フェンネル氏の奇妙な生活

気付いた世界の中の小さな出来事と水彩画と時たま油絵と思いついたことを爺さんが一人語りいたします。

梅の花独り見つつ

2012-02-07 09:27:51 | Weblog
花でイメージする歌は有名なところでは「あおによし奈良の都は咲く花の匂うがごとく今盛りなり」だなやっぱり。ずっと梅の花かなと思っていたけど作者の小野 老が4月に大宰府に下向したときに詠んだ歌ということなら奈良に咲く総ての花々のことだったんだろうか。それとも奈良の都に対しての心象風景だったのだろうか。あおによしと言われると艶やか華やかな憧れが感じられるから総ての花が咲き誇るイメージがするね。個人的には梅がいいんだけど。毎日犬を連れて散歩に行く公園で知らないうちに梅の花が咲いていた。梅って香りがいいんだよね。遠い昔奈良の都へ遣唐使たちが持ち帰った花だ。ひとり梅の木の下で花を仰ぎ見てた。
「春されば まづ咲くやどの梅の花 独り見つつや 春日くらさむ」(山上憶良)

今日は雨だが寒くない。これからまた寒くなると言うことだが春は確実に来ている。こんなに春が好きな国民他に居るのかな。やっぱり秋に入学するのはイヤだな。いくら国際化といっても季節感なくしたら日本人じゃない気がしないかい?狩猟民族と農耕民族は違うんだよ考え方が根本的に。
コメント
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