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ふぶきの部屋

皇室問題を中心に、政治から宝塚まで。
毎日更新しています。

誰がために鐘は鳴る 二回目 

2011-01-23 19:11:26 | 宝塚コラム

今日もまたVISAの貸切でした。2階席だったので4階の売店で、おにぎりお弁当を

買いました。初めて食べたんですが結構おいしいですね。

普段は売店なんて気にも留めないのですが、姫と一緒だったのでお菓子を

あれこれ見てしまいます。

そして・・・抽選ではなんとっ 3月のVISA貸切(つまり「ロミジュリ」)の1階最前列

ペアチケットが当たってしまったーーーひょえーーこれで今年の運は使い果たしたか?

 

 「誰が為に鐘は鳴る」が平坦で

        長く感じるのはなぜか 

 

今回の公演、名作にも関わらずお客様の反応はイマイチ。

「1幕が長いのなんのって。しかも平坦で暗い。ロベルトとマリアは

いちゃいちゃの繰り返しだし」

という意見が多いですよねーーこれって初演の「脚本」に問題ありと思っている方が

多いようですが、今日観劇し、そうではなく、全て木村信司氏の演出に問題が

あることにきづきましたっ

再演するって難しい・・・のはわかるけど過去の名作を台無しにしないで欲しい。

「虞美人」だってひどかったしね。

 

 問題点

 テンポが悪くだらだらして見える

初演のビデオを見ていると、あまり長く感じません。ビデオで色々な場面が切られて

いるせいもありますが、一番は舞台転換が見事であるという事で

また平和な時代と戦争中の現在をきちんとわけているという部分も大きいのでは?

今回の木村演出では、山のセットである大きな柱が1幕2幕通して両脇にでんと

そびえているので、せっかくのパーティの場面などが引き立ちません。

 

また、場面転換の前に余計な歌が入っている為にだらだらして見えます。

例えば

1幕目10場 エル・ソルド

パコの父親が死に、少年が戦に行きたいと言い出し、エル・ソルドは歌で

優しくなだめるのですが、ちょっと余計。ロベルト達の登場が遅くなるのと、

ローサが語る「カシュキンとの愛」が削除されてしまい、その後のローサが意味不明

の女性になってしまう。

     11場 ヒースの草原

ピラールとロベルトとマリアの3人が上手から登場し、ピラールがひとしきり軽口を

たたき、やがて二人きりにされてマリアが過去を語るのですが、ピラールの軽口は

よけいで、さっさと12場に行くべき

      12場 マリアの町

ここでマリアは祭りの衣装を着ていないのが異様で、初演ではちゃんと衣装が

変わっており、曲もテンポがよかったです。また、娘達が髪を切られるシーンまで

ちゃんとあったのに、ここではあっさり消えてます。

       13場 70時間で70年

ここではマリアが「♪ あなたの大事なあの寝袋を・・・♪」と歌うのですが、そこに

行く前にもう一曲入るのが余りにも余計。いつまでいちゃいちゃやってるんだって

ことになります。初演ではそんなにベタベタしていた印象がないので「何で?」

と思ったら、後から歌が追加されて1場面が長くなっているからですね。

        14場 第二夜

ここは、みんなが「平和かあ」と昔を懐かしむシーンで、ピラールが恋の話を

始めます。初演では「海が見えるすだれの下で恋をしたのさ」の台詞と同時に

15場の「スペインの花」に行きますが、今回は突如エル・ソルドが登場して

じゃあ、行ってくる」の台詞が増えました。これまた余計で気がそがれます。

         15場 スペインの花

初演ではローサの高宮沙千と鳳蘭の歌声が素晴らしく、また踊りの振り付けも大人

っぽくて、「ロベルトとマリア」が純愛なら「ロベルトとローサ」は恋の駆け引きのような

雰囲気をかもしだしていました。

曲と声が鳳・高宮の声に合っていたんでしょうね。今回は純矢ちとせが頑張って

いましたけど、いかんせん、彼女もマリアタイプだし・・・祐飛君の歌は・・・・振り付けも

迫力がなかったな・・・・と。

         17場 エル・ソルド隊全滅

ここはルチアが入ってくるタイミングが遅すぎるような気がします。ゆえにじりじり

だらだらしちゃったのかな・・・・と。

2幕目

    18場 幻想の結婚式&アウグスティン

何でこんな場面を追加してしまったのか・・・馬鹿にも程があるというか。

ただでさえ、出演者全員に「戦争」「死」という緊張感がないのに、幻想の中とは言え

全く関係ない場を入れても意味がないのでは?

ましてブーケを投げるシーンまではいらないって・・・・

また、唐突に出てくるアウグスティンの歌。これも余計でした。

     19場以降のアンドレスとルチア

まあ、三番手の北翔海莉がやっている役ですから、出る場面を増やさなきゃいけないし

歌も歌わせて色々・・・っていうのはわかるんですが、何とも長いんですよね。

最初と最後だけでよかったような気がします。

     22場 今、今、今

ここでアウグスティンはロベルトに「実はマリアが好きだった」と告白するのですが、

初演ではここは台詞。これをわざわざ歌にした意味がわからないっていうか・・・・

軽くなってしまって、アウグスティンとロベルトの友情が描けていないような気がします。

     25場 伝令到着

やっとアンドレアスとルチアがゴルツ将軍と連絡を取るも、すでに時遅しで作戦は

決行されてしまいます。初演ではゴルツ将軍の台詞と同時に橋の爆破になるのですが

ここでまたへんてこな「♪ 終わった 終わった 負けた♪」と余計な歌が入り、

そこまで「終わっている」ものをなんでわざわざ見せる?興ざめもいい所じゃないかと。

歌がなければ素直に「遅かった・・・ロベルト・・・」と観客も思えるのに。

全幕通して一番の演出ミスがここです。

     27場 逃走、そして・・・

ロベルトが一人残るシーンですが、初演ではアウグスティンと別れたあと、意識が

なくなりそうになるロベルトの耳に馬の足音が響き「来たなーー」となるのですが

今回はまあ・・ロベルトが死ぬのが遅い遅い。

歌って一段高い所に上がって「来たなーー」ですから間延びもいい所。

 

要するに新曲が余計だったわけです。それを省いてちゃんと初演通りの演出を

行うか、エル・ソルド隊の全滅をダンスで表現するか、パブロが仲間を殺す場面を

入れるとか・・・(「黒い瞳」の謝先生のように)そうすればこんなにひどい結果に

ならなかったのでは?

