噛んでしまう。

その度にイタタタ・・。

皮膚はただれてべろべろ。

休み明けの火曜日でないと修復されない奥歯に難義。

姿作りのやりいかは難なく食べられたが、煮たこは堅いだけに・・。

仕方なく右奥歯で噛むことにした。

右の奥歯では噛み切ることができる。ありがたいが、どうしても残欠の左奥歯で皮膚を噛んでしまう。

そろりそろりと噛み切った煮たたこ片の美味しいこと。

かーさんがいうように醤油味付けのこてこてでやや辛め。

噛んでいるとそれほどでもない堅さがほぐれて旨みが・・。

次回も見つけたら、買いだな。

(H30.11.25 SB932SH撮影)

新装開店・魚輝水産住ノ江店のご馳走

2020年06月14日 09時14分26秒 | 食事が主な周辺をお散歩
介護認定の再認定が決まって11月から始まったおふくろの要支援に入浴ヘルパーがある。

週に1回は通所施設でお世話になるリハビリ運動に入浴も。

週に1回だけの入浴では身体の回復には満たない。

シャワーで身体の脂を流すことも大切だが、それにともなく入浴施設が要る。

もちろんそれは自宅浴室での入浴である。

10年以上もシャワーがなかった浴室に導入した。

入浴に際する補助道具も整えた。

道具はシャワーチェアに浴槽台、浴槽の手すり。

これらは介護サービスにあたるが、固定取付であっても、なくても市・区役所に申請許可が下りてから利用できる。

尤もそれだけでは不足する浴槽上がりのための踏み台である。

昨今は介護用具も市販されている。

安くて耐久力のある踏み台が見つかった。

これら一式を活用してヘルパーさんの介助支援をしてもらう。

週に1度の入浴であるが、なんせ入居してから浴室の壁などの掃除をしたことがない。

壁は日に焼けたのもあるが、クリーム色の壁が茶色、こげ茶に染まっている。

その原因はカビであることがわかった。

市販のカビ除去剤を買ってきて天井あたりから吹きかける。

ぼたぼた落ちる泡が壁を綺麗にしてくれるが、まんだら模様。

流れた泡の筋が綺麗にしてくれるが、一気にすることもない。

塩素がキツイカビ取り除去剤はその処置をする私どもが呼吸困難になる。

もちろん窓は全開だが、しばらくは壁に臭いが残っているだろう。

来週、それとも以降に、まんだら模様を綺麗にするため再訪しなくちゃなるだろう。

本日のカビ取り除去作業はおよそ2時間。

一息つけて昼飯とするか。

行先はどこへ。

この日は大阪マラソン。

玉出辺りからは通行止めになる。

渋滞を避けて近場に出かけることにした。

台風21号の影響を受けたことがキッカケ、いっそのことお店を綺麗にしてお客さんを迎えたい。

そう決断された魚輝水産住ノ江店へ向かう。

おふくろが住むほぼ団地すぐ。

歩いてでも行ける範囲であるが、歩行困難なおふくろのためにと車で移動する。

外装、内装工事が終わって新装開店した日は前週だった。

工事中は一時的にお休み。

待ちかねたお客さんがどっと押し寄せたとも・・。

おふくろの希望はうどんとまぐろが食べたいという。

海鮮料理はふんだんにある魚輝水産。

かつて何度も入店しては昼ランチを食べている。

前々回に訪れた平成29年1月4日

おふくろが元気に独り暮らしをしていた時代である。

梅田も難波もあっちこちバスと電車に乗って、お愉しみのお出かけを満喫していた。

何の心配もしていなかったころであった。

9カ月後には状態が一変した。

前回がほぼ1年前の平成29年9月10日も入店した魚輝。

それから8カ月後に発症した圧迫骨折が発端で介護の身になった。

暮らし方も大きく変化した。

一人では外出できない身にはなったが、私ども家族が屋外に連れていき、外部の空気を吸ってもらうことで気分転換を、ということにした

さて、ご注文は・・。

メニューの中から選んだ美味しい味は790円の本まぐろ三昧にぎり。

大トロ、中トロに赤身。

1貫ずつで790円。

上等もんであろう。

たった3個じゃ少ないわな。

プラスに選んだにぎりは140円やりいか。

1皿で2貫にしても足らないというから2皿。

もう一つの美味しい味はぶっかけうどん。

なんせ魚輝のうどんはコシがあってなめらか麺。

のど越しが良いからつるつる食べるだろうと異議を問わなかったぶっかけうどんは200円。



注文の品がくるまではランチサービスのドリンクを飲んで待っていたら、早くもテーブルに配膳してくれた。

見るかに美味しそうなまぐろにぎりをぱくつくかと思えば、そうではない。



おふくろの食べ方は山葵を溶いた醤油にまぐろネタをヒタヒタ漬ける。

