新藤麦飲、毎日真剣に生きる!生きた証の一日一句!

毎週金曜日、週の日々の句を7句更新している。

梅雨が明けた。暗い曇りの日が10日ぐらい続いたが、ようやく明るい日が出た。暑くなったのは必然だが・・・。

2016-07-29 10:00:57 | 日記


  ○気が付けば緑陰の外ベビーカー

  ●雲の峰昇りきったる対流圏

  ○先客の多い枝なり赤とんぼ

  ●新聞に重きちらしや朝曇り

  ○古稀の日に蚊の一刺しを賜りぬ

  ●己が影に付き纏われて疲れけり

  ○嬰児に涼風来たり産毛揺れ

今週は小雨が降り続く。涼しくて助かるが暗い空がうっとうしい。飼い亀も戸惑っているようだ。

2016-07-22 08:53:00 | 日記

  ○緑陰に影と別れて入りけり

  ●扇風機政治家のごと顔動く

  ○古稀の日に蚊の一刺しを賜りぬ

  ●ペンギンの肩を窄める残暑かな

  ○ジムプール水着の母を見間違う

  ●凌霄のてんでばらりと散りにけり

  ○青紫蘇の料理いろいろ香の跳ねる

72歳になった。妻と娘が祝ってくれた。皆健康なのが良い。それに引き替え、お世話になった永さんが亡くなったこと悲しい。

2016-07-15 10:45:09 | 日記


  ○てんと虫明日を夢見て飛びたちぬ

  ●蟷螂に大見え切られたじろぎぬ

  ○夕焼けを揺らす少女の一輪車

  ●影踏みや木陰に入りて逃げ果す

  ○生き急ぐ蝉出でし穴開けぱなし

  ●地下街は日焼けぬ光夏帽子

  ○口紅を少し濃い目に夏帽子

3日に句会があった。5句提出の会だが、5句とも先生の選になった。こんなうれしいことは初めて。これからも精進しよう。

2016-07-08 09:05:08 | 日記


   ○夕立に叩かれているビニル傘

   ●きりぎりす間合いの長き鳴き方す

   ○首筋を汗の流れて命かな

   ●木下闇見慣れぬ人に辞儀される

   ○にゅうどう雲白極めたり筑波山

   ●行く夏や亀と余生を語りたる

   ○ひきがえる女はなれぬ相撲取り

早くも7月になった。この月は自分の誕生日である。今年で72歳になる。大きな病気をせず良くここまで来たもんだ。

2016-07-01 09:32:23 | 日記

   ○法師蝉なんど鳴いても違わざる

   ●生まれでて病むことの無き油蝉

   ○大江戸線地下の深くでかき氷

   ●くねりたる蛇道行けば夏落ち葉

   ○遠雷に乱れる亀の足運び

   ●渇水の地割れにしみる大夕焼

   ○夕立の足裏見たりビニル傘