     

 パブロ役とピラール役が役作りを間違えている

 

専科の二人にいちゃもんつけるのは気がひけるんですが。

星原美沙緒のパブロ

初演のパブロは非常に「隊長」という威厳があり、ピラールとの仲も色々乗り越え

お互いに悪口を言い合いながらも心が繋がっているという感じでしたが、星原さんの

パブロは軽くて、コロコロ感情が変わっていくへんな人になってました。

7場で橋の爆破に反対してピラールに「今日から私が隊長だ」といわれたあと、

ところで隊長さんよ、お前はまだ俺の女房で・・・」の台詞がありますが、ここがどうも

いけません・・・冗談なのかいじけているのかわからなくて、笑っていいのか苦しむ

んんですよね。

また、26場で「ローサが撃たれた」と言ったあと、他の連中は?と聞かれて

殺したことを突き止められ「俺達の方が減るとは思ってなかったんでね」という

台詞もあまりにも軽すぎて・・・人の命をなんだと思ってるんだと怒りが。

自分達が生き残るためには他の部隊を犠牲にしてでも・・・という切迫感がない

のでした。

 

京三紗のピラール

小さい体とちょこちょこした動きでひょうきんだけど愛されるピラール像を

作ろうとしたようですが失敗したという感じです。

パブロがわけわかめの性格なのに異常に明るいっていうか、プラス思考すぎて

よくわからない・・・・

特に、16場、パブロを殺そうという雰囲気になった時、ピラールも賛成しますが

仮にも夫で長年連れ添った人を殺すというのに「賛成」とはっきり言い切ってしまう

のがおかしいし、帰って来たパブロに「寂しかったんだね」という言い方も思いやり

なのかなんなのか・・・「京は色々芝居があってつかれちまった」というのも、緊迫

した雰囲気を和らげる・・・というまでには至ってませんでした。

また、24場、パブロの裏切りに怒らないでいてくれたロベルトの機嫌を必死に

取り繕うとしたシーン。

俺は手相なんか信じないと言ったろう!」と怒鳴られて「・・ならいいけど」と

言うのですが、この間が悪すぎて。いいシーンなのに勿体無かったなあと。

 

芝居って本当に「間合い」と「テンポ」の世界なんだなあと思いました。

 

 

 

 

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皇室ウイークリー

2011-01-22 16:12:00 | 皇室ウイークリー

家族中が体調不良で大変な事に・・・・・私まで熱が・・・

 

 皇室ウイークリー 

ご日程

両陛下

1月14日・・・両陛下 → 歌会始めの儀

                 歌会始めの儀関係者らと会う

        天皇陛下 → 通常業務 (宮殿と御所)

                  認証官任命式         

1月15日・・・皇后陛下 → コカリナ15周年記念コンサート鑑賞

1月17日・・・両陛下 → 外務省から進講を受ける

                 人事異動者に会う

                 秋篠宮両殿下コスタリカ訪問髄行者と会う

                 帰朝大使夫妻らとお茶

       天皇陛下 → ウクライナ大統領来日についての説明を受ける          

1月18日・・・天皇陛下 → 認証官任命式

                  通常業務

           両陛下 → 勤労奉仕団に会釈

1月19日・・・天皇陛下 → ウクライナ大統領と会見・午餐会

         両陛下 → 新任皇宮護衛官らと会う

                 帰朝大使夫妻らとお茶

1月20日・・・両陛下 → トンガ国王陛下と昼餐会

                 農林水産祭天皇杯受賞者と会う・業績を見る

                 秋篠宮両殿下からコスタリカ訪問の挨拶を受ける

       皇后陛下 → 「僕と妻の17778の物語」鑑賞

 

皇太子殿下

1月14日・・・歌会始めの儀

         勤労奉仕団に会釈

1月15日・・・・山岳協会創立50周年祝賀パーティに出席

1月17日・・・両殿下 → 人事異動者に会釈

1月18日・・・「世界青年の船」参加代表者と会う

         日本水フォーラム代表者から進講を受ける

         外務省から進講を受ける

1月19日・・・ウクライナ大統領と午餐会陪席

         勤労奉仕団に会釈

1月20日・・・トンガ国王陛下と会う

        新任皇宮護衛官に会釈

 

秋篠宮両殿下

1月14日・・・両殿下 → 歌会始めの儀参列

      秋篠宮殿下 → 生き物文化誌学会理事会・評議会・賛助会の集い

1月17日・・・両殿下 → 人事異動者に会釈

                 外務省から進講を受ける

       紀子妃殿下 → 日本ろうあ連盟から進講を受ける

1月18日・・・両殿下 → デフリンピック日本選手団らに会う

                 「独立行政法人海洋研究開発機構業務」について

                  説明を受ける

       紀子妃殿下 → 国際キルトフェスティバルについての説明を受ける

                  「聴覚障害児を育てたおかあさんをたたえる会」について

                   報告を受ける

1月19日・・・秋篠宮殿下 → ウクライナ大統領と午餐会陪席

                    研究会出席

1月20日・・・両殿下 → コスタリカ訪問につき両陛下に挨拶

 

 皇太子殿下が出席した山岳会のパーティは全くの私的な集まりのようですね。

  その日は朝から愛子内親王をスケート場に送り、それからパーティに向かったと

  いう事です。

 

 デフリンピック日本代表選手団に紀子妃殿下は全て手話を使ってお話され、

  秋篠宮殿下の質問なども全部通訳されたとのこと。選手団は感激のあまり

  泣き出した人もいたとか。金メダルを取ると誓ったそうです。

 

 愛子内親王の近況 

 

1月11日・・・雅子妃が父母会出席の為、一人で歩いて下校

1月14日・・・いつもは10時過ぎに車で登校なのに、この日は12時頃学校の

         前に着く。しかし、15分程車の中で「おむずかり」になって出て

         来なかった。下校は午後2時すぎでうってかわって上機嫌。

1月15日・・・皇太子と一緒にスケート場へ。父母なしでスケートを楽しむ

 

 こうやって見ると、内親王は別に両親がつききりでなくても、一応の行動はできる

  ようですね。何でいつまでも「付き添い」をやるんでしょう?

