ふぶきの部屋

皇室問題を中心に、政治から宝塚まで。
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にぃにのこと忘れないで

2009-08-30 09:31:25 | ドラマ・ワイドショー

 24時間テレビの方々、お疲れ様です。今年は武道館じゃなくて

お台場なんですねーーー

マラソンやら卓球やら・・・色々記録に挑戦が多いなあ。

 

 にぃにのこと忘れないで 

 

 進学高に入り、東大を目指す恵介は脳腫瘍を発症し、闘病生活

  を送る。

 一度は寛かいし、高校に戻ったものの勉強についていけなくて

  イライラする。

 3年後再発。次はもうないと宣告され、圭介は22歳で都内の大学に

  入り、つかの間の青春を楽しむ。

 「自分は何の為に生れて来たのか」というのが命題。

 

 非常にオーソドックスな「余命いくばくもの」であったと思います。

  違いは主人公が頭はいいけどとんでもない毒舌家で被害妄想激しい

  青年だった事。家族を言葉や暴力で傷つけ、周りに視線がいかない

  というのは非常に現代的だなあ・・・・と思いました

  家族もね。毒舌吐かれても怒るわけでもなく、母親がなぐられても

  呆然とみているだけっていうのはいかがなんでしょうか

  病人だから何を言ってもいいって話ではないんでしょうけど。

 

 家族の中でもっとも勉強ができて、向学心にあふれ、東大を目指して

  いた青年にとって脳腫瘍にかかる事は人生初の、そして最大の挫折。

  神様が彼にそういう試練を与えた意味は・・・何となくわかるような気が

  します

 

 錦戸君には本当に不幸がよく似合うっていうか・・・・

  泣きながら親にくってかかる姿などは等身大でとってもよかったです。

  母親役の黒木瞳は息子に「うざい」と文句ばっかり言われる母を

  演じていましたが 辛かったでしょうね。こういう役どころは。

 

 恵介君は脳腫瘍になって8年生きたという事になります。

  脳腫瘍と聞いて思い出すのは、私が高校生だった頃、流行った

  集英社コバルト文庫の「飛翔

  これは女学生はかなり読んで涙したはずです。

  ここに登場するのはやっぱり17歳の青年。脳腫瘍になってわずか

  1年か2年の命だったかなあ。

  ラグビーが大好きで、「ラガーマンとしてグランドで倒れて死にたい」って

  言ってた・・・・・家族がクリスチャンだったので常に心の支えは

  神様だったよね。

 

 彼もまた「自分はなんのために生れて来たのか」と悩んだに違い

  ないです。いらつくこともあったでしょうし、泣くこともあったでしょう

  でも、彼を支えたのは他者への愛であった事は確か。

  そして今回のドラマの恵介君も

  「僕は家族を愛する為に生れて来た」とやっと気付くのです。

  それはきっと大きな幸せだったでしょうね。

 

 その昔、脳腫瘍にかかったら長くても1年か2年だった命が

  今は頑張って8年に伸びている・・・・医学の進歩は目覚ましいよね。

  それだけに治療やそれに付随する苦しみや悲しみが多くなるので

  しょうけど。

  個人的にはもう余命いくばくものは見たくないと思うのね。

  若いころ、そういうの、本当に流行って次から次へとドラマ化されたり

  本が出たりして、読みまくったもん。

  でも、あの頃は自分もまたそういう病気にかかる可能性があるなんて

  考えたこともなかったです

  でも、今は・・・・・まさしく明日は我が身って思うと怖いもの。

  昔は子供の立場でみていたものが、今は親の立場で見る。

  それがまた辛いんですよね。

  

コメント (2)
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