新藤麦飲、毎日真剣に生きる!生きた証の一日一句!

毎週金曜日、週の日々の句を7句更新している。

八月も終わる。何とも暑い日が続くが、地下室で寝起きし体調を維持している。

2010-08-28 09:54:37 | 日記
 ●芋虫や葉を食べ尽くし思案する

 ○竜胆に雨降り注ぎ蕾の日

 ●図鑑見て鈴虫の声聴きてをり

 ○秋の声出会い忘れし人の来る

 ●父の年越す日が来たり秋の暮れ

 ○女郎花黄の雲になり野に流る

 ●地に落ちし蝉手に取れば鳴きにけり

秩父の「子の権現」に行った。足腰を守る神社だ。参道を登ると力の付いた気になった。

2010-08-20 10:00:15 | 日記
 
 ●空広し仰向けに蝉の骸あり

 ○玉虫や手肢も腹も輝ける
 
 ●蟻止まれ鳳仙花の実弾けるや

 ○ぽんぱつと蕾の割れて桔梗咲く

 ●命継ぐ蕊太く立つ白槿

 ○秋の蝉木にぶつかりて落にけり

 ●梨剥けばじゃりじゃり音す一人の夜

荒川の橋から50キロ先の「スカイツリー」が見えた。今の倍の高さになるのだから、凄いだろうな。

2010-08-14 09:35:19 | 日記
  ●地球背に手肢合掌蝉の逝く

  ○鳳仙花戯れに爪染めてみし

  ●鈴虫の声大樹から飛び出しぬ

  ○人の居ぬ公園に音桐一葉

  ●白き花茗荷のありか知らせたる

  ○白桃に女子見たるうろたえし

  ●鶺鴒やモータープール闊歩する

今日は立秋。連日の猛暑続きで秋になった実感は無い。でも、夕暮れの風に涼しさを感じられるのも確かだ。

2010-08-07 09:19:01 | 日記
  ●空蝉や行くすえ親に委ねたり

  ○手花火や家族の影の賑やかさ

  ●草いきれ放置自転車包みをり

  ○捩子花の捩れ途切れる花の欠け

  ●驟雨来る運び遅れし蟻の餌

  ○鎌倉街道過ぎる蛍や平家なり

  ●短夜や終わらぬ思い出話かな

   
    ☆兜虫落ちないように飛びにけり>>>朝日俳壇8月8日、大串 章先生選