新藤麦飲、毎日真剣に生きる!生きた証の一日一句!

毎週金曜日、週の日々の句を7句更新している。

2016年のブログの最後の更新になる。毎週7句を載せるという事は大変なことだった。おかげさまで少しづつ進歩してるような気がする。

2016-12-30 09:38:43 | 日記
 
  ○国捨てる人に方舟冬銀河

  ●生命線くっきり渡る冬銀河

  ○きょう冬至短き昼を見届ける

  ●冬空は欅の枝のために澄む

  ○虫たちの尻ごむ程に八つ手咲く

  ●冬晴れやメタセコイアの先尖る

  ○花八つ手気付かぬ人は寂しからむ

句会の仲間の素晴らしい句が新聞に載っている。皆さんの感性に刺激を受ける。

2016-12-23 10:46:34 | 日記
 
   ○独り居をいっしゅん忘れシクラメン

   ●大いなる箱で届きしシクラメン

   ○シクラメン窓辺に置けばででっぽう

   ●冬至日も子らと帰ると鴉かな

   ○ぶたのまんじゅうシクラメン咲かせけり

   ●凩の次の次の日は穏やか

   ○ママの抱く赤冬帽は男の子かな

視力が落ちて来て心配なので、眼科へ行って検査をしてきた。結果白内障、緑内障等不具合は無く、ホッとした。

2016-12-16 09:19:12 | 日記

  ○シクラメン茎の支えで踊りをり

  ●柿落葉艶めき蟻を惑わせる

  ○木枯しや人垣囲む救急車

  ●空つ風音立て抜けるシャッター街

  ○蝦蛄仙人掌冬のスターマインかな

  ●冬至日も鴉は子等と帰ります

  ○焼芋を作らむスト―ブの点火

飼亀が冬眠に入った。土のベットを用意したら、待ちかねたように穴を掘り潜っていった。これで桜の咲くころまで寝ている。

2016-12-09 10:00:29 | 日記
  

    ○白猫は冬日に焦げて虎猫に

    ●振り向けば来し道消えて大枯野

    ○年寄りを枯らしてしまう空っ風

    ●茶に花粉貰い過ぎたり蜂飛べず

    ○しゃこさぼてんスターマインのごと繚乱

    ●くしゃみせば一瞬小春消えにけり

    ○風みがく艶の増したる青木の実

12月に入った。いつもなら冬眠してる亀がまだ寝ない。という事は、今年は暖かいという事?暖冬か?

2016-12-02 09:40:36 | 日記

   ○幼子の靴履いてみる冬日かな

   ●冬電車毛玉が床を行き戻る

   ○小走りで買い物をする冬至かな

   ●喪服着る男も日向ぼっこして

   ○届かずや背の痒み増す冬の夜

   ●くしゃみして小春日和を見失う

   ○年の暮れ片靴下の夜逃げかな