新藤麦飲、毎日真剣に生きる!生きた証の一日一句!

毎週金曜日、週の日々の句を7句更新している。

雨の上がった午後散歩した。林の土が程よく濡れて心地良い。足を柔らかく押し返す。足裏に春を感じた。

2012-02-24 10:19:04 | 日記
 


    ●まんさくや万花に春を知らせをり

    ○下萌ゆるティーショット飛び弾みけり

    ●花かたくり魑魅魍魎とささめけり

    ○老成の木より吹き出す牡丹の芽

    ●沈丁花香りて季節巡りくる

    ○坂東の平野過ぎりて鳥帰る

    ●寒鴉寄りつ離れつ三羽飛ぶ

今年は雀の姿が少ない。枯れ木の枝一杯に止まる、ふくら雀の賑やかな囀りを聞きたい。

2012-02-17 10:09:53 | 日記


    ●交信をしたごとざぶん鴨の群れ

    ○春風や蓑毛浮かせて通り過ぐ

    ●蕗の薹摘む終わり時忘れけり

    ○どの図鑑見ても鶯左向き

    ●眩しかる連翹の黄に酔いにけり

    ○春光や石下石に注ぎをり

    ●鳥帰る関東平野横切りて

立春が過ぎたが、沈丁花の蕾は固い。桜草の花の茎も伸びていない。まして冬眠の亀はピクリともしない。

2012-02-10 10:36:44 | 日記
  

    ●水槽を磨きて亀の目覚め待つ

    ○春立つや関東平野動き出す

    ●寒風に笑顔白服サンダース

    ○おでん屋へ東京一の坂上る

    ●大寒やストレッチして温もりぬ

    ○風花や溶ける前まで舞ひてをり

    ●春一番思わぬ知らせ届きたり

豪雪が続く北国は大変だ。雪を喜ぶ関東人にその苦しさは理解しにくい。日本列島の真中の山脈は凄い!

2012-02-03 09:31:56 | 日記


    ●梅探る土竜の塚のをちこちに

    ○着膨れてユニクロでシャツ求めけり

    ●麦の芽の列ゆるやかに曲りをり

    ○鵯や一飯の礼置きて去り

    ●飛行雲冬青空を人の飛ぶ

    ○シクラメン押し競饅頭して咲きぬ

    ●鬼の面豆投げられて目をつむり