新藤麦飲、毎日真剣に生きる!生きた証の一日一句!

毎週金曜日、週の日々の句を7句更新している。

菊の蕾が膨らんできた。割れ目を見ると何色が咲くか分かる。あと一週間で咲き出す。

2012-10-26 09:49:26 | 日記


    ●焼き芋の香の改札へ迎え来る

    ○冬眠前亀はひすがら甲羅干す

    ●扇風機仕舞うは難儀汗を拭く

    ○おなもみの男の我に飛び付きぬ

    ●草紅葉日の落つ時の灯の祭り

    ○秋時雨ルオーのピエロ四つ釦

    ●冬障子琴弾く妻の小さやか

    

例年よりかなり遅く木犀の花が咲き出した。甘い臭いが漂う夜は、何となく怪しげな気持ちになる。

2012-10-19 09:33:45 | 日記
  

   ●草亀の冬時知りて目を瞑る

   ○足守る秋の神社の大草鞋

   ●秋曇ルオーピエロの四つボタン

   ○秋の暮レジ袋出ず葱の尻

   ●茎百万曼珠沙華咲く巾着田

   ○おでん鍋先ず竹輪麩か迷い箸

   ●おでんのん走りて来よと招きをり

初めて句会に出た。句会の進行はテレビで見るぐらいしか知らないので、選句がおざなりになった。

2012-10-12 09:59:10 | 日記
   

    ●秋の亀一日がかりの甲羅干し

    ○おなもみに飛び付かれたる畔の道

    ●秋暑し妻の二の腕動きをる

    ○暖簾揺れおでんのんの字招きけり

    ●曼珠沙華一茎一花百万や

    ○手庇の花野眺める菩薩かな

    ●秋高しロボットのごと家の立つ

巾着田の曼珠沙華を見に行った。久方に心が洗われた。素晴らしい極楽景色に感動!

2012-10-05 09:45:35 | 日記


    ●新涼や妻の二の腕風過ぎる

    ○父の年越えゆく夜の長さかな

    ●小春日の猫を起たせて車出す

    ○唐土の粒押しあいてうねりたる

    ●笑み割れし栗いが中の白さかな

    ○木犀の香りを抜けて届く文

    ●玉すだれぱつぱつぱつと咲きまくる