新藤麦飲、毎日真剣に生きる!生きた証の一日一句!

毎週金曜日、週の日々の句を7句更新している。

 この寒さの中エアコンが壊れた。もう30年近くなるのだから止むを得ないのだが、何もこんな時にと思う。

2017-01-27 10:12:01 | 日記

  ○馬のごと人参かじりコップ酒

  ●着ぶくれてポケット捜し慌てをり

  ○冬木の芽残さず空に晒しけり

  ●熱燗の冷えを飲むのは悲しかり

  ○いつも居る野良猫いずこ冬深し

  ●初プール全身使い泳ぎけり
  
  ○ぬっくりと猫に被さる小春の日
  

最高気温が5度にならない日が続く。今日は大寒。まさにその通りだ。今にも雪が降りそうだ。

2017-01-20 16:59:54 | 日記

  ○熱燗の冷めるまぎわは淋しけれ

  ●初プール体全部で泳ぎけり

  ○青空に埋め込まれたる枯木かな

  ●しあわせを調合してる冬木の芽

  ○パソコンのフリーズ人は冬籠り

  ●麦の芽の二十センチの地は温し

  ○着膨れはポケット多く探し物

毎朝、窓を開けると鵯が鳴く。まるで挨拶してくれてるように。起きるパターンを知っている野鳥、可愛いと思う。

2017-01-13 21:05:43 | 日記

  ○食べごろと鵯の啄ばむ青木の実

  ●遣り残す事あまたあり冬の星

  ○あの声は鵯である青木の実

  ●青き空被り咲きをり犬ふぐり

  ○首の骨きりんも七つ春を待つ

  ●犬ふぐり日を賜りて海になる

  ○酔ってねえ熱燗付けてあと二本

今年最初のブログになる。長く続けていると義務的になってしまうが、毎回新しい気持ちで作句していきたい。

2017-01-06 21:50:01 | 日記

  ○きょう冬至昼の命を見届ける

  ●青木の実今が食べごろ鵯の鳴く

  ○青木の実落ちて命を継ぎけり

  ●国捨てる人に方舟冬銀河

  ○蝋梅や風抜けやすき枝に咲く

  ●春近し駝鳥の首の伸び初むる

  ○あの声がひよどりなるか青木の実