  前日、ご機嫌が悪くて(週刊誌には「早くも新学期のお疲れが出たのでしょうか?」

  と書かれる)車に篭城したのに、次の日はスケート場を貸し切ってお楽しみ。

  しかも、妃殿下は付き添わず・・・・

 

 週刊新潮・文春まとめ 

 

 昨年の小山女官に続いて木幡女官長も退任。

  二人とも雅子妃に「付き添いやめてはどうか」と進言 

 → 機嫌をそこねてしまう

 木幡女官長は「不登校の責任は学習院だけに

  あるのではない」と周囲に漏らし

 それが雅子妃の耳に入って信頼を失い、去年の夏から

  連絡が取れなくなった。

 宮内庁の主計課職員が僅か3ヶ月で東宮職から

  宮内庁へ移動。理由は須崎御用邸での雅子妃周辺から

  何らかの費用の働きかけを断った為」

  雅子妃は姉妹や両親とホットラインで全部を決めている。

 新しい女官・木本さんは東大卒で翻訳家。

  暫く女官を務めてから女官長へ就任?

   そうなると古参の女官から不満が出るのではないか。

 頭のいい人ほど辞めて行くのが今の東宮職。

 

 週刊誌にはほのめかすように書かれていますが、「雅子妃周辺」とは、池田礼子

  渋谷節子夫妻と小和田夫妻の事。夏の御用邸宿泊について、パーティや食費

  等について「小和田家側」から要望が出されてそれを断った職員が飛ばされた・・・

  という話ですが。

 

 誰でも今回の「付き添い登校」については異常だと思って、進言しても自分の意に

  そまないとあっさり解雇してしまうのが東宮妃なんですね。

  それにしても全く影も形も出てこない皇太子。一体、何をしているんだか。

 

 野村東宮大夫は記者会見で、「抗議せず」の姿勢をとることにしたそうです。

 

 

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STUDIO 54  2

2011-01-21 19:17:44 | 宝塚コラム

 出演者について

 

霧矢大夢・・・ホーリー。

        何をやってもそつがなく、完璧で言う事なし。特に今回は回りが全部早口で

        滑舌が悪いので、霧矢のはきはきした口調が救いでした。

        とはいえ、脚本の甘さゆえに、「それ以上に含みを持たせる」演技をする

        事は出来なかったみた。例えばラストの実の父の手紙を読むシーン。

        観客の思い入れによって違いますけど、私には「実の父では?」というものは

        伺えませんでした。

         あまりにも真面目すぎて。フィナーレくらいぶっちゃければいいのに。

蒼乃夕妃・・・ジゼル。

         金髪のカツラ・・何とかならなかったのかな。

         ビジュアルが悪いのはしょうがないとしても、新進スターというより

        疲れたベテラン女優のようでした。歌は上達。

 

明日海りお・・・ザック。

          スティーブにあれこれ構われてにこにこ笑っている姿が一番似合う、

          典型的「おぼっちゃん」系。なのにやさぐれたロックスターをやらせる

          なんて。全然目がキレてないし。

          ぱっと見はとても派手で綺麗でかっこよくて迫力があり。

          でも延々と見続けていると次第にオーラがなくなっていく

                  おいしい役どころなのにもったいない。

 

青樹泉・・・バド。

       今回、最もリラックスして自分らしさを発揮したのでは?

       早口で何を言ってるのかわからない部分も多かったけど、的確な演技で

       安心して見る事が出来ました。アドリブも上手だし。隠れた才能めっけ。

       

星条海斗・・・ラングレー。

         見た目はすごく素敵な黒人男性なんですが、演技のしようがなかった?

         どの表情も今ひとつはっきりせず。

         こんなに出来が悪い人だったっけ?という印象。

         (ミーマイの弁護士はどこへ行った?)脚本の不備のせいで、応用が

        聞きませんでした系かも。

 

夏月都・・・アンナとキニー。

       とってもキュートで面白く、また動きも素晴らしい。

紫門ゆりや・・・ニール。

          瀬奈じゅんと大空祐飛を足して2で割ったような感じ。

          くったくのない笑顔が特徴の伸び盛り男役?

 

ホストの面々では鳳月杏が足が長くて表情が豊かでした。

 

 

 佐川明日香&青木朝子

今回のアニメを担当したのは佐川明日香というイラストレーター。

彼女は「進研ゼミちゃれんじ」のイラストを描いている人のようですね。

音楽の青木朝子は外部の人だけど、宝塚によく楽曲を提供しているようで。

 

フィナーレは「SHOWAバージョン」でした。

斉藤君曰く「(小さい頃に聞いた)昭和のポップスが大好き」なんだそうです。

「美・サイレント」「HERO」「銀河鉄道999」「お嫁サンバ」等など、

全部知ってる自分が悲しい

だって演じている若手はみんな生まれてない頃の歌ばかりだよーー

私達の世代を取り込もうという腹ですか?

