小田原周辺のマイナースポットや些細な出来事を少しずつ
小田原の端々



見慣れた風景の中にある鉄塔は普段はそれほど存在感はないが、塗装などの修繕の際にシートに囲まれると異質の物体に見える。先日、散策の途中に下大井を通ると携帯の基地局で修繕工事が行われていて鉄塔がシートで囲まれていた。小田原市下大井、国道255号下大井交差点を報徳橋方面に曲がり200mほど進むと運送会社の事務所が立ち並ぶ一画があり、その道路脇にNTTドコモの基地局が立っている。その鉄塔は普段見慣れない形に変わっていて国道255号沿いからも見えたので近くへと向かう。NTTドコモの基地局であるCV小田原下大井の鉄塔は修繕工事のためシートに覆われていて灯台のような形に見える。普段は気にとめることのない鉄塔の周りがシートに覆われるだけでもかなり存在感を感じる。通りかかったのは日曜日だったので作業は行われておらず。鉄塔の周辺には塗料関係の資材が置かれていたので塗装工事がメインに行われているようだ。このCV小田原下大井がいつごろ建設されたのか定かではないが、帰宅後に2002年の空中写真を確認したところそれらしき建造物が写っていた。おそらく携帯電話が普及してきた90年代半ばから2000年にかけて建設されたものと思われる。鉄塔の修繕工事だが、クリストの建造物を布で覆うアートを彷彿とさせるような少し変わった風景が撮影出来たので良かった。おそらく携帯の基地局の修繕サイクルは20年前後なので、これから市内各所の鉄塔で同じような工事が行われるのかもしれない。またシートに覆われた鉄塔があれば写真に残したいと考えている。

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