そこから始まる食べ方作業。

にぎり飯に戻して口に入れたら、あー美味し。

寿司飯も美味しいと云って、ぱくぱく。

食感も味も良しに肉厚のあるまぐろに大満足。

やりいかはコリコリに箸が止まらない。

5月から何度も何度も食べていた回転寿司のまぐろを遙かに凌駕する味覚を堪能している。

ぶっかけうどんは冷たいけど出汁が濃い目で美味しいとつるつる。



旨さ抜群にこれもまた堪能していた。

かーさんが注文した料理は990円寿司串天ランチ。

揚げたて天ぷらの香ばしさにうっとり。



レンコン、タマネギにこれなんやという白くて丸いもの。

そりゃうずらの玉子やん。

あまりの美味しさにこれまで食べたことのない海老の頭もがぶり。

ネタが新鮮な上に揚げ方が上手いもんだから美味しくいただくが、ウインナーはちょっとな、という。

にぎり寿司はまぐろ、イカ、サーモン、海老、玉子焼きに鰻。

もう一つは大きめの軍艦。

サラダなのと思いつつ食べたこれは何。

食感も美味しいというからたぶんに数種類混ざりの魚介をあしらったものだろう。

キンピラゴボウもあるが、これが一番良かったという猟師汁である。

私が注文した定食にも付いている猟師汁が美味い、美味いと顔が歓んでいた。

赤だしだと思うのだが、まろやかな味。

味噌っぽさもないし、潮も。

つまりは辛くないのである。

マイルドな味はついこの前に食べたマルヤス水軍など比じゃないという。

私もそうだと思う猟師汁がたまんない。

さて、私が注文した料理は珍しく定食もん。

890円の猟師丼と串カツ定食である。

これまで何度も食べていた590円の本格肉かすうどん。

どちらにするか、さんざん悩ませる魚輝の美味しいランチ。

奮発して食べちゃえと決断し猟師丼と串カツ定食を注文する。

その際に店員さんが尋ねてくれる丼のご飯の量。

そりゃもう半分にしてください、だ。

配膳された丼椀の小さいこと。

ミニサイズの椀に盛った猟師丼に温泉玉子が乗っかっている。



おかげさんで海鮮、魚介類が見えない。

まったく見えないのではなく、ピンク色でわかるサーモン。

刻みネギの下にも埋もれているであろうと思える海鮮、魚介類。

こりゃもう発掘調査みたいにスコップではなく箸で崩していく。

尤もはじめにしなくちゃならないのは醤油に落とした山葵。

調合した」小皿からちょっちょと垂らす。

醤油色が僅かに両親丼を染めている。

箸を突っ込んでがっつり口に。

まずははじめに温泉玉子を中心に口に寄せる。

がっつり口に入れてもぐもぐ。

美味いねぇ。

美味いもんは先に食べる。

ガツガツ食べる猟師丼のネタが美味い。

新鮮具合がよくわかるコリコリ感。

何が入っているのかサーモン以外はさっぱりわからないが、美味いもんは旨い。

右横の盛りは串揚げ。

昔というか、随分前になるが初めて入店した魚輝は大阪市内の都島

このときの印象は今でも記憶にある。

とにかく美味かった海鮮丼。

当時は今よりも盛りが少なかったように思える。

そうであっても美味さに勝てない。

それ以来、かーさんともども魚輝のファンになった。

串揚げはテーブルにある二度漬け禁止の表示がある串揚げ専用のソースタレである。

右に串揚げ。

ソースは左側にあるからなんとも・・。

たっぷり漬けて食べたレンコンの暑さに度肝を抜かれる。

もっと薄くてもいいんじゃないのと思えるぐらいの分厚さにはまいった。

かーさんが食べた天ぷらも同じような厚さ。

一口で食べられるわけがなくて、小刻み噛み。

次の串は牛カツだった。

アツアツの串揚げは早く食べないと焦るが、無理。

でっかいキャベツもソースタレに浸けて食べる。

もちろん一口で食べきれるものではない。

シャキシャキャベツも味わって最後の串揚げは茄子だ。

噛んだらじゅわっ、と汁がでる。

柔らか、食べやすい茄子が一番だった。

最後は丼、串揚げを食べている間にやや冷め。

それでも美味しい猟師汁。

久しぶりにいただいたが、これたまらんねぇ。

味よし、ボリューム良しの魚輝はやっぱり美味かった。

また来てくださいとクレジットカード支払いの際にいただいた20%割引券。



来年の2月末までの期限であるが、よくよくみれば昼ランチには適用していない。

利用時間帯が午後3時から午後11時まで。

機会があるかもと思って保管した。

ちなみに本日の支払いは3人で税込の3401円。

回転寿司店で食べるよりかは、いくらか上昇した。

(H30.11.25 SB932SH撮影)

