戦国時代の申し子、織田信長が世に出るきっかけともなった戦いが、東海の雄、今川義元を打ち破った桶狭間の合戦(1560年5月)である。この合戦の勝敗を分けたのは意外にも、わずか十数分間の豪雨であった。
今川義元は駿河を中心に遠江(とおとうみ)・三河を治める大大名。この時42歳の男盛り。後世、あまりにあっけなく信長に敗れたため凡将のレッテルをはられたが、実像は情けに厚く、文武に秀でた文字通り「海 . . . 本文を読む
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