9月も終わる。ほとんど太陽を見ない月だった。ただ私にはM紙の俳壇の特選という陽が輝いた! 2016-09-30 21:55:56 | 日記 ○作句とは言葉削ぐこと吾亦紅 ●潤吉の民家に柿の熟れてをり ○里山という力士居り橡の実 ●団栗を蹴れば予期せぬ飛距離かな ○鶏頭に深き襞あり風留め ●秋涼や脳にぱしりとチョコレート ○素数なる生き方をして愁思かな
颱風が来たりして、毎日が雨、雨、雨。暗い空、空、空。 2016-09-23 09:12:14 | 日記 ○電線は椋鳥止まる木にあらず ●おしろいの実食ぶな鴉白くなる ○秋気澄む柴犬耳を二つ立て ●秋風や馬の尻尾も走りけり ○犬の居ぬ小屋を月光包みをり ●知恵の輪を解けやすくする月光 ○柿たわわ人は戻らず小鳥来ず
天気予報を見てると、太陽マークが一つもない。朝起きても暗い空。こんな湿った日々に気分もさっぱりしない。 2016-09-16 12:05:30 | 日記 ○秋澄むやサイダーを飲むウルトラマン ●秋日和トイレのドアに青い人 ○蝉出でし穴より吹き来秋の風 ●秋の月犬居ぬ小屋を覗き込む ○自転車に母と子二人秋うらら ●老人の大独り言身に沁みる ○月光がメリーゴウラウンドに乗る
颱風が毎週やってくる。わが町は風よりも雨の方が助かるが、毎週の襲来で部屋が湿っぽい。台風一過というものがない。 2016-09-09 10:09:08 | 日記 ○秋日燦とげぬき地蔵撫ぜる婆 ●秋澄むやサイダーごくりウルトラマン ○秋の日やトイレに青い人の立つ ●秋風やきりんの首の何処吹かむ ○蝉出でし穴吹き出づる秋の風 ●犬の居ぬ犬小屋に吹く初嵐 ○自転車に母と子二人秋日かな
9号に懲りて、10号に備え植木の片付け等びしっとやったが、今回は空振り。でも、東北、北海道は悲惨。これらの災害も想定外か!? 2016-09-02 09:46:46 | 日記 ○妻の臀さらりと撫ぜる稲穂かな ●草千里秋雲渡る橋失せり ○瓜坊は猪の子どもや羊雲 ●服着たる犬と老女に牛膝 ○揺れなけば芒燃え出す夕日かな ●電線の無き空大事鰯雲 ○山彦の秋気を連れて戻り来る