馬鈴薯の花が咲いている。茄子の花に似ている。驚いたことに、この花にも実がつく事があるそうだ！？

　　

　　●シャッター街眩しく光るさくらんぼ

　　○五月闇ジグザグ下る坂の道

　　●事件なり蜜柑に蝶の止まりけり

　　○若葉風蝕極まりて寂となる

　　●白薔薇の雨の明日の傷み見ゆ

　　○青葉若葉金環蝕を地に置きぬ

　　●紫陽花の蕾にかすか青き弁

紫陽花の蕾が日々大きくなる。あと一月で咲く。三月の裸枝から大輪の花が！不思議。

　　●季語集の腰巻外し衣更

　　○母の日に縄文女神見えたり

　　●白と赤きそく正しく花水木

　　○夕まぐれ未央柳の虫を呼ぶ

　　●棕櫚の花日の当りなば匂い出す

　　○風知草悲しみ風に流しをり

　　●馬鈴薯の花の盛りに入院す

松の剪定をやった。３メートルもあるので一日がかりになる。フッ、終わった！

　　　　　　　○鈴蘭の咲く季節きて咲にけり

　　　　　　　●柿花の壺に雨滴の溢れをり

　　　　　　　○入学や母に抱きつくランドセル
　　　　　
　　　　　　　●プール歩行晩のメニューの教え合い

　　　　　　　○亀の子の瞼を閉じて眠りをり

　　　　　　　●小手毬の十花一花となりにけり

　　　　　　　○母の日や縄文女神の逞しき

花水木の花がいたるところで見られる。白とピンク。でも、このところの雨で散るのも早い。

　

　　　　　　○連翹の色染み込ませ雫落つ

　　　　　　●草餅の包みの重く驚きぬ

　　　　　　○穏やかや心静かに剪定す

　　　　　　●前垂れの赤の行列風光る

　　　　　　○遣り残し事の多さや花筏

　　　　　　●ドア開けば鈴蘭の香の迎えけり

　　　　　　○噴水の千変万化途切れ無し