桜を愛でるのも、「義のための勇」を奮い起こすのも、「やまと心」の働きである。(「日本人はなぜ、こんなに桜が好きなのでしょう」)大阪に住む友人から、こんなメールを貰った。__________4月11日の日曜日は、車椅子の母を連れて、造幣局の通り抜けに桜を見に行きました。久しぶりに晴れたためもあってか、駅から造幣局の入り口まで15分ほどの道のりがずっと人で一杯でした。数万人規模の人出だったと思います。 . . . 本文を読む
咸臨丸(かんりんまる)でやってきた木村摂津守の礼節・謙譲あふれる言動はサンフランシスコの人々に感銘を与えた。(咸臨丸、サンフランシスコ到着)安政7(1860)年2月26日、咸臨丸が37日間の太平洋横断を無事に終えて、サンフランシスコ湾に入った。船から眺めると、東洋の神秘の国・日本から初めてやってきた船を一目見ようと集まった群衆がアリのように見える。2年前の安政5(1858)年6月19日、品川沖のア . . . 本文を読む
「私はこの会社に入るとき、プライドを捨てました。でも、この会社に入って、新しいプライドを得たんです」(「彼らの文化と教育。ブラボー!」)サッカー・ワールドカップで、日本チームは初戦コートジボワール戦で惜しくも逆転負けを喫したが、試合後、日本のサポーターが世界を驚かせた。応援するチームが負けると、サポーターが怒りをあらわにしてイスを蹴ったり、物を投げたりする事が少なくない中で、日本サポーターたちは自 . . . 本文を読む
「私は、お客様の喜ばれる顔が見たくて、この仕事を続けています」(「あなたの経営者としての責任はどうなっているのですか」)はとバスと言えば、東京観光の代名詞だが、平成10(1998)年までの4年間、赤字続きで借入金は70億円にまで膨らんでいた。年収120億円の半分以上の借金である。バブル崩壊に、阪神淡路大震災、地下鉄サリン事件と相次ぐ事件に乗客が激減していた。その年の6月に経営を建て直すべく、社長に . . . 本文を読む
機内で温かな人々が繰り広げた心温まる物語。(空の上の簡易ベッド)__________小学校4年生の娘は心臓病を患っており、今回、東京で手術をしていただいたのですが、この日は完治しないまま福岡に戻ることになりました。治っていないことは、本人がいちばんわかっていました。長い間、抱いていた、思いっきり走るという夢が、またまた遠くなってしまったことも----。 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ANA(全日空)の機内では . . . 本文を読む