新藤麦飲、毎日真剣に生きる!生きた証の一日一句!

毎週金曜日、週の日々の句を7句更新している。

今年最後のブログになる。佐弓先生の句会に参加したのが一番のニュース。

2012-12-28 17:42:13 | 日記
   

   ●冬夕焼鴉飛込み消えにけり

   ○もみじ葉の排水溝に集まりぬ

   ●蝦蛄仙人掌咲満つ花の押し合いぬ

   ○梅の里玉堂梅に見えたり

   ●新素材温き下着や老い軽し

   ○紅葉する葉より赤しや実南天

   ●落葉掃き虫の骸に出会いたり

今日は冬至。これからは、日が長くなる。明るい日差しが延びるのは嬉しい。

2012-12-21 10:04:17 | 日記


     ●青木の実風に磨かれ艶を増す

     ○摩天楼ごときビル背に紅葉狩り

     ●命日来シクラメン欲し日なりけり

     ○早足になりし散歩や冬至の日

     ●石蕗の花茎のてっぺん日の温し

     ○生き抜きて芭蕉襤褸に成りにけり

     ●コンビニに入ればおでんに迎えられ


富士見市と言う位だから、富士山が良く見える。特に、ここ数日の影富士が美しい。

2012-12-14 10:26:44 | 日記
  

   ●葉牡丹や真中から咲く渦の花

   ○短日に満天星紅葉燃え急ぐ

   ●枯欅まだ葉の付けし南側

   ○幼子の声無き町に鵙の声

   ●北吹くや亀寝る床を日に晒し

   ○実南天覆いし葉より上に垂れ

   ●欠礼のはがき重なるポストかな

昨日、新宿御苑に行った。紅葉の赤。銀杏の黄。桜の緋。それは素晴らしかった。

2012-12-07 10:09:02 | 日記
  

   ●半影の寒月食の控え目に

   ○葉牡丹は真中より咲く渦の花

   ●頭から土に潜りて亀眠る

   ○日短し満天星紅葉燃え尽きぬ

   ●冬木の芽葉と花確と包みけり

   ○冬来る七つの星の柄杓立つ

   ●冬うらら若者の腕タトウ有り