新藤麦飲、毎日真剣に生きる!生きた証の一日一句!

毎週金曜日、週の日々の句を7句更新している。

今年も蝉の鳴き声がほとんど聞けない。ニイニイ蝉は皆無だ。環境が悪い方に向かっている証拠だろうか?

2013-07-27 10:08:50 | 日記
 

    ●納棺の姿勢で鳴くや草の蝉


    ○花の句を詠む楽しさよ秋近し


    ●来し方と行方の巡る夜の秋


    ○暗闇に虫鳴かねども草に露


    ●凌霄花空昇りつめ散り競う


    ○紅蜀葵今日の限りの大文字


    ●片影の間黒猫過ぎりけり

川合玉堂展に行った。滝、波など色を使わない画法に驚きを感じた。

2013-07-20 10:28:57 | 日記


   ●控えめに花咲かせをり藪からし


   ○青空に燕を飛ばす秋の風


   ●てつぺんに昇りつめたる立葵


   ○初梨を掴めば固き重さかな


   ●秋立つやわずか酸つぱし林檎食む


   ○紫の花あまた咲く秋隣り


   ●朝顔や今日の幸せ妻に来よ

猛暑が続く。いつも高温で名の上がる鳩山町とほぼ同位置の我が家。焼け死にそう。

2013-07-13 09:05:03 | 日記


    ●風の道知りて老犬涼に寝る


    ○花カンナ大夕焼けに燃え上がる


    ●張りたての井を触りなば蜘蛛走る


    ○朝食の会話に雀加わりぬ


    ●LED光に惑うかぶと虫


    ○冷房車通勤の人ただ黙す


    ●胸と腹離れて飛びぬ蜻蛉かな

暑いといっても朝夕は涼しい。夜に良く寝られることは、体力温存に欠かせない。

2013-07-06 08:37:55 | 日記


  ●南天の六弁秘か咲きてをり


  ○夏至の日の蟻はメッカへ蜿蜒と


  ●冷奴薬味に重ぬ妻の恩


  ○受け継ぎて天目指したる立葵


  ●玉すだれ半開きにて咲き止めぬ


  ○吹き溜まる軽さを持たぬ凌霄花


  ●子雀の声といただく朝餉かな