日が短くなった。六時過ぎには暗くなる。夏の去り行く夕暮れは、何となく感傷的になる。 2011-08-26 09:52:36 | 日記 ●大夕焼一直線に飛行雲 ○緑陰の止めし車を過ぎにけり ●秋立ちぬ閉店知らす墨書かな ○メロンの荷解けば飛び出す日の香り ●夕焼を見つめ帰らぬ鴉かな ○嫋にあめんぼ水輪岸に寄せ ●嬰児の目に白雲や空高し ☆燕の子母の顔まで食べんとす>>>朝日新聞朝刊(8.31)朝日文化俳壇 鎌倉佐弓選にて入選しました。
ジムが休館なので、夕方一時間ほど堤を散歩する。蜻蛉、飛蝗、草花など日々秋への変化がある。 2011-08-19 10:25:40 | 日記 ●走り穂の香りも供え盆支度 ○裸子や猿の真似して踊りをり ●油蝉転がるように飛び来鳴く ○百年の木々の茂りや裏参道 ●をちこちに天を睨みし蝉骸 ○秋立つや髪の乾きし速さかな ●幼子の蝉数えをりいちにいさん
亀に氷をやる。最初は口で突き威嚇していたが、冷たいのに驚く。最後は小さくなり無くなった氷に思案顔。 2011-08-12 17:39:41 | 日記 ●行く夏や使い果たしたボールペン ○夕立来推敲にけりつけにけり ●おおきいかちちゃいか知らぬ亀泳ぐ ○大夕焼嘴突っ込む烏かな ●口笛が唇出ぬ炎暑かな ○草亀の目に光入る夜の雷 ●炎昼や工事現場に溶接光
合歓、夾竹桃、百日紅、夏の花が最盛期!赤、白、ピンク色も鮮やか。 2011-08-05 10:17:27 | 日記 ●蓋閉じて天の収める猛暑かな ○さくらんぼ食べた数だけ種残り ●蝉時雨もつともつとと句推敲 ○日焼け跡着たまま泳ぐ男居り ●柚子坊や葉食べ尽くし思案顔 ○夕焼けをぽつんと眺む鴉かな ●亀しか居ぬ昼に飲みたるビールかな