新藤麦飲、毎日真剣に生きる!生きた証の一日一句!

毎週金曜日、週の日々の句を7句更新している。

颱風の中心がわが町を通過した。雨のすごさといったら半端じゃなかった。道を川にして流れる濁流、恐ろしかった。

2016-08-26 09:52:50 | 日記


  ○長き夜の痒疹辛し又嬉し

  ●夜長し何度も同じコマーシャル

  ○引きし波秋気を連れて戻り来る

  ●新涼やうさぎは鼻をひくひくす

  ○棟上げの幣束真白秋気澄む

  ●狭庭なるあの木の辺り秋めきぬ

  ○割り箸の小気味良き音走り蕎麦

晴れれば40度近くになってしまう。雨が降れば豪雨に。昨今の気象は季語が使いづらくなってきた。

2016-08-19 09:45:57 | 日記

  ○栗の実を包み切れない幼の手

  ●蜘蛛の井のふくらみ風の姿見ゆ

  ○二度会えぬ形なりけり秋の雲

  ●緑陰にポテトチップス食べる音

  ○秋の空きりんの首は伸び盛り

  ●天高し亀の背中の頼りなさ

  ○天道虫腹見てみれば唯の虫

「山の日」という祝日ができた。旧盆の始まる直前の設定、思いつきで決められたような変な祝日だなあ。

2016-08-12 09:50:52 | 日記

  ○気が付けば緑陰出たりベビーカー

  ●雲の峰昇りつめたり対流圏

  ○落蝉の犬に嗅がれて鳴き騒ぎ

  ●夏の果て雲にぎやかになりにけり

  ○豊年だ土偶の乳房夕焼けて

  ●飛べぬ訳鴉に尋ぬ羽抜鶏

  ○毬栗の割れし胎内真白なり

我が家には鉢植えの草花が100近くある。地植えで無いから、朝夕の水遣りが大変!一時間近くかかる時もある。咲かせるためには仕方ない。

2016-08-05 10:16:17 | 日記


  ○昼寝覚め独り身と知る恐ろしさ

  ●蝉しぐれ亀の鳴き声紛れをり

  ○鮨舎利のごとき足裏昼寝の子

  ●炎天や右手右足同時出る

  ○炎天の一本道を影が付く

  ●淩ひとつひとつが夕焼画

  ○出目金とにらめっこしてしまいけり