ふぶきの部屋

皇室問題を中心に、政治から宝塚まで。
毎日更新しています。

リラの壁の囚人たち2

2010-05-29 17:30:50 | 宝塚コラム

 出演者について

 

凰稀かなめ・・・エド。

ビジュアル完璧。非常に似合っていたと思います。技術的には課題は

まだあると思いますけど、この調子で頑張って欲しいです。

 

白華れみ・・・ポーラ

演技的には満点。とても頑張っていました。

あとはビジュアルですけど、もうちょっと綺麗になってーー

 

紅ゆずる・・・ジョルジュ

二枚目タイプなのに似合わない役を与えられた感じでした。

まだよくつかめてないのかも。

 

音波みのり・・・マリー

16年後のマリーをきっちり演じていて大したもんだと思いました。

演技力も上々。

 

美城れん・・・モラン

彼女もこんな老け役をやるようになったのかーーと感慨深いですが

助演として完璧でした。こういう人も宝塚には必要。

 

美弥るりか・・・ハイマン

ええっ?あのるりかちゃんなの?とびっくりしたくらい骨太

でもフィナーレでは笑った顔が女の子に見えて。体型も・・

 

壱城あずさ・・・ジャン

いかにも「星組生」って顔してるんですが、嫌な役どころなのに頑張って

演じてて可愛らしかったです

 

天寿光希・・・ピエール

ビジュアルがやんちゃっぽくてかっこいいです。

演技もしっかりしているし。何気に目に止まる人だなあと。

 

あとは・・・海のものとも山のものとも見当がつかないけど、

とりあえず背の高さとビジュアルで本城くれは・・・が目につきました。

台詞が棒読みっぽかったけど。頑張ってね。

 

よい作品に出会えば観劇意欲が増すというもの。

時間とお金があれば通いたいですね・・・

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リラの壁の囚人たち1

2010-05-29 16:32:08 | 宝塚コラム

 まずは・・・

音月桂様、雪組トップ決定おめでとうございます

新人公演時代から実力・容姿共に抜群、何でも出来る優等生、尚且つ

「いつもどんな時でも笑顔」の明るさ

もっと早くトップになってもよかったくらいですが

トップ就任後は安定した舞台を見せてくれるのではないかと。

出待ちしてていつも思うのは、この方はとにかく出て来るのが早い。

さっさと出て笑顔でバイバイと帰っていく雰囲気。

トップになってもこうだとファンも楽なんだけどね

まあ・・・今後の雪を見るかどうかはわかりませんが。

 

 今日は早慶戦があったので、外苑は大学生だらけ

おばさんは・・・お呼びじゃない?

青年館でさらっと時間を潰していたら隣にいた女性二人の会話が

聞こえてきました。

素敵な作品で 思わず通ってしまいました。もっとみたいくらい」

(ふむふむ・・期待していいって事ね)

でも・・・怖くて後ろが見れないの」

(へ・・・?動員が悪いの?確かに私の前も空席でしたが)

「後ろを見る事が出来ない」と言った方は一生懸命チケットをさばいて

いたようですけど。ファンにこんな思いをさせる歌劇団ってやっぱ変。

 

 リラの壁の囚人たち 

 

 本当によく出来た脚本

 場面転換が少ない → 場が少ない

 登場人物の心理描写が優れている

 起承転結がきっちりしてて、まとまっている

まるで「これぞ脚本の見本」のような・・・・

今時の座付作家の方々はこの脚本をきっちり読んでお勉強すべき。

それくらい素晴らしい脚本だと思いました。

この所、やたらくるくる回る舞台ばかり見ていたし、人間の深層心理より

動きを重視したようなものを見ていたので、ここまでじっくりと

登場人物達に感情移入しながら見る事が出来る作品に出会えたことは

幸いでした。

こんなに素晴らしい作品なのに、人が入らないってどういう事?

宣伝の仕方が悪いんじゃない?

正直、普通の俳優さんで外でやってもいいんじゃないかと思える程

きっちり描いていますよね

 

 時代背景がちょっと難しい?

