夢逢人かりそめ草紙          

定年退職後、身過ぎ世過ぎの年金生活。
過ぎし年の心の宝物、或いは日常生活のあふれる思いを
真摯に、ときには楽しく投稿

私の晩酌の友、ひとつは・・♪

2007-11-09 17:37:00 | 定年後の思い
私は年金生活の身ながら、風邪のひいていない限り、
殆ど夕食の前にお酒を頂いている・・。

純米酒の辛口を呑んでいるが、ビールの時もある。

家内が夕食の料理を作ってくれている最中に、
私はいそいそと晩酌の準備をする。
純米酒の場合は、弐合徳利とぐい呑みを選定したり、
ビールの時はコブレットを食器棚から取り出す。

私なりの晩酌のひととき、大切なつまみとして、
今年から新加入したのがある。

今年の2月中旬に於いて、
私達夫婦は家内の母と奥飛騨地方の新平湯温泉に5泊6日の温泉滞在をした時、
飛騨高山市のお土産屋さんで、家内が見つけてくれた品のひとつである。

『実山椒』と大きく明示され、
実山椒を半熟期に採集して、塩炊きにしたのである。

三つ粒ほど口に食べる前から、山椒の香りがただよい、
口に含むと風味、香り、苦味が拡がり、
ぐい呑みを引き寄せ、ちびりと純米酒を呑む・・。

私は山里の光景を想いだし、山椒の採集の情景を重ねたりする。

こうした折、私なりの美しい日本の風土を感じ、至福のひとときとなる。

私は自分に一日は9粒以内にと厳命させて、大切に頂いている。

残念ながら80g入りの『奥飛騨の味』であり、
食べつくしてしまった後、宅配便で送ってね、
と製造者の有限会社飛騨山椒に連絡する。

数は限りあるので、二が月程、宅配便を待ち焦がれる時もある。

私は齢を重ねた63歳の呑兵衛の身であり、
これまでは山椒に関しては、色々と味わい好きな品であるが、
今年から半熟期に採集し塩炊きにした愛食は、
晩酌の時の友のひとりとして加入している。


コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

南国・沖縄から帰宅すれば・・♪

2007-11-09 08:46:00 | 定年後の思い
私達夫婦は家内の母と3人で、沖縄本島に8泊9日の旅を終え、
帰京したのは11月6日の夜だった。

東京の郊外に住む私は、やはり沖縄は南国であった。
気温は10度前後温かく、私は半袖で過ごしていたりした。

家内の母の高齢を配慮すると、
この時節が夏と違い、私達と同様な観光客も少なく、
猛暑もなく、台風のことも心配しなくて済むので、
この期間を待ち焦がれ、旅行実施としたのである。

沖縄本島の樹木、草花を眺め、心身波長があった中、
いきなり那覇空港の雑踏に戸惑い、
羽田空港の人の多さに心身戸惑いながら、
最寄駅の成城学園前に降り立った時、
半袖に寒さを覚えた・・。

この間は、暖冷房完備の空港、満員に近い電車であったので、
フィールド・ジャケットを着ることも忘れていたのである。

タクシーで帰宅後、お風呂を沸く間、
戸を開け放ち、部屋に夜の空気と風を入れた。
風邪気味となるのが怖く、お風呂で温まり、
早めに布団にもぐったのは10時過ぎであった。

7日の朝は肌寒く、庭に下り立つと、アメリカン芙蓉(フヨウ)は落葉し、
無花果(イチジク)、紫木蓮(しモクレン)の葉は黄葉し、
大半が地上に葉を落としていた。

紫式部(ムラサキ・シキブ)は黄葉に染めら、
たわわな実は紫色を深めていた。
花梨(カリン)の数多くの実は、淡い黄色となり、
晩秋を感じさせてくれた。

昨日は暦の上では立冬であったが、
澄み切った青空で温かく、歯科医院で治療を受ける為に、駅前に行く遊歩道を歩いた。
樹木は色づき、花水木(ハナミズキ)の朱色の葉は落葉し、
平年の11月の中旬を心身了解したりした。

本屋に寄ったり、買物を済ませると、
何とか風邪気味から遠ざかり、何時もの郊外の住人として、
落ち着いた次第である。




コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする