フェンネル氏の奇妙な生活

気付いた世界の中の小さな出来事と水彩画と時たま油絵と思いついたことを爺さんが一人語りいたします。

漢字

2012-02-08 08:50:26 | Weblog
万葉集って万葉仮名といっても漢字で書かれているものを訓読みしているよね。漢字って表音文字と表意文字とでもあるよね。当時、中国から文字を借りてきている時だから漢字が書ける読めるというのが教養人だったんでしょう。そして言葉は中国語、朝鮮語、日本語が混ぜこぜで話されていたんだろうか。当時の宮廷というかエリート層はバイリンガルだったんだろうか。漢字は訓読みされて美しい万葉歌となって日本語として伝えられてきている。詳しくは分からないけど万葉仮名は中国語でも朝鮮語でも読めるんでしょう。意味はそれぞれ違ってくるかニュアンスが違うかで読み解くことができるという。
はたしてそれが正しいのだろうか。枕詞は歌の調子を整えるための言葉で意味がないという今までに習ったことは僕も疑問に思うけど。たった31文字で表現する短歌の世界で5文字も意味のない言葉を使うわけがないと思うから。多分、万葉エリートたちは中国語でも朝鮮語でも読み解かれる万葉歌を日本独特のものとして漢字から独立させようとしたのではないかな。歌は表現である。表現以上の意味はない。この美意識がカタカナであり平仮名ではないのだろうか?それ以外なにものでもないという文字。日本人の思考が大陸から独立した瞬間だったんじゃないだろうか。
コメント
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