新藤麦飲、毎日真剣に生きる!生きた証の一日一句!

毎週金曜日、週の日々の句を7句更新している。

部屋も壁を塗り替え明るくなった。ただ、いろいろな職人さんが入れ替わり来て疲れた!

2013-06-28 09:46:50 | 日記


  ●日の暮れて闇とたわむる合歓の花


  ○梅雨闇やためいき足場降りてくる


  ●仙人掌の花の香りや寝入りばな


  ○夏つばめ来れば敬礼おまわりさん


  ●小さなる南天の花盛りなり


  ○だしぬけに雷鳴りて亀ころぐ


  ●梅雨晴れやおちこちに出蟻の塚

外壁を塗り替えている。カバーが掛けられ薄暗い。まさに梅雨闇の中での生活。

2013-06-22 09:31:09 | 日記


    ●妻に告げん今朝見し額の花の彩


    ○栗咲く香枝を離れて夜遊びす


    ●水槽のめだかの倍の目の睨む


    ○とめどなく空を目指すや立葵


    ●梅雨籠る妻踏むミシン音続く


    ○嬰児の甚平糊の利き過ぎて


    ●雉鳩の雉鳩に恋囀れり

紫陽花がいっぺんに咲き出した。いろいろな色があるが、やはり紫陽花は青紺色が似合う。

2013-06-15 08:44:38 | 日記

    ●ゆすらの実咲きし花より少なかり


    ○梅雨闇や壁の割れ目のいなびかり


    ●花栗の香の女子高に漂いぬ


    ○涼風やある人の名を思い出す


    ●逃げ水を突き抜けてくるジャガーかな


    ○グラジオラス押し合いながら咲き昇る


    ●睡蓮の咲くを知らせる水輪かな

梅雨入り宣言されたら,急に雨が降らなくなった。今年は空梅雨だろうか?

2013-06-08 10:37:45 | 日記


    ●さくらんぼ茎を摘まみて唇に


    ○花も葉もあおきぎしぎし枯れ尽きぬ


    ●風よ止め卯花みずから散りたしと


    ○ひなげしを散らさぬように茎しなう


    ●睡蓮の花開くとき亀の来る


    ○夕立来鳴きて知らせる雨がえる


    ●子雀をねらふ猫の背伸び反りぬ

蟻がキッチンに入り込んできた。退治しても後から後から。何とかしたいがどうにもならない!

2013-06-01 09:53:31 | 日記

   ●梅雨晴れ間亀の仕事は甲羅干し


   ○山桜桃の実落ちて弾んで転がりぬ


   ●五月闇水銀の黙引き連れて


   ○蛇苺子はいちごとし摘みにけり


   ●田の蛙己の目玉どれとどれ


   ○初夏や八ポ活字の文庫読む


   ●花も葉もあおき羊蹄枯れ尽きぬ