新藤麦飲、毎日真剣に生きる!生きた証の一日一句!

毎週金曜日、週の日々の句を7句更新している。

一月も終わる。寒い日が続くが桜草や沈丁花がほころび始めた。春は近い。

2011-01-29 13:44:58 | 日記
○春泥や幼子の靴右左
(しゅんでいや おさなごの くつみぎひだり)

●大根の葉は地球から噴き上がり
(だいこんの ははちきゅうから ふきあがり)

○鍵掛けてきたかきたかと寒鴉
(かぎかけて きたかきたかと かんがらす)

●枯野から揚がる連凧雲に入る
(かれのから あがるれんだこ くもにいる)

○枯蓮やミロの現る水の上
(かれはすや ミロのあらわる みずのうえ)

●満作を独り占めする絵描きかな
(まんさくを ひとりじめする えかきかな)

○積まれたる下の蜜柑の息聞こゆ
(つまれたる したのみかんの いききこゆ)

禁酒まるまる2週間、2キロ痩せた。2時間の散歩も軽快だ。春が来るのが待ちどおしい。

2011-01-22 10:16:46 | 日記
●ひよどりや赤実くわえば囀れず
 (ひよどりや あかみくわえば さえずれず)     
 
○さくらそう高さの順に蕾咲く
 (さくらそう たかさのじゅんに つぼみさく)

●寒がらす碧空過ぎり雲残す
 (かんがらす あおぞらよぎり くものこす)

○三面鏡うぐいすの影こぐらかる
 (さんめんきょう うぐいすのかげ こぐらかる) 

●掛毛布滑らぬように裏返す
 (かけもうふ すべらぬように うらがえす)

○古希近き筋肉愛づり冬泳ぐ
 (こきちかき きんにくめづり ふゆおよぐ)

●肉まんじゆう裏側見れば皺あまた
 (にくまんじゅう うらがわみれば しわあまた)


正月から禁酒をしている。まだ一滴も飲んでいない。目覚めの爽快さ、体の軽さが最高!続けていきたい。

2011-01-15 09:37:51 | 日記
  ●駅伝のテレビ見ている寝正月

  ○蝋梅や見よや嗅げやと枝ひろぐ

  ●侘助は女になりて咲きてをり

  ○みゆき聴き気づけば入りぬ土筆原

  ●お年玉貰ひておとな言葉くる

  ○湯気の満つ蕎麦屋に走る隙間風

  ●妻の留守無為の一日日向ぼこ

快晴の続いた新年。体調もまあまあだった。七草粥で締めた正月、まずまずのスタートだ。

2011-01-08 09:54:26 | 日記
 ●冬茜夕づつ既に輝きぬ

 ○大根の葉の盛り上がる畑かな

 ●不整脈続けど生きて去年今年

 ○争わず生ききし命冬泳ぐ

 ●鋏研ぎ水仙曲げて切り取りぬ

 ○実南天一粒ずつに日の当たる

 ●橋越えば空風走る関東平野


  ☆麦芽ばえ凍てる畑に列をなす>>>>NHK俳句実作
   小林貴子先生A評価句

  ★眩しける寄り添い見上ぐ花の客>>>NHK俳句実作
   作品コンクール提出予定句

年が改まった。今年も感性を働かせて新鮮な句を作ろう!

2011-01-01 11:03:05 | 日記
  

   ●凩の止めば星の流れけり

   ○侘助や風の強き日暮れんとす

   ●湯気来たるビールを飲みておでん食ぶ

   ○水仙や風を過ごして咲きにけり

   ●帰る場所見つけば枯葉静かなり

   ○わが影が腰から折れし年の果
    
   ●麦の芽や畑に緑の列をなす

     ☆川の土手行けば寒風襲ひ来る>>>>NHK学園
      俳句実作 前澤宏光先生B評価句