パトリック モディアノ氏がノーベル文学賞に輝きました。これならムラカミハルキもヒケはとらないと思いました。モディアノの小説は読んだかどうか記憶が定かではありませんが映画化された彼の小説「イヴォンヌの香り」はタイトルに惹かれて映画を見たような気がします。映画はフランス映画を観て来たものいとっては駄作だったような記憶があります。フランス映画お得意のfemme fatale宿命の女をテーマにしてるんですけどぺペルモコとかシベールとは雲泥の差だったと思いました。ルコントでしたっけ自分がこの監督の映画をあまり好きじゃないこともありますけどタイトルは秀逸ですよね。これは原題がそうですからこの作家のセンスのよさが窺えます。フランスはタイトルに関しては映画にしても小説にしても即物的なものが多くて日本語タイトルに助けられているものがままあるけどこのタイトルはアメリカ映画にない官能的な響きを醸し出しているよね。ムラカミハルキもアメリカ英語の翻訳みたいなタイトルでなくもっと日本の香りをもったタイトルにすればノーベル文学賞なのにな。もちろんタイトルだけじゃいけないんだけど。時代が止まって濃密になるってこと僕らのこれからに必要なことじゃないのかなと思わせる文学賞でもありました。イヴォンヌの香りを思い出すのか追うのか男にとって永遠のテーマですね。
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