ウケない点があるとすれば、いわゆる「レジスタンスって何」っていう部分

だと思うのですが。

(とはいえ「カサブランカ」やってるしなあ・・あ、あれも入りが悪かった

んだっけ)

私達が若い頃ですら「レジスタンス」って言葉は死語になりつつあった

わけで、21世紀でこの言葉の持つ重さとか危険性とか・・なかなか理解

されないのではないかと思いますが。

 1944年晩春から6月まで

日本にとって終戦は1945年8月15日ですが、その一年前の8月

19日からのノルマンディ作戦での戦いで25日にはパリは解放され

連合軍が凱旋門を通ってパレードしたわけです。

つまりこの物語は、「パリ解放」直前の期待はあるけど閉塞した数ヶ月間

を描いているんですよね。

パリ解放後、多分マリーのようなナチスに協力的だった女性達はリンチ

にあったりした・・・と記憶してますが。

 エドは「希望の象徴」?

この物語に出て来る登場人物の中で、一番「無関係」に描かれているのは

実は主役のエドなんですよね。

なんたってイギリス人ですし、命からがら逃げて来ても情報がなくて

イライラするばかり ポーラとマリーの薄幸な女の子二人に罪作り

な台詞を言って・・・でもそのわりには強烈な恋に陥るわけでもなく

仲間二人は命をかけてパリを脱出するというけど、自分はおいてけぼり。

庇ってくれる優しいモランさんやルビックさんの好意に支えられつつ

何となくゴタゴタを起こしてナチスを引き入れてしまう・・・っていう役柄。

正統派二枚目っていうのはこういう役柄なんだなあと。

でも彼が果たす役割で最も重要なのは、彼の登場によって女性二人の

心理状態に「変化」をもたらしたこと。

その変化がポーラとマリーの運命を変えてしまうわけですが。

それから「もうすぐパリは解放されるんだよ」といい続ける事で希望を

与え続けた事 

主役の役割というのは常にプラス思考でいる事なのかなあと。

それに比べてジョルジュが背負ってる背景はあまりに厳しい

戦争で負傷して車椅子生活になった事で婚約者のポーラに優しく

出来ず、でも解放してやる事も出来ない・・・「リラの壁」の中で

ナチスドイツと身体的不自由による二重の閉塞感を抱えているわけですね。

しかも、多分イライラの根源はポーラを「本当に愛する事が出来ない」

事、つまり男性機能の問題なのかな

男として最もプライドが傷ついている部分がエドによって抉られている・・・

作者の思い入れは多分エドよりジョルジュにあったのかもしれません。

ポーラもエドが現れるまではストックホルム症候群のようになっていた

でしょうし、マリーは心は生粋のフランス人でも敵の将校に媚びなくては

ならないジレンマを抱えている。

それぞれの役柄が本当によく描かれていて、その分、きちんと歴史的

背景を知らないと演じるのが難しい。表面的な演技ではボロが出てしまう・・

そういう意味では星組さん、本当に頑張っていたとは思いますが

正直、にしき愛・万里柚美・美城れん以外、男役陣は

まだまだ早いなという印象。

(「カサブランカ」を見た後ではやっぱり祐飛の方がなあ・・とか思って

しまう私を許してっ)

白華れみ、音波みのりはよく頑張っていたと思いますが。

 

 セットは初演の方が美しくない?

そお昔、友人に見せられたざしざしのビデオを見た時、さっぱり

意味がわからず、面白いとは思いませんでした

でも、セットが今回のものよりもずっと花が一杯で・・・白やら紫の

花に囲まれた建物だった記憶が。

こんな豪華なセット見た事ないなあ」と思った・・・と。

まあ当時は宝塚はお金があったし?しょうがないかも。

 

 レジンスタンスシーン

ネットの感想で見たんですが

「初演はレジスタンスシーンがなかった」

「今回はレジスタンスシーンが付け加えられているけど薄い」

というような意見がありまして

言われてみればそうかもと思いつつ、よく考えてみると、登場人物の

心理状態そのものがすでに「レジスタンス」なんでしょうね。

エドの傷を手当するルビックさん、「息子」だと庇うモランさん、

ジョルジュとの関係を何とかしようとするポーラ、エドに出合って今ある

環境からの脱出を試みるマリー、ポーラの心が欲しいジャン、

最後にナチスを撃ちまくって死ぬジョルジュ

ナチスに擦り寄りつつ利用しようとする「バラディ」の女将・・・

みんな「心のレジスタンス」を抱えて、それがラストの国歌に繋がった

んでしょう

全員で「ラ・マルセイエーズ」を歌うシーンは、多分に「カサブランカ」の

影響でしょうが でもやっぱりいざと言う時は「国歌」なんだよなと。

この盛り上げ方は上手だったなと思います。

ナチス将校のハイマンもただ怖いだけの人じゃなくて、十分にマリーを

愛していたわけだし?

それもまた一つのレジスタンスなんだと・・・・・なんと深い作品なんでしょう。

こんな作品に出会えた凰稀かなめというスターは運がいいのよね。

その運のよさを意識しつつ精進して欲しいです。

 

 

 

 

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それでもぽっぽが辞めない理由

2010-05-29 08:49:01 | 政治

 昨日のニュースで、宮崎の種牛から口蹄疫が出たことを

農家が知事に隠していたとかいう問題・・・

一方を聞いた赤松大臣の「だからさっさと殺せっていったのに

を聞いて怒りで胸が一杯になりました。

まるでヒトラー・・・ 

不信任案出されてもしょうがない。さっさとお辞めなさい。

 

 普天間問題 鳩山首相が陳謝 続投表明 

 

 28日の記者会見。

   「県外に移せないか、徳之島、全国の他の地域で

  負担を引き受けていただけないか、私なりに一生懸命努力した。

  私自身の言葉を守れず、沖縄県民の期待を裏切り、

  心よりおわびしたい」

 

 「抜本的な負担軽減には小さな一歩、半

  歩に過ぎないかもしれないが、

  この一歩を出発点に今後も粘り強く基地問題の

   解決に取り組むのが使命だ」

 

 テレビの街頭インタビューで普通の主婦さんにまで

  「あの人、二重人格」と言われ、小学生にはダントツで嫌われ

   すでに「嫌われぽっぽの一生」風味になってまして

  でも本人的には「小沢さんよりはましだもん」って思っていそう。

 

 社民党の福島さんを罷免しておきながら、それでも社民党から

   入閣させる可能性もあるから連立から出ないで・・・といえる

   神経は日本人じゃないと思ってしまいます (かの国風味)

   いよいよ「鳩山おろし」の風が吹きそうですが、そんな事より

   民主党おろしの風が吹いて欲しい

 

 「普天間問題について約束を守れなかった事」

   → 「ごめんね。一生懸命やったんだけどさ。でも今後は別なほうで

      頑張るから」

   → 「謝ってるのに許してくれない。なんて心が狭い国民なんだ」

   → 「誠心誠意頑張ってダメだったのにそこばかり責めて

     辞めろ辞めろって・・・恨んでやるっ

   → 「辞任」(したとして)

     「この恨みを絶対に晴らさずにおくものか。国民を許せない」

   ・・・・・というのがぽっぽメンタリティかもしれませんね。

 

 案外家では 「辞めようかな」って呟いているかも。

  ふっと・・・そう呟いたら

   幸夫人 「はあ?何言ってるの?辞めたらもう特権使って

         イ・ソジンに会えないじゃないの。私の若さを保つ否決は

         韓流スターなのよ 絶対に辞めたらダメ」

   ぽっぽ母 「ここで辞任なんかしたら鳩山家の名折れです。

         何の為に高額の子供手当てを出して来たと思ってるの?

         全部無駄にするつもり?お父様の名を辱めるつもり?

         ちゃんとやらないと家に入れませんよ。幸さんに苛められても

         助けてあげないわよ」

 

 言葉尻を捕らえるようですが

  すでに答えが出ていて、さらに絶対にアメリカは引かないという

  事がわかっているのに、さらに何を解決しようというのでしょうか?

  そういう「心無い思いやり発言」のせいで、

  どれだけの国民が傷ついている事か。すでに目はどこを見ているのか

  わからないし、身も細る思いをしている大臣方に比べて、一番元気

  だなんて言われているし

  要するに『僕は悪くない』っていう絶対の自信があるんでしょうね。

  

 

 

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