新藤麦飲、毎日真剣に生きる!生きた証の一日一句!

毎週金曜日、週の日々の句を7句更新している。

ようやく春らしくなった。亀の動きも活発になってきた。さっそく腹減ったと催促が・・・。

2014-03-29 10:52:16 | 日記


   ●うららかや縞馬笑う顔見せる


   ○試歩終えて足に感謝の春日和


   ●自転車のわずかに見えて雪解川


   ○名札差し花の種まき終わりけり


   ●雀来て花より団子選びをり


   ○春一や幼子フード剥がされぬ


   ●花粉症車内に響く大くしゃみ

亀が冬眠から覚め浮石の上で甲羅干しをしている。これからは水替えが大変になる。

2014-03-22 10:35:12 | 日記


    ●咲きたしと淡雪の乗る蕾かな


    ○春鴉はらあ空いたと飛びたちぬ


    ●見上げれば灰色の雪乱舞する


    ○花散りて枝間に見ゆる白き月


    ●淡雪や触れば溶け行く老いの恋


    ○春風や白鷺の脛水流る

   
    ●花粉症プールを揺らすくしゃみかな

寒い日が続いたのに、亀が冬眠から覚めた。いつもより一か月早い。浮石の上でのんびり甲羅干をしている。

2014-03-15 12:31:46 | 日記
   

   ●街路樹を剪定してるクレーン車


   ○春の雪積る音する空き家かな


   ●草餅の緑の筋の走りけり


   ○うららかや赤子転びてまた走る


   ●葦の角水突き抜ける水輪かな

  
   ○春の土癒えし歩みは嬉しかり


   ●黙したる池に波紋や葦の角



冷たい風の中、甘い香りがしてくる。沈丁花だ。この匂いをかぐとなぜか高校受験を思い出す。

2014-03-08 10:02:00 | 日記
  

   ●床上げのあしたに雪の匂い満つ


   ○凍解の気配も見せぬ荒野かな


   ●雑草と呼ばれ晴れ晴れ花薺


   ○春鴉ヒッチコックの鳥になる


   ●差し交す枝温もりを奪い合う


   ○春日ざし吸いて蕾のざわめきぬ


   ●でこぽんの膨らみ母を思い出す

もう三月だ。骨折。胸水手術。大雪などに追い回されて、今年に入ったという実感がない。

2014-03-01 11:11:49 | 日記
   


   ●幼子のスコップ橇にして遊ぶ


   ○猫柳それぞれの穂に日の当たる


   ●退院の我に付き添う春の雲


   ○日の温し床屋の合わせ鏡かな


   ●春の日に命のひとつ癒えにけり


   ○揚雲雀見つめば口入る日の光


   ●葉牡丹の列に一撃屋根の雪