もう一つのフィナーレ、ディスコバージョンも見てみたかったです。

 

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STUDIO 54

2011-01-21 10:28:52 | 宝塚コラム

20日の夜、月組青年館公演「STUDIO54」を見てまいりました。

ゆみこちゃんも見たそうだけど「NAKED CITY」が頭をよぎったことでしょうね。

私がどうだったから・・・・

 

 脚本について

斉藤君がデビュー以来、いい意味で変わってきた事はとても評価しています。

自分の好きな事、やりたい事と観客のニーズをうまくリンクさせて、見せ場を作り

盛り上げていく才能は毎回すごいなと思います。

今回も幕開きのアニメや、ノリのいい主題歌、脇の一人にまで台詞と個性をつける

演出・・・はとてもいいやり方ではないかと思います

それだけに、私のような素人が何をかいわんやである事も十分に知っております。

ふぶきのような素人にプロの俺様に意見する資格なんかない」

といわれたらそれまでです。

私は専門的に勉強しているわけではなく、評論家でもないし・・・・

でも私のような意見をもし評論家の御偉いさんがしたら、聞く耳を持ってくれるのかな。

今、仮に斉藤君をベタ褒めする評論家が何人かいても、内心では私と同じように

思っているのではないか?などと思ってしまうわけで

宝塚の座付き作家の課題は「ある程度以上成長しない事」です。

多分、基本がしっかりしていなくてしかも仕事に追われ、自分の脚本を読み直す

暇すらないからなんだろうなあと思いますが、このまま行けば斉藤君も他の

中堅・御大作家様達同様、歳をとるにつれ「欠点が多すぎ」「古臭い」と言われるように

なりますよ。

世代や年齢を超えた名作を書いてみたいと思いませんか?

若さと勢いで突っ走るやり方はそろそろやめた方がいいと思いますが。

むしろ、「観客を啓蒙する」作家になって欲しいと思うんですよ。

名作や古いものをきちんと理解する心を持つ観客を育てる作家になって欲しいです。

という事で辛口を。

 

 テレビじゃないんだから

幕開きのアニメ・・・また始まったと思ったらその後は怒涛の展開。

次から次へと場面が変わり、セットがあっちこっち移動。

観客はストーリーを追うので精一杯。何が何だかわからないうちに笑ってた。

こういうのは舞台ではなく、テレビや映画の手法ですよね。

でもドラマだってちゃんと見せたい時は長回しするもので、こんなにぱっぱと場面が

変わっては印象に残りません。

当然の如く、人の描き方があいまいで浅薄にならざるを得ず、その場限りの感動で

終わるわけです。

(スカステで後に見ると、この頻繁な舞台転換がうざくて・・・結局早送りが多く

なってしまいます)

 

 場をもっと整理しよう

メインが「STUDIO54」なら、そのセットをデンと置いたら後はあまり場面転換を

せず、じっくり見せていく方がいいのでは?

1幕目は8場もあるけど、実質は10場を越えています。

例えば、ジゼルのマンションシーン → ソファなどを上手か下手に置く事で

終わらせるとかストリートの場面を全部STUDIO54のドアの外に置けば、余計な

転換がなく、すっきりするのではないかと思います。

2幕目も7場ありますが、4場の「三日月は誰に微笑む」のスティーヴの部屋シーンを

STUDIO54にして行けば、さらっと整理できますよね。

この芝居なら1幕5場くらいで済んじゃう感じです。

何も頻繁に場面転換しなくても観客は十分に楽しめるんですよーー

 

 ストーリーに斬新さを

このお話はよく見ると大和悠河・陽月華主演の「A/R」とほぼ同じですね。

・幼い頃の記憶と夢

・再会した二人

・主人公の親の事情

・ラストは進歩的な別れ

ワンパターンなんじゃないかと。

確かにこういう流れでストーリーを組み立てるのは容易で書きやすいと思います。

でも、「AR」の場合はルパンを出した事で時代性が面白かったけど、こっちは

単純に1979年と言われても「その年って何か重要な事があったっけ?」程度の

認識。

なぜ舞台がアメリカなのか

ジャーナリストとパパラッチの明確な違い

ディスコがスターにとってどれ程重要な場所であるのか

これらがきちんと描かれてないのです。

 

また、「伏線」が全く描かれてません。

 ホーリーの父が29年ぶりに帰国して病院に入る話は1幕で伏線を

 引いておくべき。

 2幕目に唐突に出てくるジゼルへの殺人予告も1幕目で伏線を引くべき。

 ザックとステーヴのBL関係も1幕目からもっと出すべき。

 ニールがザックに憧れている場面。

 ラングレーとリアの過去と心情が描かれていない。

 

これに尽きますよね。

 

 登場人物に深みを持たせよう

 ホーリー・・・29年前に孤児院に捨てられた。ジャーナリスト。パパラッチ

ジゼル・・・孤児院仲間。スターになるのを夢見た女の子。

Z-BOY・・・貧しいスター志望の少年がSTUDIO54に入って

        ロックミュージシャンに。

重要人物3人の心の奥底が全く描かれてない。

例えば・・・

 ホーリーの夢と現実のギャップ

 ザックがひねくれたスターになったわけ

 ジゼルが暗い女の子になった理由

このお話の鍵は実はラングレーにあるのだと思います。彼が妹の為に何とかしようと

考えた事が殺人予告のきっかけになり、事件を引き起こすわけで。

なぜ二人は黒人なのか?黒人と白人の違いなど等。二人を取り巻く環境を描く

だけでもかなり違うと思うのですが。

要するに脚本に「登場人物の必然性」が全く描かれず、その場ノノリで「ラングレーは

黒人にしちゃえ」「ザックとスティーブはカップルにしちゃえ」と考えたのが見え見え。

  

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外交官・黒田康作・国選弁護人・KARA

2011-01-21 10:27:38 | ドラマ・ワイドショー

草君の映画、皇后陛下がご覧になったそうです

皇后陛下はSMAPの事も、草君の韓国語の事もご存知のようで、びっくりしてました。

それに「僕、皇后陛下から褒められたんですよ」と・・可愛いかも。

 

 外交官・黒田康作 

 

二回目をみました。

いやーー柴咲コウの大垣さん、気の毒気の毒

あんな黒田さんみたいな外交官に呼びつけられて「なんの用だろう?」

と思って行ってみたら「警察手帳の威力を利用する為」だったり、電車の乗り方を

教える為だったり・・・それも言葉で言わない黒田さんに対して、何も言えないっての

がまた

黒田さんは海外生活が長き、どこへでもタクシーで乗りつける為、

電車の乗り方を知らないのであった・・・・面白い弱点だなあ。

しかもメキシコ大使館の人を脅すし。

こんな怖い外交官・・・いないかも。

 

で、どうやら霜村さんが生きているらしい・・・・

しかもメキシコ人のパスポートで潜入しているって。

何で?何の為に?一人娘は何で狙われているの?

