新藤麦飲、毎日真剣に生きる!生きた証の一日一句!

毎週金曜日、週の日々の句を7句更新している。

ここ一週間風邪で寝込んでいた。ようやくスポーツジムに通う気力が出る。

2013-11-30 10:04:26 | 日記
  

   ●いろいろな影の過ぎ行く障子かな


   ○父の忌を忘れずに咲く寒の菊


   ●見上げれば血圧下がる冬青空


   ○落ち葉掃く蝉の骸も共にして


   ●棘あるを知らせる香花柊


   ○冬北斗付け根のひかりやや弱し


   ●畝越えて大根の葉の押しあいぬ

遅ればせながら菊が咲き出した。なぜか白い菊が消えてしまった。菊にも勢力争いがある?

2013-11-16 10:17:35 | 日記
  

   ○茶の花の目玉焼きごと咲にけり


   ●神るすも妻あればこそ菊日和


   ○冬眠まえ甲羅冷たし亀耐えよ


   ●枯葎覆いし枝に縋り付き


   ○葉の光受けて金色つわの花


   ●十一月漁鼓叩く音平林寺


   ○乳色の八つ手の花に母を見る

文化の日が過ぎたのに菊が咲かない。これも天候異変のせい?待ち遠しい。

2013-11-09 10:18:59 | 日記
  

   ○冬眠前亀ひたすらに日を浴びる


   ●傘干せば一粒ながる秋の雨


   ○北風や吹くを忘れる痛さかな


   ●大根引妻のお尻と合いにけり


   ○暮の秋影一人ごつ言いてをり


   ●どの路地も行き止まりなり枯葉かな


   ○温き日の浸みこむ障子白きかな

平林寺に行った。まだ紅葉には早かったが、静粛の境内に心が洗われた。

2013-11-02 10:32:28 | 日記
   


    ○妻の待つ我が家真つ直ぐ月の道


    ●台風来亀の水槽騒立ちぬ


    ○鰯雲途切れ全く冬の空


    ●影と影触れてコスモス触れ合えず


    ○季の移る扉を開けて温め酒


    ●恥らいて生姜は足を開かざる


    ○風に散りあなた任せの枯葉かな