フェンネル氏の奇妙な生活

気付いた世界の中の小さな出来事と水彩画と時たま油絵と思いついたことを爺さんが一人語りいたします。

梅の花の香り

2012-02-22 17:32:02 | Weblog
気温が上がったのか公園に散歩に行くと梅の香りが漂ってくる。なんとも上品な香りだ。
「東風吹かば匂いおこせよ梅の花あるじなきとて春な忘れそ」この歌がすぐに思い出されるということはそれほど有名ということか。藤原時平の策謀と同じ寒門の同僚の妬みを買って大宰府に左遷された右大臣「菅原道真」がもう都に帰ることはあるまいと思って辞世のように詠んだ歌だ。この二年後 道真は大宰府で死ぬ。ストレスからきた病で。59歳とのこと。都の臆病者は祟りを恐れて北野天満宮に道真を祭った。霊の怒りを鎮めたという昔の人も人を陥れた後ろめたさを持っていたのだろうか。それとも実際異変があってはじめて自分の非を認めたと言うことか。遣唐使が持ち帰った梅。

我が家でも咲きました。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする