新藤麦飲、毎日真剣に生きる!生きた証の一日一句!

毎週金曜日、週の日々の句を7句更新している。

今日で九月も終わる。低温日有り、台風来る、変な祭日連休。あっという間に一か月が過ぎ去った。

2011-09-30 20:07:06 | 日記


  ●光差し錦木もみじ燃え盛る

  ○芋の葉に点点点と蟻遊ぶ

  ●稲架の竹跨ぎ穂の尻干されたる

  ○新蕎麦の知らせる墨書味わいぬ

  ●秋の蛇つの字しの字を道に書く

  ○踏切の向うの月を追いにけり

  ●甲殻を纏い出陣きりぎりす

台風15号が我が家の上を通過した。家は揺れ、雨が吹きつけた。亀は気圧の変化に驚き、助けを求めていた。

2011-09-23 10:25:51 | 日記
  

      ●レジの列秋の香りも並びけり

      ○赤蜻蛉コンビナートを編隊す

      ●一夜だけ虫呼ぶ花や烏瓜

      ○鉦叩一打を待ちて杯空ける

      ●鳳仙花弾けて散らす蟻の列

      ○デパ地下にどっしり並ぶ梨の尻

      ●水泳帽脱ぎし男にたじろぎぬ

河堤を歩いた。コスモスの苗が咲くのを待ち遠しげに揺れていた。もう一か月したら満開!

2011-09-16 09:38:00 | 日記
 

  
     ○夏のジムトラック降りて男入る

     ●秋来る蚊に刺されたる四肢痒し

     ○秋暑し乙女の下着透けて見ゆ

     ●夏の亀甲羅一緒に泳ぎけり

     ○これがまあ秋の蝉かなじいエンド

     ●枝豆を莢の三倍食べにけり
   
     ○花穂割り葯揺れ出でて稲の咲く

台風12号が大暴れして去った後の、爽やかな青空と風がとても気持ち良かった!秋はこうでなくっちゃと思う。

2011-09-09 10:29:29 | 日記
 

    ●冷蔵庫開けて目の合うブルドッグ

    ○大木や蝉の声だけ飛び来たり

    ●足の裏地に着く前に飛蝗飛ぶ

    ○草遊び子らは家路を遠くする

    ●ごきぶりの触覚揺れる厨口

    ○食ぶ吾を見据える亀の野生かな

    ●寝返りに枕ざばりと熱帯夜

気が付けば蟋蟀が鳴き出した。8月の中頃からだ。今年の夏は、早く来て直ぐ去ったような気がする。

2011-09-02 10:03:54 | 日記
  

   ●あめんぼの水輪重なり池騒ぐ

   ○油蝉鳴き出す前は森閑と

   ●草亀のどたどた逃げる大夕立

   ○枝先でジャブを繰り出す百日紅

   ●雲の峰膨らみすぎを天押さえ

   ○あす朝は生ごみの日やメロン剥く

   ●とりあえずビールを飲めば初ちちろ