ノートンの更新後にオフライン・未接続になる原因は

2020年06月13日 09時20分31秒 | つうしん
11月21日に突然のごとく発生したプリンタ異常

プリンタ情報が取得中のまんま。

そのまんまで停止したかのような事象に陥った。

その対応だけでも四苦八苦したのに、またもや・・・。

解決したわけではなかったようだ。

前日の23日である。

またもやプリンタ異常が発生した。

事象はオフラインに未接続である。

オフライン状態を示したのはTS8130。

未接続状態になったのはMG6200。

どちらも印刷はしてくれない。

プリンタが認識されていないと思われる事象である。

こうとなればメーカーサポートを仰ぐしかない。

電話をかけた相手先はキャノンお客様センター。

電話をかけたが、繋がらない。

かけた日は23日。

その日は勤労感謝の祭日だけにメーカーは非営業日。

仕方なく諦める。

翌日の24日である。

作業をしているとついつい時間経過がわからなくなる。

ふと窓を見たら暗くなってきた。

時間帯は午後4時。

この日は土曜日であるが、おそらく営業日では、と思って午後4時15分に電話をかけたら繋がった。

担当者の声を聞くとほっとする。

居住地、氏名を名乗って伝えた先日対応後の現況状態に困っていると話した。

まずは調べてみましょう、である。

まずはプリンタのTCP/IDである。

プリンタの正面パネルにある設定などを繰っていきましょう。

無線LANの環境は正常である。

プリンタも一つの端末。

TCP/IDはそれぞれにある。

TS8130は192.168.11.3で、MG6200は192.168.11.4に設定されていた。

パソコン側の状態を確かめるべくコマンドプロンプトを探してくださいと云われるが見つからず。

他のをと云われてパワーシェルよりPing 192~.3を入力する。

その結果データが4行もあるから問題はなしという。

同じくPing 192~.4を入力するするも、同様に問題なしという結果。

担当者は直近にセキュリテイソフトのノートンに更新がありましたか、と尋ねる。

そういえば、何日か前にあったような気がする、と伝えたらこの問題はノートン社に問い合わせてくださいと終わった。

電話を切ってからはさてどうするか。

仕方なくネットでプリンタがオフラインとか、未接続をキーワードに検索したらノートン画面にある設定が見つかった。

たぶんにこれだろう、と思ってクリックした。

その中にあるファイヤオール、そして、一般設定。

次にプリンタデバイスの信頼に設定する。

デバイスの接続追加をクリックしたらその枠は空白。

無理にというか、そこにCanonTS8130および192~.3を入力して、完全に信頼を適用した。

続いてCanonMG6200 192~.4も信頼を適用したら薄い色で表示していたプリンタが濃くなった。

これでいけるかと思ったが、4台とも未接続。

えーい、そのままでいいやと思って、ネットワークセキュリテイも完全な信頼に適用。

だが、未接続である。念のためと思ってプリントを出力したらTS8130が動いた。

えっ、であるが、MG6200はエラーで出力ができなかった。

時間帯は午後6時半になっていた。

あらためてパソコンの電源をオフ/オンにして立ち上げたら濃いはずだったプリンタ表示は、また薄くなっていた。

念のためと思ってテストプリントをしたら出力されますやん!!!。

問題を起こしていた原因はプリンタデバイスのIPS除外と判断した。

