「カラマツの下の花畑」・・・・♪

軽井沢での子供時代に作った落葉松の下の花畑ーー心は今も~!「草花」「99歳の軽井沢物語」「葛西スケッチブック」ほか。  

umeさんからの伝言

2006-11-12 | 99歳Umeさんの軽井沢物語

                                                          

仕事が一段落して、やっと、母の所に行ってきました。
朝の、西武線の事故で、ひとつ手前の駅で時間調整のため、待たされ、お昼ギリギリになってしまいました。が、なんとか間に合い、上の階にある食堂で、ランチをすることができました。
食事の後、「はい、おみやげ」といって、11月3日付の、軽井沢彫りの記事のコピーを渡すと、
 写真で”お盆”に再会した母は、
「とにかく、なつかしいよ」
その後で、本文を読み上げると、
目をしばたたかせながら、ゆっくりと、たぐりだすような言葉で続けました。

 ―ー私はひとりだと思っていたけれど、この記事を見たら、
   「私は一人じゃない」って思った。
    娘の知り合いも読んでくれていて、書いてくれて、
    とても元気づけられたよ。
    なつかしくって、うれしかった。
    名前も知らない皆さんだけど、何よりうれしかったよ―ーと。

ブログというふとしたご縁につながれ、それこそ見ず知らずの母にまで、あたたかい思いを寄せてくださったみなさま、ありがとうございます。
何かと沈みがちな92歳の心に、ほっかりと明かりがひとつ点りました。

―ー毎日ね、病院の中(同フロア)を、車を押して午前に一回と午後に一回、ひとまわりするのを日課にしているの。それから、立って20、座って15数えて、それを20回繰り返しているの。少しでも自分の力で動いていられるようにね。負けるものかと、毎日たたかっている。

 喜びも、哀しみも、つらさも、ミックスされた複雑な感情が、お互いの間を流れる。
それでも、一日一日、その時々をせいいっぱい生きていかなければね。
大伴旅人の歌ではないが、せめて、”生きてある間は楽しく~”―ー私もそうするから。

  

コメント (6)
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