新藤麦飲、毎日真剣に生きる!生きた証の一日一句!

毎週金曜日、週の日々の句を7句更新している。

大腸の内視鏡検査を受けた。結果は異常無しだった。モニターで様子を見ていたがきれいなピンクに驚いた。

2010-06-26 09:25:49 | 日記
  ●夜盗虫ざわざ来たりて花齧る

  ○ごきぶりは人の酔い時知りてをリ

  ●狭庭の鉢の渇きに夕立来

  ○梅雨籠拒む乳房や水を切る

  ●名を問へばへくそかずらと応へをり

  ○今年こそ藜の茎を杖にせむ

  ●クレーンのへの字になりし極暑かな

梅雨入りした。今年は紫陽花が美しい。露に濡れた紫が心を癒してくれる。

2010-06-19 09:57:27 | 日記
  ●時計草メールで逢瀬知らせたり

  ○冷房車あつけらかんと化粧人

  ●永らへて甘藷の花に会いにけり

  ○片蔭を遠回りしてクリニック

  ●睡蓮や目覚めばすでに咲きにけり

  ○植田へと水繋がりて流れ込み

  ●宇宙より見たる日本は紫陽花なり

朝日俳壇、稲畑汀子先生の第一選で入選した。選評もとてもありがたいものだった。

2010-06-12 08:58:20 | 日記

 ●女専車の終わりし香り梅雨湿り

 ○青梅を握りて摘めば枝撥ねる

 ●棕櫚の花重きを支う網の幹

 ○たまゆらの恋の来るや月下美人

 ●押し合いし卯の花蝶の割って入る

 ○ゆすらうめ一粒の実に一枝賭け

 ●苺食む幼子の歯は真つ赤なり

地デジ対応のテレビに替えた。横画面の長さに目が疲れる。ただ、画面が鮮明なのが良い。

2010-06-05 09:59:34 | 日記
 
 ●妻や快し新茶の香り部屋に満つ

 ○梨袋掛けるおやじの首の皺

 ●おみなごの胸日を撥ねる夏来る

 ○そこだけに秋の来ている畑かな

 ●ごきぶりの気配眼鏡の裏にあり

 ○尺取虫蛾になるときを数えをり

 ●アイス舐む女学生いるメトロかな

  ☆6月6日朝日新聞「朝日俳壇」稲畑汀子先生選掲載句

   研ぎ澄ます植木鋏や梅入り前