新藤麦飲、毎日真剣に生きる!生きた証の一日一句!

毎週金曜日、週の日々の句を7句更新している。

大災害からもう二週間、毎日が区切れの無いまま過ぎる。連翹の花が咲き始めたが、今の心境には眩しすぎる。

2011-03-25 11:26:01 | 日記
   


     ○余震来る眠れぬ夜の猫の恋

     ●春昼や山鳩われ無視歩き過ぎ

     ○かなへびや浦島ごとく目覚めしや

     ●朧月近寄る光り津波の地

     ○盛り塩の崩れてをりぬ春の宵

     ●静かなり連翹一枝咲き始む

     ○朧夜や天災起きて余生知る

地震、津波に会われた方々、原発の事で振り回されている方々、そうしたことに心を痛めている方々に捧ぐ!

2011-03-18 21:56:09 | 日記
 ●地震奪う命に降りぬ朧月

 ○彼岸桜蕾も散らす地震かな

 ●今年また冬眠覚めて亀生きる

 ○しの字なり泥鰌の跳ねて春眺む

 ●押し合うて香り絶やさぬ沈丁花

 ○連翹の枝に隙あり花出らむ

 ●桜草咲く上で受く便りかな





桜の木が赤い靄に包まれている。亀の土が割れ始めている。春本番が近づいている!

2011-03-11 13:14:48 | 日記

  ●啓蟄やランドセルの走り過ぐ

  ○塚高し土竜は見たや梅の花

  ●卒業や真白き足袋の眩しかり

  ○水槽の泥鰌しの字で春眺め

  ●寒戻るお茶仏壇に供えたり

  ○地下鉄のカーブにくれば花疲れ

  ●沈丁花押し合いながら香りたる


   ☆鬼の豆受けて目つむる鬼の面>>>>NHK学園俳句実作
    若井新一先生A評価句

早くも三月。2~3度の寒い日もあるが、花の芽の膨らみに春来るを感じる。

2011-03-04 10:59:13 | 日記
  ●東風吹けば若者の耳火照りたる

  ○窓開けば春のお知らせ寄りて来る

  ●雄鴨や風位を計り雌に寄る

  ○踵あぐ土のあいだに春一番

  ●橋うららハーレー音の渡りけり

  ○真青なる空に白雲猫柳

  ●春の香や思わざる友より文来る

   
   ☆山ほどの蜜柑の上に蜜柑のせ>>>>NHK学園実作、若井新一先生
    A評価句