ふぶきの部屋

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初心者の為の宝塚講座娘役編5-3

2018-08-25 07:00:00 | 初心者の為の宝塚講座

 遠野あすか

1998年84期生として入団。同期には白羽ゆり・北翔海莉

 1999年 宙組配属

 2001年 花組に組替え

 2006年 専科に異動

 2006年 安蘭けいの相手役として星組に組替え 娘役トップ就任

実力があるわりには下積みが長かったなという印象です。

私はスカステで「CROSSROAD」を見て、まだ研2なのにやたら堂々として、樹里咲穂とも和央ようかとも対等に渡り合っている彼女を見て「大物」だと思いました。

度胸があるというか、演技が上手というか・・特に樹里との相性がよいようで「FREEDOM」でも樹里と組んでいましたよね。

ところが樹里の専科異動でちょっと下げられてきてしまい・・・と思ったら花組に異動。ここでは春野寿美礼の相手役候補だったと思うのですが、あっさりとふづき美世に取られてしまった感があります。

でも2001年「カナリヤ」のヴィノッシュは完璧でしたし春野との相性もいいと思いました。本当に面白く楽しい二人でしたよね。

琥珀色の雨にぬれて」のフランソワーズも嫌味なく演じていましたし、またも樹里咲穂との共演になった「シンデレラ」もどうしてこれがビデオにならないの?という位いい出来だったんですよね。

特に名演だったのは「Ernest In Love」のグエンドレンで、間の取り方や演技力どれをとっても素晴らしく、樹里咲穂とのラブラブ感も手伝って本当に面白かったです。その後も「マラケシュ・紅の墓標」「落陽のパレルモ」などでも印象的な役が続いたので、何とか早くトップにならないかと思ったのですが、結果的にふづき美世のあとは桜乃彩音がトップになり、遠野は席を譲るように専科に異動。

そして2006年、ようやく落下傘のように星組に舞い降り、安蘭けいの相手役になったのでした。

星組時代の代表作といえばやっぱり「スカーレット・ピンパーネル」のマルグリットで、気が強く一途な女性を見事に演じました。

本当に才能がある娘役でしたので、もっともっとヒロインを演じさせてあげたかったなと思います。もう「DOCTORS」には出ないのかな。

 

 夢咲ねね

 2003年 89期生として入団。同期には明日海りお・望海風斗・大月さゆ・凪七瑠海

 月組配属

 2008年 星組に組替え

 2009年 柚希礼音の相手役として娘役トップ就任

 2015年 退団

妹の愛加あゆも雪組トップなので姉妹でトップ就任となる。

夢咲ねねがいた月組の頃というのはトップが瀬奈じゅんで、正直あまり覚えがないのです。公演は全部見ているのですが瀬奈ファンじゃなかったからというだけでなく、作品的にとにかく恵まれなかったという事もあり、見ても全然頭に入って行かないので。

 

そんなわけで私の初夢咲ねねの認識は2008年「赤と黒」のマチルドなんですね。

「組替えしてきたばかりの子」という感じで、主人公を追いかけまわして何とか思いをとげたと思ったら「期待外れ」とか言っちゃった子ですよねーー

スカーレット・ピンパーネル」ではマリー役だったけど、これも別によくもなく悪くもなくで、柚希のお披露目になった「太王四神記Ⅱ」のキハも桜乃彩音に比べると子供っぽくて。

そうなんです。夢咲ねねって子供っぽいんです。いつまでたっても大人の女という感じがしなかったですね。ダンスもやっぱり柚希には叶わなくてついていくのが精一杯という感じがしました。

そんな夢咲がその子供っぽさを大いに生かしたのが「ロミオとジュリエット」のジュリエットで、「まだ16歳」が本当にお似合いでしたね。夢咲のジュリエットがなければ再演もなかったんじゃないか?と思う程です。

また、このブリブリブリっ子に目をつけたのが小柳奈穂子で「めぐり会いは再び」のシルヴィアで大ブレイクを果たすのでした。

何と言ってもあの金髪ツインテールにおとぎ話から出て来たようなドレスが似合うのは夢咲ねねしかいないという事ですね。

まあ、白華れみという演技力抜群のサポートもありましたけれど。

「ロミジュリ」も「めぐり会い」も再演され、夢咲にとって二度おいしい思いをしたわけですね。一方で「オーシャンズ11」や「黒豹のごとく」などは正直言って何とも評価出来ないなと思うのですが。

柚希礼音率いる星組で見事に「可愛いプリンセス」になった娘役だと思います。

 

 妃海風

 

 2009年 95期生として入団。同期には礼真琴・朝美絢

 星組配属

 2015年 北翔海莉の相手役としてトップ娘役就任

 2016年退団

正直、トップ娘役になるまでノーマークというか、新人公演もバウも見てないのでわからなかっただけです。はい。ただエトワールを何度かやっているので歌唱力には定評があったのでしょう。顔は童顔で夢咲ねね風かなと思っていたら、これがなかなか芯の強い、ただ可愛いだけの娘役じゃなかったということで。

お披露目となった「ガイズ&ドールズ」のサラは映美くららには及ばなかったけど、スカイとのラブラブ感がめちゃくちゃ可愛らしかったです。

こうもり」「THE ENTERTAINER」ではその演技力・歌唱力をいかんなく発揮。「LOVE &DREAMS」ではディズニープリンセス。可愛らしくキュートで笑いをとるのが上手といった所でしょうか。

外の世界にでたらとっても活発にのびのびとアドリブで話せることにびっくり。テレビ向きだったんですよね。これからのご活躍をお祈りします。

 

 

 綺咲愛里

 2010年 96期生として入団。同期には花乃まりあ・咲妃みゆ

 星組配属

 2016年 紅ゆずるの相手役として娘役トップに就任

なんせ96期ですし。可愛らしすぎて・・・って思っていたら、これまた可愛いだけの娘役じゃなかった。今や星組、いえ宝塚の至宝への道を着々を歩むすごい娘役。

白城あやかの再来といってもいいかもしれませんよね(色気はないけど)

綺咲愛里のすごさはその2面性ではないかと思います。

お人形のように可愛いかと思えば、男役のようなかっこよさも持っていて、そういう部分は愛希れいかと似ているけど、綺咲愛里は男心をとりこにするような魔性の魅力があるんですね。

無論、紅ゆずるとのラブラブ感も相乗効果になっていると思うのですが。

今の所、何を演じても間違いがない。センターに立っても遜色なし。星組の女神さまのようになってますね。

コメント (4)
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