新藤麦飲、毎日真剣に生きる!生きた証の一日一句!

毎週金曜日、週の日々の句を7句更新している。

急に涼しくなって亀君は食が細くなった。あと一月後の冬眠の準備だ。腹時計は凄い!

2012-09-28 09:49:14 | 日記


     ●隣家より木犀の香をいただきぬ

     ○玉すだれ雨の明日の競い咲

     ●秋の蚊の刺したる証痒みくる

     ○蟷螂の雄を食べるの見てしまい

     ●小鳥きて人前婚を祝いけり

     ○豊満なお尻晒して梨売られ

     ●秋海棠枝を生けむと思いけり

明日が彼岸の中日、ようやく朝夕は涼しくなった。今年ほど暑さに参ったことはない。

2012-09-21 10:16:06 | 日記
    

    ●背負われておんぶばったの至福時

    ○墓参り裏に回りて墓誌を見る

    ●無為の日や唐黍の実を数えたり

    ○鶏頭の天辺に乗る重さかな

    ●人前婚雉鳩の声聞こえくる

    ○秋の蚊や足踏ん張りて血を吸いぬ

    ●サルビアやああああああと叫び咲く

九月も中旬なのに、連日三十度を超す暑さ。植木の水遣りも朝晩二回。まあ大変だ。

2012-09-14 10:05:25 | 日記
    

    ●デパ地下に無骨に鎮座甘藷かな

    ○秋気澄む足場の会話地に降り来

    ●柚子坊の育つを待ちて鳥の食む

    ○亀の寝て月の入りくる寺の池

    ●新築の家に越し来しちちろかな

    ○日に尻を向けて止まりぬ赤蜻蛉

    ●草亀の膨れる喉に秋の風

九月に入ったのに我が家の周りでは蟋蟀の鳴き声が聞けない。一体どうしたのだろう?

2012-09-07 09:45:08 | 日記
   


      ●新涼や鮪の粗を捌きをり


      ○竜胆や一日賭ける祭りかな


      ●秋海棠一枝手折りて生けにけり

     
      ○朝顔や火山湖色に咲きにけり


      ●みせばやは淡い色して寂しかる


      ○三つ栗の押し合い殻を割りにけり


      ●萱の絮寂しき駅に飛びて来る


       ★都市ガス来先ずは枝豆茹でにけり

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