新藤麦飲、毎日真剣に生きる!生きた証の一日一句!

毎週金曜日、週の日々の句を7句更新している。

昨日の暖かさで連翹が一気に開いた。あたりが一斉に明るくなった。早速鵯がやってきた。食べちゃ駄目!

2012-03-30 09:59:24 | 日記


    ●さまざまなこと忘れたし花は散る

    ○春めきて雨の明日の野のさやぐ

    ●春の日や投句の筆の走りをり

    ○春の亀左手掻きて右に行く

    ●春昼の絵文字の多きメールかな

    ○花移るちょうちょの影の濃き薄き

    ●園バスを跳み降りる子風光る

勿忘草が咲いた。五弁の瑠璃色と金色の蕊がまことに可愛い。これでは一度見たら忘れられる筈がない!

2012-03-23 10:40:20 | 日記
      


      ●今朝は春来ているらしい風の上

      ○急行の止まらぬ駅の葱坊主

      ●春一番怒つた顔の車過ぐ

      ○連翹の一枝の先の葉の芽かな

      ●研ぎし刃の合わせ目走り剪定す

      ○母の日の五年寝かせた梅酒かな

      ●茶柱は立たねど吉事新茶かな

突然花粉が襲ってきた。早めのお墓詣りは大変だった。今年は年のせいかダメージが大きい!

2012-03-16 21:43:04 | 日記
  


  ●研ぎ置きし剪定鋏握りたる

  ○ピンクとはまさにこの色桜草

  ●エレベーター新社員乗せ上昇す

  ○花の客見上げる先の青き空

  ●連山は北から南枯野かな
 
  ○ストレッチ終えれば温し浅き春

  ●雀の子総身口にし餌せがむ

啓蟄も過ぎたが寒い日が続く。亀のペレの冬眠明けはまだ先だ。気温が15度になるまで。

2012-03-09 09:58:11 | 日記
  

    ○土割りて冬眠の亀出できたり

    ●木枯しに負けんと老躯くの字なり

    ○百千鳥日に包まれて来たりけり

    ●赤き葉の色より赤し実南天

    ○冬の雨散らす葉のなく枝ぬける

    ●日溜りに三猿浮かれ踊りをり

    ○うららかやペコちゃん赤い舌を出す

三月になった。例年は沈丁花の香りが漂う頃だが、雪が降ったりして蕾も固い。二週間は季節が遅れている。

2012-03-02 10:20:20 | 日記


   ○春風や少年の耳火照りをり

   ●余寒きて町騒がせる赤色灯

   ○春風やペコちゃんの顔揺れてをり

   ●葉も茎も花も押し合うシクラメン

   ○返り花葉も返らせて咲きにけり

   ●地下鉄の坂さしかかる花疲れ

   ○啓蟄や雀飛ばずに地に集う