 

そして我が西島君っ まだ制服姿が似合うお年頃?

警察に嘘ついて悪と付き合って。でもそれもこれも彼女を守る為だったのね。

ここら辺も楽しみな展開になってまいりました。

 

 告発ー国選弁護人 

 

相変わらず田村さんの声のひどさは・・・極端にひどい時もあるよねーー

平幹二朗さんの方が若々しくて声も通っておりますが。

それにしても、真矢みき演じる義妹に「ねえ、結婚しようか?」なんていわれるとは。

歳が違いすぎる・・・なんて事はこの際関係ないにしても

あの義妹がただのお飾りとは思えず。

何か理由があってそこに存在しているんだよねーーーうーん。

 

 KARAばっかし 

 

ワイドショーを見れば「KARA]の事が話題になっており、確かに大きな事件

ではあるけど、どうにも釈然とないっていうか?

事務所や本人達の親が出てきたり、抗議した人数が日々減って行ったり・・・

ワケがわかんない。

でも多分理由は東方神起と同じなんでしょう。

 

ワイドショーではあちらとこちらの違いを明確にしておりました。

 韓国では新人アイドル育成に10年近く投資し、完全形にしてから世に売り出す

 韓国の音楽市場は日本の40分の1にしか過ぎず、売れれば売れるほど

  日本や海外進出を目指す。

 事務所との契約は「奴隷契約」と言われており、契約期間があいまいで長期、

  ギャラの分配が公平でなく、事務所を辞めようとすると3倍返しの違約金を

  取られる

 

つまり、イメージとしては一昔前の准看護師問題と似ているような?

AKB48と比較してみればいいと思うのですが。

AKBの場合、デビューした所が「始まり」でそこから一人ひとりが自分で仕事を

貰える様に努力する・・・今は何に本当の才能があるかわからない・・ってな感じ

ですよね。

でもKARAも少女時代も年齢は若いのにすでに「女としてもアーティストとしても

出来上がってる」感があると思います。

 

彼等は日本に来て初めて「自分達の給料が搾取されているのでは?」

思うらしい。そこに(韓国ならではだけど)親兄弟が絡んで口出しをしてさらに

事が大きくなるといった感じです。

 

「うちの娘は頑張っているのに、給料がこれだけなんて許せない」

「うちの娘にこんな事させてあんな事させて許せない」

とか?

 

でもこういうトラブルは韓国では当たり前の事。

ヨン様だって、今、自分の事務所を立ち上げてうまく行ってるけど、「冬ソナ」

まで、何度も事務所とトラブルを起こしてそのたびに芸能界を干されてきたという

経緯があります

理由は「契約と違う仕事をさせられた」とか「内容が当初と違った」とか・・・

でも当時、所属事務所に逆らうとドラマに出してもらえず、その結果ヨン様は

アメリカに行ったり、大学に入学したり・・・ってやってたんですけどね

 

どうして契約があいまいなのか。多分

ここまで育ててやったんだ。これくらいは稼がせてくれてもいいだろう」という

事務所側の言い分があるんでしょうね。

ましてKARAの事務所社長は、亡くなった社長夫人で芸能界に疎い人らしい

終息に向かっているようではありますが、今後もこういう事は続くかも。

 

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テキサス親父って・・・

2011-01-21 10:15:42 | 政治

今頃尖閣問題?って思ったけど、このアメリカ人のおじさんがかなり

いい事言ってます。

ありがとう。

 

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相棒・春のNHK海外ドラマ

2011-01-20 09:55:13 | ドラマ・ワイドショー

今日も関東は雲一つない快晴で・・・きっと大雪の県からみたら

羨ましいの一言かもしれません

でも私は雪が降ってる地方の方がうらやましい。

このカラカラ天気で乾燥するする・・・・・加湿器がないので霧吹きでシュッシュツですよ。

ヨンジュナに保湿剤を塗るのも大変だしね。

 

 相棒  

 

何だか「いつもの相棒」が戻ってきたーーというような話でした。

舞台は一件の瀟洒なオーベルジュ。

そこの客の中に右京さんが入り込んで、殺人事件の謎を解きさらに客達の

犯罪をあばくというもの。

今回、神戸君はオブザーバーのようで、あっちこっち調査するのがお仕事。

 

 資産家が亡くなった。

 孫には優秀な人材を家庭教師としてつけていた。

 資産家は孫に自分の財産がまっとうに渡されないのではと思い、隠し金を作った。

 それを知っていた家庭教師らは資産家の死後、そっと金を埋め、時効の時に

  掘り出す・・・

 

そこに「金狙い」の親戚の甥が出てきて、それが殺されーとちょっと複雑化して

いますが、要するに登場人物の心理描写に重きを置いた舞台劇のような

仕上がりでした。

 

それにしても右京さんの乱暴な言葉遣い・・・・長続きしませんでしたねーー

それと、絵の先生役で映美くららがご出演。えみくらちゃん、相変わらず可愛らしかった

 

 

 NHK 春の海外ドラマ 

 

春からBSで新しい海外ドラマが始まります。

どれも知っているのでちょっとご紹介しますね。

 

  Glee  (毎金曜日 22時) BSプレミアム 4月8日スタート

今、民放のCMで盛んにベッキーが宣伝していますが、日本の初放送は去年。

FOXテレビだったと思います。

アメリカではすでにシーズン2が始まってるとか?とにかく人気が半端じゃなくて

オバマ大統領もファンで、国家斉唱にドラマのメンバーを呼んでしまった程。

 

