ふぶきの部屋

皇室問題を中心に、政治から宝塚まで。
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さよなら桜乃彩音

2010-05-23 11:08:55 | 宝塚コラム

 キムシンに一言言いたいです。

どうしてさよなら公演の桜乃彩音に単独で銀橋渡りをさせなかったのですか?

ソロで銀橋を渡る・・デュエットダンスで銀橋に出る。これ、当然でしょう?

ふづき美世だってこんな扱いはされなかったですっ

タイトルロールなのに男役の添え物扱いで見せ場がなかった彩音ちゃんが

本当に気の毒でした。(公平氏も心残りだったでしょうね)

つくづく私のゆみこちゃんのさよなら公演担当がキムシンじゃなくて

よかったーーと思いました 植田先生、ありがとうっ

 

 さよなら桜乃彩音 

 

最初に見たのは・・・いつだったっけ?

90周年の「飛翔無限」で春日野先生の裾を持ってた時?

あの時、プレッシャーで倒れたんだっけ?

それから「野風の笛」の千姫。「レヴュー誕生」でピアノ弾きながら

せり上がって来たとき?

桜乃彩音といえば「ピアノ」だったわね

 

春野寿美礼の相手役になってからは、結構叩かれっぱなし?だった

記憶が

美人なんだけど顔が大きいとか鼻の形が・・・とか、「ファントム」の

クリスティーヌの時は歌唱力が・・・とか。

要するに何かに秀でた(ピアノは別として)娘役という事ではなかった。

 

でも、その個性のなさというか、とことん男役の添え物になる所が

彩音ちゃんの魅力なんじゃなない?

「ファントム」のクリスティーヌの時、確かに発声は悪いし歌も下手でした。

でも花總まりよりは守って上げたいっと強烈に思わせるキャラで

私は好きでしたよーー

昨今のトップ娘役は、どれもこれも若くてきゃんきゃんしてて、男役より

気が強いんじゃないか?と思わせるキャラばかりですが、

本来、娘役トップスターというのは男役に寄り添って相手役をたてて

ナンボの存在。

隣にいる事で、男役の「男役らしさ」を強調する存在でなければならない。

そういう意味では真飛聖とは相性がよかったんだなあと思います

(オサちゃんとは先生と生徒みたいで萎縮してたし)

今の真飛には、技術的に勝っていて一本立ちする娘役よりも、

どこまでも尽くしてくれる相手が必要。

そんな桜乃彩音を失ってしまったら魅力が半減するんじゃないかと心配。

 

彩音ちゃんは多分、男性に愛されるタイプの娘役でしょうね。

 声量がないかぼそい声

 母性をかきたてるムード

 おっとりしたたたずまい

これは、もしこれから女優として俳優の相手役を演じるとき、強力な

武器になると思います。

エリザベートやスカーレットは出来ないかもしれないけど、日本古来の

ヤマトナデシコタイプは今時貴重だから、時代劇とかいいかも

しれませんね。

 

代表作は・・・個人的には「太王四神記」のキハ。

割と強かったドラマのキハと比べると、タムドクなしでは生きてゆけない

ような儚さがあり、色気や神秘性などもあり、絶品でした。

彼女が退団して、本当に「男役に尽くすタイプ」がいなくなっちゃったんだなあ

と思うと悲しくなりますが、それも時代の流れなのかしら?

難にせよ、彩音ちゃん、ご苦労様でした

何をやってもいいから、幸せな第二の人生を踏み出してくださいね。

 

 

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二度目の虞美人

2010-05-23 10:09:58 | 宝塚コラム

 昨日、姫と一緒に「虞美人」を見てきました

割合早く劇場に入ってオーケストラの練習なんか聴きながら

おしゃべりをしてたのですが・・・・昨日のトランペットはめちゃくちゃ下手で。

しかも、何となく聞き覚えのあるメロディが

何と「スカーレットピンパーネル」の「栄光の日々」だったっ

いくら楽まで1週間とはいえ、次の公演の練習なんかするなっ

昨日は2階席から見たのですが、この作品は1階席より2階席の方が

ずーーっとよく見えるという事が判明。

とにかく群舞が綺麗ですから・・・姫ちゃんも感動しまくりで、帰りには

すっかり「赤い芥子の花」にハマっておりました

見せ方だけは心得ているっていうか。振り付けの方、ご苦労様でした。

 

 1幕最初の劉邦の死はいらないっ

要するに長生きして王様になった劉邦よりも、ただ一人の女性と死を選んだ

項羽の方が幸せだったと言いたいんだろうなあと思いますが、やっぱり

この場面はいらないですね。

確かに呂后みたいな「皇后になりたがりや」の奥さんは嫌だけど、自分だって

散々浮気しているんだし?自業自得じゃん?

 

劉邦の最後の台詞「生き残っても・・」は今の宝塚そのものみたいで。

トップになったからって幸せとは限らないのよねーー

 項羽のと虞美人の唯一のベタベタいちゃいちゃシーン

「私は虎だ」といって追いかけっこするシーンね。

何だか「うたかたの恋」のシーンにも似てますが、ここだけが唯一ほっこり

するというか、真飛聖の真骨頂なのよ (なんせ星組出身ですし)

あの甘さとか優しさは花組系の男役にはないものだよねーー

 「愛する事は少しずつ死んでいくこと」

という虞美人の台詞。よくわからないですね。

キムシンの台詞はこのようにかっこいいけど意味不明の台詞が多くて。

「一緒に生きよう」と歌っている時に虞美人が死ぬのも違和感。

 何度見ても笑える・・・・

一人ぼっちの劉邦が堰ちゃんに出合って「お嬢さん、お名前は?」って

聞く所。

それから桜一花の「♪私はあなたにアイアイアイ・・♪」

「スゴツヨソング」以上に笑える

 なにゆえいちいち繰り返す?

