フェンネル氏の奇妙な生活

気付いた世界の中の小さな出来事と水彩画と時たま油絵と思いついたことを爺さんが一人語りいたします。

夏休み

2015-07-26 06:36:38 | Weblog
晴れると夏の匂いがする。一年中夏休みなのになんだか「夏休み」って思うから不思議
絵画教室も今日から夏休み。上手くなったのかどうかいまだに分からない。亡くなった先生の絵はいまも生きている。はじめは線なのかと思っていたけどどうもそうでないことに最近気づいた。鉛筆淡彩の領域は既に出てまさに水彩画として確立している。技量だと言ってしまえばそれまでだけど絵とは総合的なものだからなかなか奥が深い。先生の絵を見るたびにまだまだ先は遠いと思い知らされる。ボクの線は魅力的じゃないから先生の絵とは全く違う絵での表現となると思っていたけどそれもどうも違うらしい。人の心に共感を生むのが絵だよって言われているのかな。まだまだ分からない。だからここらで「夏休み」もいいもんだ。夏休みといえばプールというイメージはボクにはない。川遊びだな。水中眼鏡をつけて。水中眼鏡は「ガンメン」って言ってたな。鼻と眼を覆う丸い水中マスク。なんで「ガンメン」なのか知らないけどそう言ってた。それに「チャン」という魚を突くゴムを引っ張って使う水中鉄砲。これもなんで「チャン」なのか知らない。そんなこんなもんぶら下げて近くの川で遊んでましたね。まだ『乞食」やなんかの人が橋の下に住んでいて今で言ったら「ホームレス」なのかな。その人たちの茶碗や皿が無造作に川につけてあったりした傍を通って泳げる深さのところまで行ったもんさ。川の土手にも掘っ立て小屋みたいなモノが建っていたから橋の下の住みかもさほどには思わなかった。今思うとサバイバルと変わらない暮らしがすぐそばにあったんだね。それでもさほどの事件はなく今よりずっと安全だった。車も少なかったし自然も優しかったし55年前くらいの話だよ随分僕らは乱暴に生きてきたんだな。自然を破壊しつくして。たった55年くらいで。日本もここらで夏休みくらいがちょうどいいんじゃないかな。
コメント
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