何がそんなに面白いのか。

 舞台はオハイオ州のマッキンリー高校

 Glee部 (歌って踊る合唱部)は他の部と比べて馬鹿にされていた。

 特にチア部は全米レベルで有名なので、顧問のスーは何とかglee部の予算を

  カットしてやろうと画策。

 かつてこの高校のglee部だったウイルは、何とか部を復活させようとするけど

  それが中々大変・・・・

 

ウイルの不妊症の妻あり、ウイルを好きな女教師は病的な潔癖症だったり、

「処女クラブ」の女の子が妊娠しちゃう話あり、ゲイで

素敵なボーイソプラノがいたり、障害者あり・・・ととにかくメンバーが多彩。

しかもこれはミュージカルドラマなので、全員歌えますっ

80年代のポップスを楽しく歌と踊りで表現してくれるので、ミュージカル好きには

たまりません・・・・・

チア部のスー先生役の人はエミー賞で助演女優賞を取った人。本当に面白いって。

またウイル役の人は本当にブロードウエイスターで、テレビにはちょこちょこ出てた

みたい。

何より、生徒達がみんな歌が上手・・・・・日本ってまだまだレベルが低いなあと

実感しちゃいますね。

  

このドラマのヒットのお陰で、全米の有名ミュージシャンが「自分の曲を使って」と

応募殺到とか・・・80年代ポップスもこのドラマのおかげでまた売れるようになったとか。

ゲスト陣も毎回すごいので、ぜひ見てください。

 

 デスパレートな妻達6 

(毎金曜日 23時) BSプレミアム 4月8日スタート

 

前回、リネットが妊娠しちゃったんだっけ?しかも双子・・・高齢出産で双子。

経済的にも精神的にも限界がきそうだよねーー

ブリーと弁護士の間はどうなったんだっけ?

マイクの結婚相手は絶対スーザン・・・・じゃないかなあ

なんにせよ気になるその後です。

 

 韓国ドラマ「トンイ」 (毎日曜日21時) BSプレミアム 4月8日スタート

 

 トンイは実在した女性での身分から国王の母になった人。

  王様は粛宗(スクチョン)で側室には有名なチャン・ヒビンが。

  トンイは音楽寮のとして入ったけど、後に監察部(警視庁内部調査)

  の宮女となり、チャン・ヒビンと対決していく。

 

実は現在、衛星劇場で放送中。

我が家の姫が大好きなドラマで、毎回欠かさず見ています

トンイ役は「春のワルツ」のハン・ヒョジュ。そして王様役は「チャングム」の

チ・ジニ。

この二人のやりとりがあまりにも笑いを誘って面白いんです。

どうやらトンイは側室となり、後の国王を産むけど王位継承争いに巻き込まれて

しまうんですね。なんせ相手はチャン・ヒビンですから・・・・

 

まあ、いつもの韓国ドラマと言ってしまえばおしまいなのですが、「チャングム」でも

おなじみの面々が出てきますし、主役のハン・ヒョジュを始め、中殿様もヒビンも

とにかく美女で目の保養になりますっ

涙も一杯流せるし、今回はそれに笑いも含まれるというおいしいところ三昧。

60話は長いけど、おすすめです。

 

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CONTROL・美しい隣人

2011-01-19 16:21:05 | ドラマ・ワイドショー

 生後12日の長男を殺したという41歳の妻の話

初産だったのかなあ。だとしたらやっと授かった息子だったんじゃないかしら?

なのに「無理心中」をはかるとは

多分、重度の産後うつだったのではないかと思います。体調が回復しない間に

子育てが始まってしまって、自分の体力などに限界を感じてしまったのでは?

「高齢出産の体力的限界は金で補え」と育児雑誌に書いてあったような?

要するに保育ママとかーーベビーシッターとかーー多少お金がかかっても人様に

委ねて体を休めなさいという事だったと思うんですが

旦那さんもやりきれないですね。

 

 そして埼玉の「モンスターペアレント提訴」事件。

ワイドショーで喋ってる訴えられている保護者の言葉を聞きましたが、怖い

自分をモンスターペアレントにしたてようと学校全体がグルになっている」

と言ってましたよねーーあの早口と、自信たっぷりな言い方

しかも、あのお母さん、教室の会話を娘に録音させて教師の「過失」を実証しようと

していたわけでしょう?

すごすぎる・・・・・・ そんなに信用出来ないなら転校すればいいのに。

先生の方ももしかして対人関係が苦手っていうか、言葉足らずな部分がある人

なのかも。いちいち保護者の神経を逆撫でする人だったら・・・うーん

 

 CONTROL 

 

別に松下奈緒さんが好きというのではなく、藤木直人の屁理屈ぶりが面白いので

見ているだけですが、暇つぶしにはちょうどいいドラマ?

でも、昨日の大学教授が殺された事件に関しては、事件の取り扱い方が

お粗末だなあと思いました

容疑者がコンビニへ行った監視カメラ映像を見る・・・という発想を得るのに

何時間かかってるの?

容疑者は返り血も浴びてないし、供述はどう見ても嘘っぽい。

それなら証明するために、真っ先に「監視カメラ」じゃないか

しかも、ヒロインが容疑者を尋問するシーン・・・・・いきなり感情的になって

ぎゃあぎゃあわめきだすってのはいくら何でも

 

藤木君が一々相手の表情を分析してそれを言葉に出すのもうざいなら、

警察が彼を邪魔者扱いする様もうざい・・・・いくら旧弊な警察とはいっても

FBIだって「コンサルタント」を雇う時代なんだしさ

上司の面々の馬鹿っぷりも腹が立つなあ・・・・・・と

 

あ、そうそう、松下さんと容疑者役の榎本君、「ゲゲゲの女房」で共演してました。

久しぶりーーって感じ?

 

 美しい隣人 

 

またも「まったり感」にどうストーリーが進んでいるのか把握できず

池で死んだ子供の親じゃなかったって事?

