あんたはすごい! 水本爽涼
第百七十九回
『ははは…。まあ、そう云わず頑張ってください。そのうち、大きな幸運があなたに訪れるはずですから…』
前にも云ったと思うが、お告げは私だけに聞こえているのだ。その声は想念としてやや低く響く私の声である。玉から発せられた霊力が私の身を借りて私自身へ問いかけるのだった。
「これから私は、どうなっていくんでしょうか? この前はお答えを戴けませんでしたが…」
『お知りになりたいですか?』
「ええ、是非(ぜひ)…」
『それじゃ、ほんの少しだけですが、フラッシュでその映像をお見せしましょう。ただし、画像は動画ではありませんよ』
「はい、お願いします…」
それから数秒後、私の脳裡に今まで経験したこともないような場面が断片的に浮かんだ。そのフラッシュ映像はカラーで、当然、その中には私が映っていた。余りのシュールさに、私は有り得ない…と思えていた。
『どうです? お信じになられたでしょうか?』
「…い、いえ! 有り得ないことばかりですから、とても信じられません」
『そうでしょうとも…。しかし、これらのことは今後、あなたの身に確実に起こることなのですよ』
お告げは荘厳さを帯びて響いた。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/thumbnail/53/38/84fc576a5b7b9e8a1b51c6dbfb6ba7d0_s.jpg)
第百七十九回
『ははは…。まあ、そう云わず頑張ってください。そのうち、大きな幸運があなたに訪れるはずですから…』
前にも云ったと思うが、お告げは私だけに聞こえているのだ。その声は想念としてやや低く響く私の声である。玉から発せられた霊力が私の身を借りて私自身へ問いかけるのだった。
「これから私は、どうなっていくんでしょうか? この前はお答えを戴けませんでしたが…」
『お知りになりたいですか?』
「ええ、是非(ぜひ)…」
『それじゃ、ほんの少しだけですが、フラッシュでその映像をお見せしましょう。ただし、画像は動画ではありませんよ』
「はい、お願いします…」
それから数秒後、私の脳裡に今まで経験したこともないような場面が断片的に浮かんだ。そのフラッシュ映像はカラーで、当然、その中には私が映っていた。余りのシュールさに、私は有り得ない…と思えていた。
『どうです? お信じになられたでしょうか?』
「…い、いえ! 有り得ないことばかりですから、とても信じられません」
『そうでしょうとも…。しかし、これらのことは今後、あなたの身に確実に起こることなのですよ』
お告げは荘厳さを帯びて響いた。