相手が言った台詞をいちいち繰り返すのが特徴のキムシン。

これ、ウザイのでやめて欲しいです。1回や2回くらいならともかく

常に・・・っていうのはおかしいですよーー

それから植田先生の「少しも早く」に匹敵する「見くびるな」と

嘆くな」多用しすぎです。

 お酒の飲み方がおかしくないですか?

気にも留めなかったけど1幕最後の酒盛りのシーン。

あちらではお酒を飲む時は片方の手で隠して飲んでいませんでした?

杯も深型の筈じゃない?

 衣装のセンスがイマイチ

今回、本編の衣装もピンと来なかったけど。フィナーレにおける真飛の

キンキラ衣装は変です。安っぽく見える?トップなんだしもうちょっと

上品に出来ない?

ラストの羽根の色分けも地味だし。ああいう衣装の時は羽根はいらない

んじゃないかなあ・・・・(ダル・レークの時のマリコさんは羽根なしだったよ)

わざとフィナーレはスーツを着せたんでしょうけど、中国物の化粧に

スーツは変ですっ (キッパリ)

 愛音羽麗&未涼亜希&桜一花

今回、まっつが一番おいしい思いをしたんじゃないかと思いつつ・・・

多分今年の「助演男役賞」ものの演技ですね

見た目も悪くないし、何でも出来るし・・何でなかなか上にいけない?

みわっちの歌い方が彩吹真央によく似てて そういえば彼女もいい声を

しているのね でも先が・・・ ため息。

チョイ役ばっかりの桜一花。でも、エトワールは最高に可愛いっ

本当に可愛いって 例えるなら「紫禁城の落日」のじゅんべさん、

エリザベート」(星組)のグンちゃんに匹敵する可愛らしさ

こんなに可愛らしいし、何でも出来て安心感があって・・素晴らしい娘役

なのにこの扱い?せめて副組長とかにしてあげてよーー

 必死な真飛の演技に涙

前日に飛び込んで来た次回、雪組公演「ロジェ」新人公演のヒロイン

夢華あみという96期生(つまり初舞台生)に決まったというニュース。

96期といえばあの「音楽学校提訴」事件の期で、夢華も証人として

出廷。

夢華あみは慶応出身の成績一番。いわゆる「ご優秀な方」なんでしょう。

でも、何で「スカピン」で初舞台踏んだばかりの娘役に2ヶ月後の

新人公演ヒロインをさせる?

前代未聞っていうか・・・いろいろある96期生をヒロインに持ってくる

歌劇団の真意はどこに?

 歌劇団に有利な証言をするという密約

 プレッシャーをかけて退団に追い込む

 さっさと娘1に上げて退団を促す

さあどれでしょう?どちらにしても可哀想なのは主役の子だよね・・・

自分の事で精一杯なのに初舞台生を相手役に頑張るの?

遠野あすか並に演技力あるなら別だけど・・・・

このことに怒りを覚えているヅカファンはかなり多いはず。

ますます宝塚離れに拍車をかけるような事を、あえて・・なぜ今?

ルーピー公一君に聞いてみたい。

君はひいおじいちゃんが一生懸命作り上げた歌劇団を潰したいの?

 

そうはいっても・・・生徒に罪はなく。

どんな環境でもどんな理不尽な思惑があっても一生懸命演じ、歌い、踊る。

真飛だって出来れば花組じゃなく星でトップ張りたかった筈

真飛特有の「熱さ」はどうしても花組では浮いてしまう。

浮いても浮いても一生懸命力一杯やってる真飛を見てたら・・・

なぜか涙が

この先、桜乃彩音を失ったらどうなっちゃうんだろう。

ちゃんと蘭乃はなとやっていけるんだろうか?一花ちゃんの方が

いいんじゃないか?

多分、ファン以上に内部ではあらゆる事にトップも組子も傷ついている

筈なのに・・・満身創痍の項羽と「花組トップスター真飛」が重なって見えました。

やたら壮君が元気でマイペースなので、よけいにそう見えるのかなあ。

役柄的にもみわっちもまっつも最終的に劉邦についちゃうし。

虞美人に先に死なれた項羽の嘆きはそのまま真飛の嘆きに見えました。

 

帰り・・・姫ちゃんのキャトルに寄ったら「ロミジュリ」ポスターがあり。

あまりに美しいので買ってしまいました。

それにしても道路を挟んで、クリエ側には地べたに座り、茶髪・金髪

ミニスカートのジャニーズファンが思い思いに立っていて、

劇場側では平均年齢高いヅカファンがきっちりと整列して出待ちしてる

光景はちょっと面白かったですよ

生徒が出て来るたびに立ったり座ったりして2時間も待つ。

これを毎日繰り返しているファンの為にも歌劇団は、もう少し考える

べきでは?

 

 

 

 

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