じゃあ、あの「隣人」は何に復讐心を燃やしているんだろう

不気味さは確かにありますよねーーー仲間ちゃんの無表情な部分といい

隣人の旦那を誘いかけるようなしぐさといい・・・

檀ちゃんが非常に「普通の奥さん」が似合う人なので、よけいに仲間ちゃんが目立つ

んだろうなあ。仲間ちゃんの路線は「不気味系」だよね

 

まったりしすぎて何が何だかわからず、それでもやめられない私です。

 

NHKで始まった土曜時代劇「隠密八百八町」はかなり面白いです。

舘ひろしが出ている・・・というだけでちょっとくすって笑えるんですが、世直し

5人組が何とも面白い。

で、その中に大衆演劇出身の宝海大空(たかみおおぞら)君という、ジェンヌも

真っ青な芸名を持つ女形が出てきまして・・・イチオシかも。

 

 

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大切な事はすべて君が教えてくれた

2011-01-18 09:45:36 | ドラマ・ワイドショー

埼玉県の女性教諭が保護者からのたびたびのクレームで不眠症になったとして

保護者を訴えた件・・・気の毒ですよねーー先生が。

 そもそもは子供間のトラブルに保護者が過剰反応し、連絡帳に「最低の先生」

と何度も書き込み、教育委員会に言いつけ、生徒の背中を触っただけで「暴力」認定。

これじゃ提訴されても仕方ないと思います。

このままでは犯罪者にされる」と先生は恐怖心を抱いて弁護士に相談して提訴に

踏み切ったそうですが、どこぞの学習院でもそろそろ先生達が立ち上がってもおかしく

ない時期じゃない?

 

 大切な事はすべて

     君が教えてくれた 

 

 修二と夏実は共に同じ大学出身の婚約者同士で

  結婚を控えている。

 ある朝、修二が目覚めて見るとベッドに見知らぬ女性が。

 その女性が実は自分が担任になったクラスのひかりである

  事を知って愕然。

 

 全く期待していませんでした。

  「三浦春馬に教師役なんて早すぎっ」って思ってましたから、どんなお子ちゃま

  先生なのかしら?と思ってみたら・・・・あらら、これがまた見事に「正統派」の

  先生でびっくり

  篠田三郎主演「若い先生」(古過ぎるか)って感じで、本当に似合っています。

 

 「イケメンで性格がよく生徒に人気がある」とドラマの中でもさんざんもてはやされて

  いますが、その通りのキャラで、今時こんなさわやかな先生はいません。

  その先生が朝起きてみたら知らない女性がベッドに寝てたーーしかも裸で。

  でも、記憶がなくそれを追求している暇もなく、とりあえず鍵を渡してしまい・・・・

  それが、何の引け目もない筈の自分に秘密を作ってしまう事になる。

  ありえない設定ながら、そのドキドキ感にちょっと引かれてしまったのは事実です

 

 その「謎の美女」役が武井咲ちゃん。「GOLD」で娘役やってた・・あの美女。

  ますます美女になっちゃってすごいなーー

  しかも何かの病気?

  「昨日、しちゃったの。血が出たんだけどこれっていい事だよね?」

  ってえーーー?先生と?嘘ーーそれで先生は記憶ないって?

  しかもこのひかりちゃん、特待生とはいえ家が超貧乏でバイトして学校に来ない。

  なんだそりゃーーって感じですが。

 

 さらにすごいと思ったのは、先生のクラスの男女がカップルになっちゃって

  しかも初体験しちゃった?それを親にばれて・・・その親が

  「先生、性教育してください」って言うシーン。

  「先生たちに許されてなんで自分達が許されないのか」って

  いうのが理由?

  そんなの決まってるじゃん。

  生徒は子供、先生は大人だから・・・って、これくらいの常識も親はないのか?

  先生と生徒を同様に扱うってどうよ・・・と思いつつ、三浦春馬先生はそれでも

  朝のHRでその話をしちゃうんだなあ。

  しかも顔が真っ赤になりそうな直接話法をさわやかに・・・そこに惚れた?

 

 なぜ高校生同士でSEXしちゃいけないのか。

 いけないわけじゃないけど、衝動に任せて行動すると後で後悔しますよって

  話だよね。

  先生達の場合は「結婚」が決まっており、みんなから祝福されているという前提あり。

  でも10代の性はあまりにも衝動的で、特に心に傷を負ったら一生の問題。

  とはいえ、この際ですからエイズの話もして欲しかったなあ。

 

ちょっとこれから期待ですね。

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江・冬のサクラ・スクール

2011-01-17 16:35:21 | ドラマ・ワイドショー

今日も寒いですねーーー我が家のヨンジュナ君の歯が一本抜けました。

 

江田法相のご発言

死刑という刑罰はいろんな欠陥を抱えた刑罰だと思う」の

意味がわからなくて。

他の刑は機械的に実行されるのに死刑執行だけは法相が指示する・・・というのが

納得できないらしい

要するに責任逃れなのかなあ・・・・人の生死に責任を持つのは嫌だーーって

「欠陥」に関しては多分、社民党の福島さんらの言う「冤罪」の可能性の事を言っている

んでしょうね。

つまり「安易に死刑を執行しちゃった後で冤罪だってわかったらぞぞっ」てな事でしょう。

でも・・・「国民の皆さんが許されざる犯罪にけしからんとなるのは

よく分かるが、人には寿命がある。

それいけやれいけと執行するのとはやや違うと思う」って

かなりKYな発言じゃない?

