新藤麦飲、毎日真剣に生きる!生きた証の一日一句!

毎週金曜日、週の日々の句を7句更新している。

7月も今日で終わる。光陰矢の如し。猛暑の続く中、時に流されないように生きたいものだ。

2010-07-31 09:31:49 | 日記
 
 ●日盛りや地でも舞たる黒あげは

 ○日日草東京の坂昇り見し

 ●昼顔や放置自転車覆い咲く

 ○向日葵や花弁はコロナ蕊太陽

 ●月下美人娘の居りし部屋匂う

 ○後ろ足体はみ出す蝗の子

 ●サルビアの焔や虫よ火傷すな

梅雨明けと同時に連日の猛暑。鉢やプランターへの水遣りも一日二回、生き物全てが参っている!

2010-07-24 10:00:16 | 日記
 
 ●ATM札灼けてをり日暮れかな

 ○梅雨明けて風は光りを運びくる

 ●固まりて守護神になる余り苗

 ○松葉牡丹三尺寝せば萎みをり

 ●サルビアの花のパレードタッタカタ

 ○クレーンフック垂れ下がりをり大暑かな

 ●水泳帽脱げば禿頭現れる

   ★夏燕KOUBANの軒飛び出しぬ>>>「NHK学園俳句実作」後澤啼鳥先生A評価句

今朝、きあげはが羽化した。プランターのパセりで育った二匹。黄色の羽がとても美しい。

2010-07-17 09:24:04 | 日記
 

  ●誘蛾灯子らも集まる光りなり

  ○片蔭や路上は黒の展覧会

  ●黴の香のビデオ再生ヘップバーン

  ○兜虫落ちないように飛びにけり

  ●別れしな女の背過ぎる蛍かな

  ○サルビアの緋花虫呼ぶあああああ

  ●蚊の停まり足踏ん張りて針刺せり

今日は66歳の誕生日。思えば遠くへ来たものだ。少しは体を労る生き方にシフトしよう。

2010-07-10 09:24:11 | 日記
  ●網戸よりおすそわけとの声の入る

  ○パナマ帽被りジム入り老爺かな

  ●片蔭や母の面影来て行きぬ

  ○夕立や待ちくたびれて雨の中

  ●紫蘇の香を洗い落とせず連れ帰る

  ○茄子実る花は慌てて咲き昇り

  ●馬鈴薯の枝に小丸の実の生るや

雀の囀りの間に、燕の早口の囀りが聞こえる。子が孵化したのだろうか?鴉に気をつけよ!

2010-07-03 09:35:46 | 日記
 
 ●梅雨晴れや嬰児笑へば二本の歯

 ○手花火やマッチの火より始まりぬ

 ●夏至の日や豆腐屋待てど未だ来ず

 ○ショベルカー道に穴掘る酷暑かな

 ●枇杷の実の食べころ前に家払う

 ○侮りしグレープフルーツ重きかな

 ●風知草一番風の門を出づ