新藤麦飲、毎日真剣に生きる!生きた証の一日一句!

毎週金曜日、週の日々の句を7句更新している。

大騒ぎの割に大した被害はなかったので今回の台風は良かった。

2013-10-26 10:52:45 | 日記


   ○育てたる鈴虫の籠持て余し


   ●茸飯昼に賄う妻に恩


   ○青蜜柑バスに乗り来る香かな


   ●咲くまではむすつとしてる桔梗かな


   ○オートレースバンクに火花冬はじめ


   ●花野蹴る犬の後肢如何にせむ


   ○力芝にぎれば毛虫這うごとく

亀の食欲が落ちてきた。冬眠入りも近い。昨年は11月19日だった。

2013-10-19 10:03:56 | 日記
   

    ○ピーナツの日和に干すや落花生


    ●余生とは余生を思う秋の宵


    ○蓑虫は通い婚なる夫婦かな


    ●桔梗の魑魅魍魎とさざめきぬ


    ○握りせば力の芝は毛虫なり

   
    ●盛り塩の立待月を迎えをり


    ○刃の触れば果汁吹き出す大き梨

30度近くの暑さが続く。ようやく咲いた金木犀もすぐに散ってしまった。香りもほとんどしないまま。

2013-10-12 10:31:08 | 日記
 


    
   ○今宵また最終列車秋の声


  ●曼珠沙華日の当たりなば浄土なり


  ○鰯雲重ならぬやう流れけり


  ●秋澄むや亀の甲羅の黄筋かな


  ○蕎麦の花くろねこ親子過ぎりたる

  
  ●蕾割れ笑い出したる桔梗かな


  ○引力に逆らうとき来秋なすび

昨日木犀の匂いがしてきた。どの木も開花したようだ。温度に敏感なのだ!

2013-10-05 11:56:38 | 日記
   

   ○はたはたの脛の力や稲穂揺る


   ●桔梗の笑顔溢れて咲きにけり


   ○佇めば背中に妻来気配かな


   ●我くるをぎりぎり待ちて飛蝗飛ぶ


   ○飛びし距離振り返りたり飛蝗かな


   ●ぷとふくれぱつと開くや花桔梗


   ○葉を落し色の濃くなる実むらさき