フランス革命当時のフランス人じゃあるまいし、日本人がそれいけやれいけって

思うと?刑としての「死」と寿命としての「死」を一緒にするな

国民を馬鹿にしているっていうか、この発言ははっきり言って国民の知的レベルを

疑っている言い方だと思いました。

 

 江 

 

 江は姉二人と初めて安土城を訪れ、信長に会う

 

  えーと・・・なんと言う感想を抱いたらいいのやら。

  茶々の宮沢りえはさすがの貫禄で綺麗だし上品だけど、水川あさみのお初は

  何だってああも下品なのか。そして江の上野樹里が舌足らずで・・・

  びっくりしたのは、江が夜中にごそごそ起き出していきなり秀吉と家康の部屋に

  押し入り、秀吉をやっつけようとした所。

  いくら年齢が幼い設定とはいえ、御付きもなしに寝巻き姿で男性の部屋に入る

  わけがないでしょう・・・・に

  また、信長に会いに天守閣に一人で行くってのもありえない事ながら、そこに

  姉二人がこれまた寝巻き姿で刃を持って乱入・・・・ありえないでしょうよ。

  当時、江の年齢は7歳か10歳?そんな役を樹里ちゃんにさせる方が変だけど

  幼くても「姫」というのは「男女の別」は身にしみている筈です。

  軽薄にも男性の部屋に入る事はないと思います。

 

 しょっちゅう初と江が喧嘩しているというのも、何も殴り合いしなくてもと思います。

  「姉様、ずるくてよ」

  「江は黙っていらっしゃい」

  だけでも十分に可愛い喧嘩のやりとりなのに、お互いに「いいつけ合戦」するとは。

  何だかこのドラマ、最初から方向がずれていませんか?

  言葉遣いや、立ち居振る舞い、そういったものが時代劇になってない。

  なってるのは宮沢りえだけーーー

  トレンディドラマ出身の方々には似合わないんじゃないかな。

 

 冬のサクラ 

 

 山形でガラス職人をしながら認知症の母の介護をしている

  タスク。

 タスクはひったくりに会った女性を助けるが、彼女が記憶を

  失っているので自宅に泊める事に。

 やがて母は亡くなり、女性の身元がわかり、

  夫が迎えに来るが家族に問抱えているようだ。

 

 最初、風景が「冬ソナ」そっくりで、大笑いしてしまったんですね。撮影の仕方が

  そっくりで。でもユン・ソクホ監督の方が上手だなあと思いました。

  タスクが「泣きたい時に見に来る」といったサクラの木がある所は、「冬ソナ」の

  スキー場のシーンにそっくりで、また笑いました。

 

 が・・・ドラマを見ているうちになぜか号泣している自分がいてびっくり。

  認知症の母親の介護を一生懸命して、母の手をぎゅっと握って

  「大丈夫だよ」って言うタスクに「優しいなあ・・・」って思っていたら、記憶をなくして

  いる女性にも「大丈夫ですから」って

  サクラの木を見上げているシーンでも涙が・・・・そしてやっぱり最後は

  お母さんが「ありがとう」って言って亡くなるシーンでしょうか。

  弟にマフラーを渡すシーンでもやっぱり涙・涙で・・・定番のシーンなのにどうして

  こうも感動しちゃうんだろうなあと。

 

 タスクの台詞はどれも優しくて「受容」で一杯ですよね。

  決して押し付けない。そこが安心してしまう部分なのだと思います。

 

 草君に関していう事なし。日本一「介護」「看病」が似合う俳優として定着した

  感があります。親ならこんな息子に介護されたいと思うだろうなあ。

  今井美樹は別に可もなく不可もなく・・・やっぱり私の中ではまだ「略奪愛」の

  イメージが残っているので素直に見る事が出来ないのかも。

  吉田日出子はもう最高にいい演技で泣かせてくれました。

  佐藤健はまだわからないけど、いい弟役なんじゃないかな?

 

 どうやらあの女性の夫は不倫してて、その相手が白羽ゆりちゃんらしい?

  次週は姿が見えるのかしら?

 

 山形の冬って寒いですよねーー氷点下じゃない?

  そんな部屋で、薄物一枚でベッド脇で寝てたり、ソファに二人で寄り添って寝るって

  ありえません。毛布くらいかけましょう・・・

 

 スクール 

 

 民間の工事現場で働いていた成瀬は公立小学校の

 校長に就任。

 就任早々「九九が覚えられない5年生」のいじめ問題に

 ぶちあたる。

 

 期待してみていたのですが、これって今までの「熱血先生物」と何が違うんでしょう?

  単にトシちゃんが江口に代わっただけ?

(ロケ先の小学校って「教師びんびん」で使ってた所じゃない?)

  子供達が20年前に比べて悪質化しているというのは金八先生シリーズで

  経験済みだし・・・新しさが見えてこないんですよね。

 

 北乃きいちゃん、教師役って無理じゃない?

  「名前じゃなくて苗字をさん付けで呼んで下さい」と何度もいうのが

  しつこい。

  ちょっと前まではそういう事もあったかもしれないけど、今は「行きすぎたジェンダー

  教育はよくない」って話になってませんか?

  そもそも、きいちゃんは校長先生の娘なのに融通が効かなすぎっ

 

 5年生まで九九が覚えられなかった少年の話。

  母親がナースの仕事をしてて、校長先生の申し出にも答えられず・・・・というのは

  今時よくある話のようです。

  先日、保育園の卒園式・謝恩会の打ち合わせをしたのですが、係り10人のうち

  来たのは4人。連絡なしでお休みです。しかも

  「仕事が忙しいので保育園の送り迎えもした事ないので(おじいちゃん達がやってる)

  集まれといわれても無理」とはっきり言われたし、

  何年か前は卒所式すら来なかった親がいるとか・・・・・

  親も一杯一杯なんだなと思うけど、何か間違っているような気がしました。

 

 親もモンスターなら子供もモンスターなんだなあというのが、今回出て来た

  「権利ばかり主張する子供」ですよね。

  答案用紙にライターで火をつけようとした生徒に対して成瀬が

  「危ないからこっちよこせ

  というんですけど、生徒は「拾った以上自分に所有権がある」と主張。

  もうね・・・へ理屈を流して対応している先生が気の毒になりました。

  呼びつけしたり、叱ったら体罰ですか?

 

 でも・・成瀬の「俺はこの学校の父親になる」というのはあまりに大言壮語じゃない?

  自分の親だって信じられない子供達が他人を信用するでしょうか?

  まあ、あと何回見るかな・・・って感じです。

   

 

 

 

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