新藤麦飲、毎日真剣に生きる!生きた証の一日一句!

毎週金曜日、週の日々の句を7句更新している。

検査結果が出た。すべて異常なし。先生はこんな結果は珍しいと言ってくれた。

2016-04-29 10:35:19 | 日記


   ○鶺鴒やスクランブルを闊歩する

   ●さくらんぼ食べる幼の口はO

   ○羽ばたきで小毬鞠揺らす小鳥かな

   ●咲き上がり天を目指すや立葵

   ○自撮りする共白髪夫婦の花見

   ●迷わずにあの花目指す夏の蝶

   ○一年生不安も入れしランドセル

熊本の大地震から一週間。自然の恐ろしさを改めて知る。想定外というのは人間の驕りだ。

2016-04-22 10:27:36 | 日記


   ●諸葛菜電車過ぎれば揺れにけり


   ○柿若葉日ごとに夢を膨らませ


   ○燕来る駐車場には空がある


   ●山びこの返事は寂し若葉風


   ○子守り歌聴く嬰のかたつむり


   ●飛行機と高さ比べす揚雲雀


   ○花の雲白髪溶け込む写真かな

熊本の地震に驚いた。鹿児島、佐賀、愛媛の原発は天からの警告と思うべし。

2016-04-15 11:16:25 | 日記


   ○初蝶のあやしている稚子かな

   ●空に向けたかいたかいす父子草

   ○初燕みずみずしくすビルの町

   ●階上の胡麻する音や春の夕

   ○諸葛菜電車連れ来る風に揺れ

   ●一本の古木に群れる花の客

   ○冬眠の亀目覚めればすぐ泳ぐ

妻と娘と新宿御苑に花見に行った。今年の桜は少し色が濃い。禁酒なので真面目印の花見だった。

2016-04-08 18:32:18 | 日記


   ○階上のすりこぎの音春の夕

   ●子守唄微かに聞こゆ母子草

   ○遠足に天使のチョコも連れて行く

   ●おかか、うめ、しゃけのにぎりで花見かな

   ○満開の花に酔いたる休肝日

   ●冬眠の亀目覚めればすぐ泳ぐ

   ○初蝶に遊ばれている赤ん坊

桜が咲いた。妻と近くの公園で見た。五分咲きといったところだが、心わくわくの美しさだった。

2016-04-01 21:10:02 | 日記


  ○蜜蜂や花粉団子の重さかな

  ●なまけもの笑い顔して春眠す

  ○菜の花のぱっと目に入る図鑑かな

  ●花繫縷小さき風の過ぎにけり

  ○ビル街を翻りたる初燕

  ●四十年飼う亀わおと鳴きにけり

  ○池横切り亀泳ぎをり夏の立つ