フェンネル氏の奇妙な生活

気付いた世界の中の小さな出来事と水彩画と時たま油絵と思いついたことを爺さんが一人語りいたします。

8月は雨で始まった

2009-08-01 18:36:20 | Weblog
8月になると何だかやれやれと思ってしまう。なんだか先が見えて来てしまうというか涼しくなって秋が来て冬が始まると連続のイメージが構築できるから。実際は。猛暑は、まだまだ続き台風、残暑と夏のイベントが目白押しなんだけど夏の終わりはやはり8月なんだから。8月を2分割して前半は、祭り、後半は山というのがいつものパターンだけど今年はどうなることやら。先日来から「1Q84」という話題の本を読み進めているバジルが本の中からサハリンに住むある部族の話をしてくれた。北方領土のことは、返還しか知らず「ウスリー紀行」でシベリアの方にはたくさんの少数民族がいることくらいしか知らなかったのでとても新鮮だった。イヌイットのような暮らしぶりだけどサハリンは、イヌイットの氷の大地ではないんだからイヌイットと同じように顔洗わず、風呂入らずでは汚く臭いでしょう。実際、狩猟民族だからすべての栄養を海からの贈り物で賄うんだから魚の解体した残骸に蛆が湧き厚さ3ミリの絨毯になるという劣悪な環境で暮らしているんだ。人間は、どんな環境でも生きていけるんだね。というより、そんな民族がいるなんてことにびっくりした。考えてみれば、土着の民族なんだからいるのが当たり前なんだけどサハリンには、日本人とロシア人としかいないと思ってたから衝撃。大きくくくれば、ネイティブアメリカンの種族なんだよこの民族は。アラスカからベーリング海峡を渡って南下してきたんだ。子供には蒙古斑があるというから日本人のルーツにも関係してくるかも知れないね。ナバホの話とからんでリンクしてくるのかと面白い。他の民族の話をきくにつけ風呂好きの日本人で良かったというのが実感。やはりこれは、四季と湿気の関係かな。ヨーロッパもあまり風呂に入らないらしいから狩猟民族と農耕民族の違いなのかな。しかし世界は広いな、まだまだ知らないことがたくさんあるから。「1Q84」これだけでも価値があるというのかな。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする