ふぶきの部屋

皇室問題を中心に、政治から宝塚まで。
毎日更新しています。

ヘンリー王子の婚約は結構問題あり?

2017-11-29 07:00:00 | 皇室報道

真に貴族的な王族的な物語は宝塚の中だけになってしまいそう。

これじゃ全然ドラマにならないよねーーシンデレラがシンデレラたるによって、王子と結婚しても違和感がなかったのは、彼女が貴族の姫だからよね。

どんな生活をしていても血は争えないのがシンデレラ。そしてセーラ・クルーですよ。

身に合わない人が妃になれば・・アン・ブーリンになる?

とりあえず、こんなに幸せそうな王子を見れば素直に祝福してあげたいですよ。心の傷を持った王子だけに結婚くらいは好きな人とどうぞーーって。仕事にも真面目に取り組むらしいし(過去の様々な行いは別として)

 確かにダイアナ元妃が生きていたら「ハリー!おめでとう!」って言いそうではある。でも逆に、彼女が王子達と一緒になってイギリス王室を破壊してしまったかもしれません。

ケンブリッジ公爵夫人はユダヤ系でしたっけ?

そしてメーガン・マークル嬢は生粋の黒人ではないという事。

これがまた結構な問題らしいです。

彼女は王室を知らないし、だからこそズケズケ言えるんだと思うけど

 自分の経歴や人種が詳細に報道されてがっかりした

 ヘンリー王子が跪いてプロポーズしてくれた

こういう事をはっきりいう人はイギリスの貴族社会や社交界ではあまり歓迎されないのではないかと。

白人でもない黒人でもない、でも肌が黒いからとりあえず黒人みたいな?個人的にはオバマ大統領みたいなイケメンや美人が多いから好きですけど、アイデンティティはあやふやなのかもしれませんよね。

イギリス社会において、どっちの人種も半分ずつというのはあまり好かれないらしいし。

今回ばかりはエリザベス女王も孫可愛さに判断を間違ったような気もします。

 

ダイアナ元妃はなんだかんだいってもイギリス貴族社会に深く根を下ろした家の娘であったし、カミラもまた社交界に根を下ろした人であった事。だからこそ排除される事はなかったわけです。

現在、出産と子育ての繰り返しでキャサリン妃はあまり表面に出てこないけど、落ち着いてはっと回りを見渡すと貴族社会からは全く受け入れられてない事を知るのではないでしょうか?

それは気が強いメーガン・マークルも同じで、彼女はそういう「壁」に向かって正論を武器にどんどん破壊していくでしょうね。

なんせ女性の人権とかそういう事を積極的に考える人ですから、一歩下がれなんて言われても下がるわけないし。

そうなるとどうなるか。

日本と同じですよ。旧皇族や旧華族からそっぽ向かれた皇后と雅子妃。

彼女達は「皇室」というカプセルに入り込んでいます。

皇后は学歴や思想を同じくする人たちと新しい社交界を作り、一応、それは成功しているように見えます。でもその「お付き合い」は次世代に受け継がれる事はなかった。それはサーヤのお婿さんや皇太子妃を見つける事が出来なかった事でよくわかります。

結果、皇室は「出過ぎた杭」になり、皇族自らを滅ぼす動きに発展していく。

王位継承権とすればそんなに上位に来ないし、とりあえずメーガン・マークルの子供が王位を継ぐという事はないでしょうが、「王や王子や王女」より血筋がよくて育ちもよい貴族達が大勢現れれば、必ず王室を軽く見るようになるでしょう。

そうなったら終焉です。

イギリスの回りにいるヨーロッパの小国の方が血筋が上になったら、問題ではないのかなと思います。

ヘンリー王子が王室を去るという選択肢はなかったんでしょうか?

日本ではとにもかくにも「よかったねーー」ですけど、しらーーっとみている人も多いのだろうと思います。

イギリス王室終焉の小さな1歩になりませんように。

ぽにょさんのご質問にお答えしますね。

まず、「ハプスブルクよ、汝は結婚せよ」という言葉があります。

神聖ローマ帝国皇帝の称号を持っていたハプスブルク家はヨーロッパの王室と婚姻を結ぶ事で維持されました。

例えばマリー・アントワネットはオーストリアからフランスに輿入れしましたね。

かのエリザベート皇后もバイエルン王室の出自です。

ウインザー家も同様で、ヴィクトリア女王の時代にあっちこっちの王室と婚姻関係を結ぶ事で勢力を拡大していきました。

ロマノフ家のアレクサンドラ皇后はドイツ王室の出、でも祖母がヴィクトリア女王だったし、エジンバラ公もギリシャ王室の出ですが、古くはヴィクトリア女王の夫、アルバート公の子孫。そういうアルバート公もドイツ系。

ヨーロッパはみな親戚なんです。

そして韓国や中国も異民族と婚姻関係を結ぶ事によって戦の時の同盟になるので、盛んにそういう婚姻は行われて来ました。

天皇陛下が「韓国とのゆかり」とおっしゃった高野新笠もまたそんな百済の王室の子孫だったわけです。

日本も、戦前に梨本宮方子が李垠と、嵯峨公爵家の浩さんが愛新覚羅家と縁を結びました。

しかし、基本的に日本の皇族は外国人と結婚してはいけないという不文律があります。なぜなら日本の皇室はその「血筋」だけが権威の象徴なので、政治的な同盟などは必要なかったのです。

ではなぜ方子姫と李垠が結婚したかというと、当時、韓国王室は日本の一部だったので李垠もまた扱いは日本の皇族と同等とされたからです。

梨本宮家としては女子しかいないので、出来るだけ身分が上位で将来の王位が約束されている男子と婚姻関係を結びたかったし、韓国王室としては日本に併合されたけど、まだ身分が安定せず、何とかしたいという思惑があり、両者の利害関係の一致が結婚に結びついたと言われています。

かつてハワイがアメリカに併合されるおり、ハワイ王は王女と日本の皇族との縁組を望んだ事がありましたが、やんわりと断られた経緯もあります。

こういう事からみても、外国の王室や皇室と日本の皇室は成り立ちが違う事がわかります。

 

 

コメント (18)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする