(リーダーに求められる「器の大きさ」)本当のリーダーというものは、あまりにも細かくて緻密な人では駄目なのです。上があまりにも細かすぎると、下はまったく動けなくなります。上の人が、もう少し大きな目を持ち、目標を提示して、「だいたい、こんな感じでやりなさい。あとは私が責任を持つから」というように言ってくれると、下は自分の思うように働けます。「責任は自分が取るから、好きなようにやれ。こういう方向で、だい . . . 本文を読む
(「楽天家で自家発電をしていくタイプ」がリーダーに向く)客観的にはよくない場合であっても、物事をいつも機嫌よく考えるタイプの人は、秀才型の人からは、頭が少し粗雑なように見え、「楽天家で、失敗しても気にしないような、やや雑な頭を持っていて、毎日をご機嫌で生きているのだろう」と思います。ただ、起業家として、たとえ小なりといえども「一国一城の主(あるじ)」となり、数十人の社員を率いて、会社を引っ張ってい . . . 本文を読む
(学校と実社会では評価が逆転することもある)受験秀才型の子は、「よくできた」と言っていて、もし結果が悪かったら、親などにがっかりされるので、塾でも学校でも、あらかじめ少し悪いほうに言う癖(くせ)がだんだんついてきます。「出来が悪かった」「たくさん間違えた」などと先に言っておいて、実際には、よい成績を取り、周りから、「やっぱり、よくできるじゃないか」と言われたほうが気分がよいからです。そのため、実際 . . . 本文を読む
(「楽天家タイプ」の子供と「減点主義」の子供の違い)若い人に対し、付け加えて述べておきたいことがあります。学校の先生の立場からすると、自分が教えたことについて、テストで百点に近い点数を取る子供を好ましく思うのは当然ですし、世間的に見ても、成績のよい子供のほうが、よい学校に行け、よいところに就職でき、出世できて、親を喜ばせる可能性が高いと言えます。私は、そういう考え方自体は否定しませんし、全体的には . . . 本文を読む
(基本的に「強み」で戦うことが勝利への道)日本には、自営業をしている人も数多くいますが、そのなかには、強い個性を持った人が多いようです。強い個性を持った人は、日本のサラリーマン社会においては、どちらかといえば、弾(はじ)かれる傾向が強いのです。しかし、強い個性を持った人々を認める社会は、アメリカだけかといえば、そうでもありません。そういう人々が尊敬され、成長していける土壌は日本にもあるのです。日本 . . . 本文を読む