フェンネル氏の奇妙な生活

気付いた世界の中の小さな出来事と水彩画と時たま油絵と思いついたことを爺さんが一人語りいたします。

武市の笑顔

2012-02-16 08:58:04 | Weblog
「武市の夢の庭」という本を図書館から借りてきて見ていたら武市の笑顔がとても良かったからスケッチした。

植物を手にとても幸せそうだ。そこには「足るを知る」人の顔があった。僕らが子供の頃に見た大人の顔ってほとんどがこんな顔だったんじゃないかな。草でない人は「足るを知れ」とかいわれて戒められたんだよね。いまの大人の顔は、幸せそうでない。ということは、幸せな顔の大人に育てられた子ども達がいまの大人の顔なのか。彼らはどこで育て方を間違えたのか?それとも僕らは、何か間違った情報に操られたのか?僕らが選択したものその結果が今の顔であって決して武市の笑顔ではない。僕らはいま武市の笑顔を取り戻す時じゃないのかな。混迷を極める政治。責任をとらない社会。一部の政界財界の利益のために生まれ続ける貧困層。これが僕らが自国の言葉という文化を捨て似非バイリンガル化してアメリカに追随した結果なのか。なんというむなしい努力をしていたのだろう。隣の芝生は青くなかったと分かっているのに何故やめられないのか?それは、足るを知らない からだろう。いつになったら武市の笑顔を僕らはとり戻せるのだろう。
コメント
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