「 九州 ・ 沖縄 ぐるっと探訪 」

九州・沖縄・山口を中心としたグスク(城)、灯台、石橋、文化財および近代土木遺産をめぐる。

福岡県芦屋町 ・ 芦屋釜の里 「 カラフルな芦屋釜ろん 」

2021-05-13 06:14:43 | パン ・ ケーキ ・ お菓子

マカロンならぬカラフルな 「 芦屋釜ろん 」

 

 

 

 

 

 

釜を模った外箱もお洒落

 

 

 

 

 

「 芦屋釜ろん 」が売っている芦屋釜の里

 

 

 

 

 

青いマカロンの柄は ” 波千鳥 ” 

 

芦屋釜に表された波の絵をモチーフに、千鳥が飛ぶ海辺の情景を描いている。

海辺の町、芦屋をイメージし、現在の芦屋鋳物師が描いたものである。

 

 

 

 

朱に染まった中に描かれているのは ” 七宝繋文様 ” 

 

 

七宝繋文様 (しっぽうつなぎもんよう) は、

芦屋釜に表された七宝繋文様を描いている。

円が繋がる文様は円満を表すとされ、

古来、縁起の良い文様とされている。

 

 

 

 

 

 

 

 

白にシンプルな釜の絵が載った ” 芦屋釜 ”

 

室町時代を中心に筑前国芦屋津(現在の福岡県遠賀郡芦屋町)で製作された茶の湯釜。

その特徴は、胴部に表される優美な文様と、

「 真形(しんなり)」と呼ばれる端正な形です。

芦屋釜は、現在の茶道においても大変珍重されている。

 

 

 

 

 

 

 

 

黄色に亀の甲羅のような ” 亀甲文様 ” をあしらったマカロン

 

 

芦屋釜に表された亀甲文様を描いています。

亀は長寿万年の思想から縁起の良いものとされています。

芦屋鋳物師が製作した毘沙門天立像の鎧にも、

この亀甲文が表されています。

 

 

最後に紹介するのは鮮やかな緑色の 「 浜松 」 

 

 

芦屋釜に表された浜松図(砂浜に生える松)を描いています。

浜松図を表した芦屋釜は数点知られており、

室町時代から好まれた画題だったようです。

 

※ マカロンの隠し味として芦屋の塩を使用し、

抹茶は福岡八女の抹茶を使用している。

 

この 「 芦屋釜ろん 」 が売っている ” 芦屋釜の里 ” については、

芦屋釜チョコの後に後日改めて紹介したいと思っています。