プリンタにセキュリテイは不要と考えて除外したらデバイス状態の画面を見たら4台とも濃い色になっていた。

一体、これって、なんやねん。

(H30.11.24 記)

下笠間のイノコ行事日に見た干し物

2020年06月12日 09時39分16秒 | 民俗あれこれ(干す編)
イノコのクルミモチ作りを拝見していた室生下笠間。

神社行事のイノコ祭の日に、各家が作って食べるクルミモチ。

祭りに供えることなく、作って食べる郷土料理を取材していた。

取材を終えて2軒を表敬訪問する。

1軒は正月前に各家がエビスさんに吊るすカケダイを作っていたお家。

ご主人の体調はすぐれず、籠りの身。

商売していたお店は廃業状態になったと話す奥さんもすぐれず。

もう1軒はカケダイを吊るしていたお家。

イノコのときは必ずといっていいほどイノコのクルミモチを作っていた。

わざわざ作って食べさせてもらったこともある。

元気にしてはる顔を見たくて訪問したが、姿を見せない。

耳を澄ませば室内テレビの音声が聞こえてくる。

声をかけて扉を開けた玄関口。

上り下りを補助する介護用具を設備していた。

数年前に大手術をしたご主人の介護。

車椅子もある玄関を見て、出て来やんほうがいい、と思ってそっと扉を閉めた。

足が不自由なおふくろも同じ。

声をかけただけ動きはるのが辛い。

そう思って遠慮したお家の軒下に干し物があった。

丁寧に裏返した椎茸に大豆を干していた。

その奥にあるのは下笠間特有の黒豆。

干しているのは腰痛が酷くなって単車も乗れない。

杖が必要な身になった奥さんは今年も干していた。

(H30.11.23 SB932SH撮影)

プリンタTS8130がプリンタ情報取得中のまんま

2020年06月11日 09時04分08秒 | つうしん
プリンタTS8130がプリンタの情報を取得中のまんま対応に四苦八苦。

ネット調べではプリンターの電源を切れとか再インストール程度の回答しか見当たらない。

まぁそれでもしてみるかと試したコンセント切る対応までも。

1枚の印刷物が出力される。

インク切れだから交換せよという×マークに対応したインクはイエローにマゼンタ。

もうひとつおまけのブラックまでも要求するプリンタ。

まだある!マークのシアンであるが、今は対応することもない。

試しにテストプリントをしようとしたが3枚のドキュメントがキューバッフアに溜まったまんま。

これをクリアーする方法が見つからない。

こうなったら購買したときの箱にお客様情報センターのコール電話番号が記載されていたはずと思って箱から取り出す。

電話はすんなりと繋がってIさんが応対してくれる。

状況を伝えて現状を確認。

早速はじまった対応はプリンター側の状態確認。

無線LANのSSIDや電波強度も88%。

TCP/IDなども問題も特にない。

スタート右クリックから選ぶ「設定」。

「デバイス」画面の右側にある「デバイスとプリンター」をクリック。

TS8130画面に対して「印刷ジョブの表示」をクリックして溜まっている3ドキュメントを確認した上でプリンタのプリンターのプロパテイにポートの追加設定をする。

番号はプリンタで確かめた192.云々、である。

もう一つは無線LANの自動接続から手動接続に固定IDを登録。

これで問題は解決するはずだからプリンタキューバッフアにあった3ドキュメントを削除してクリア。

邪魔していたキュードキュメントを消して問題は解消した。

素早い対応に感謝するばかりだ。

(H30.11.21 記)